ジュニア時代からしのぎを削ってきたヤニと宮里。宮里にとっては決して雲の上の存在ではない

「全英リコー女子オープン」2日目の宮里美香は、7時14分という早朝スタート。眠い目をこすりながら見ていたギャラリーも、1番ホールでいきなりその目を覚まされた。

フェアウェイキープした宮里の第2打は、ピンまで残り168ヤード。5Iで放ったこのショットは、転がってなんとそのままカップイン！打った地点から見えなかったという宮里は、キャディから渡されたパターを持って歩いており、同組のヤニ・ツェンに「なんでパターを持っているの？」とからかわれるイーグル発進。一気に通算5アンダーとスコアを伸ばした。

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宮里は、その後も安定したショットで3バーディ2ボギーとスコアを伸ばし、この日は「69」で通算6アンダーとし、日本人トップで順当に決勝ラウンドへ駒を進めた。

この日同組で回ったヤニは「66」の好スコアで通算7アンダーへと急浮上を果たした。それでも、「（ヤニは）パッティングがすごい入っているからこのスコアなんだと思う。私もそれくらい行っていた自信があるし、それを週末に持って行こうと思います」と宮里も負けてはいない。

「2～3ヵ所、ミスショットがあったけど悔いが残るのはそれくらい。今のショットなら、パットが決まれば勢いは出ると思う」と、決勝ラウンドの猛チャージへ向け、再び気を引き締めていた。（スコットランド・カーヌスティ／今岡涼太）