2011年 マスターズ

【藤田寛之専属キャディ・梅原敦のオーガスタレポート〈8〉】

2011年 マスターズ 藤田寛之専属キャディ・梅原敦のオーガスタレポート
もう一度、きっとここへ。

「マスターズ」2日目。
残念ながら予選を通過する事は出来ませんでした。

今日の藤田さんは振れていなかった。やはり、もの凄いプレッシャーがあったんでしょうね。

絶対に予選を通過したいという思いは当然です。藤田さんにとってオーガスタは、幼い頃からずっとテレビで見てきた憧れの場所だから。昨日の2アンダーも、自分はこれだけやれるんだという自信になったはず。それだけに、今日は悔しくて悔しくて仕方ないと思いますよ。

僕も僕で、何回風を読み間違えたら気が済むんだろ。
でも本当にわかんなかった。

基本の風向きがアゲンストで、セカンド地点で体に感じる風もビュービューのアゲンスト。
けれどグリーン上は全く吹いてなくて結果、大オーバー。地形によって「風が巻く」とかよく言いますが、これだけ反対に吹かれると、正直どうしていいのかわかりません。
あの時点で「実際はアゲンストじゃないですからね!」なんて絶対に言いきれなかった。

あとはやっぱりコース戦略。
僕の考えは単調過ぎます。もっと幅を広げないと、この先メジャーに僕が付いて行く事には何の意味もなくなります。

練習ラウンドも含め、たくさん回って感じた事は、オーガスタはロングホールで確実にバーディを取らないと上位には行けないって事。風向きにもよるけど、藤田さんが2オン出来るロングが3つもあるんです。けれど飛ばし屋は4ホールとも2打でいける。しかもその内3つはアイアンで乗せられるわけだから、それは大きなアドバンテージですよ。

ドローボールで攻めなきゃいけないホールもいくつかあるし、正直藤田さんには不向きなコースです。

ただ、そんな不向きなコースで実績を残してきたのも藤田さん。

必ず戻ってきますから。
待ってろよ、オーガスタ!

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