左手首には今週もサポーターを付けているが痛みはないと話す有村智恵

8月末の「ニトリレディスゴルフトーナメント」で3位に入ったが、翌週から2試合欠場となった有村智恵が、今週開催される「マンシングウェアレディース東海クラシック」には出場を予定している。

「ゴルフ5レディス」の練習日に痛みを訴えた有村は、左手首の三角線維軟骨複合体のケガでこの試合を欠場すると、翌週の国内メジャー「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」でも、会場で練習を行ったが痛みが引かずに断念。週末は地元熊本に戻り家族と温泉に浸かるなどして療養した。

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そして、今週水曜日に開催コースの新南愛知カントリークラブに姿を現した有村は、さっそく9ホールの練習ラウンドを行った。そして大会前日にはプロアマ戦に出場し、18ホールを無事完走。「今はまったく痛みはないです」と表情も晴れやかだ。

しかし痛みがないとはいえ、多少なりの不安はある。「今は治療の効果で痛みが出ていないだけかもしれないけど、自分でも不思議なぐらい痛みはないです」と、1ショットごとに思い通りに打てるかなどチェックしながらのラウンドを強いられている。

先週のメジャー大会を欠場したことには「たしかに出たかったです。でも、無理をして、あの深いラフで4日間ラウンドしていたら、ひょっとしたらもっと悪くなって、今季だけでなく1、2年長引く故障になっていた可能性もあるので。今は休んでよかったと思っています。試合にでるからには100％の状態で出たいので、今回も怪我がひどくなる前に早い時点で良い判断ができたと思います」と、自分に言い聞かせるように言葉を選ぶ。

メジャー大会を含め2試合休んだが、現在の賞金ランキングは3位。いよいよシーズンも終盤に入るが、手首の怪我を完全に克服することができれば、有村も賞金女王争いの一角として、再びツアーの中心選手になりそうだ。（愛知県知多郡／本橋英治）