首位に1打差で最終日を迎える有村智恵。自身初の逆転勝利で2週連続Vを掴み取れるか

先週の「CAT Ladies」で今季2勝目を手にした有村智恵が、自身初の2週連続優勝に大きく前進した。首位に4打差の24位タイで迎えた「ニトリレディス」2日目で、3バーディ、ノーボギーの「69」をマーク。通算3アンダーは首位に1打差、7位タイに急浮上して最終日に臨む。

後半の12番、14番、16番とバーディを重ね、最終18番も5mのバーディチャンス。「自分の中では完璧だった」と振り返る1打は惜しくもカップを逸れ、首位タイ浮上は叶わなかった。これまでの通算9勝は、すべて首位からスタートしてのもの。得意の逃げ切りパターンには持ち込めなかったが、有村はこの状況を前向きに捉えている。

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「私にとっては、トップに立って最終組を迎えることが大事。18番で入れてもトップには立つけど、最終組の2組前ぐらいだったと思う。神様が新たな勝ち方へのチャンスをくれたと思っています」。

これまで幾度と逃してきた2週連続優勝。最終組の4組前から1打差を追い、節目となるツアー通算10勝目を初めての逆転勝利で飾ることができるか。（北海道苫小牧市／塚田達也）