会見場の最前列に座っていあた母クルチダさんは終了直後、涙を流して最愛の息子を抱き寄せた（Pool/Getty Images）

タイガー・ウッズの記者会見がアメリカ東部時間の午前11時に行われた。場所はUSPGAツアーの大会本部があるフロリダ州ジャクソンビル郊外のTPCソーグラスのクラブハウス。記者会見場には母クルチダ・ウッズさん、PGAツアーコミッショナーのティム・フィンチム氏ほか大学時代の親友ノタ・ビゲイさんなどが出席。妻のエリンさんは記者会見場に姿を見せなかった。

15分に及ぶ謝罪のコメントの中には「無責任、身勝手な行動で失望させてしまい申し訳ない。責任は私自身にある」と説明をしていた。

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治療施設での入院についてタイガーは「助けが必要だと自認するのは難しかったですが、私には必要でした。12月末から2月上旬までの45日間施設に入り治療を受けています。まだ先は長いですが、正しい方向への一歩を始めています。また明日から治療を行います」と現状報告。

妻のエリンさんが家庭内暴力を起こしたという噂は全面的に否定。その件で、メディアに対しては母や妻、子供などを追いかけないで欲しいと少し怒りを露にしながら話した。また、タブロイド紙で取り上げられていた運動能力向上薬の使用疑いについては強く否定した。

今後の自分については、母親の祖国で崇拝する仏教を持ち出し「私自身が変わらなければいけません。同じ過ちを起こさないようにしなければいけません。誠実な人生を生きていけるかは今後の私の行動に委ねられます。

私がこれからしなければいけないことはたくさんありますし、献身的に実行していきます。母は私が子供の頃に仏教の教えを唱えてくれました。子供の頃から仏教徒として活動をしていましたが近年は少し離れていっていました。その大事な教えを忘れていました」と続ける。

治療を受けている中で私自身の精神的人生の大切さを知りました。仕事としての人生観とのバランスをしっかり持ってそのバランスをしっかり保っていくこと。私にとっての一番大切な結婚生活と子供達を救うためにもそのバランスと中心に自分が居ることが大事です。

そして今後ツアーへの復帰については「いつの日かゴルフ（の試合）に戻ることを考えています。しかしその日がいつになるかはわかりません。今年中に復帰することは否定しません」と、はっきりとした日程などは示さなかった。

米国内での噂だと来月中旬の特別試合「タビストックカップ」に、復帰という話があったが今回のタイガーの説明を踏まえると復帰はだいぶ先になるような雰囲気がある。メジャー大会の「マスターズ」（4月）や「全米オープン」（6月）の出場は見合わせる可能性もあるだろう。

また復帰するときにはゴルフへの敬意をしっかり持って行動したいと説明。これまで問題になっていたプレー中の悪態的な行動の向上も努力をしていきたいということも考えている様子だった。

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タイガー・ウッズ記者会見の模様はゴルフネットワークで緊急放送予定。

【再放送】
2/20（土） 午前 5：30～ 6：00 2/20（土） 午前 8：00～ 8：30
2/20（土） 午前10：30～11：00 2/20（土） 深夜 1：30～ 2：00
2/21（日） 午前 5：00～ 5：30 2/21（日） 午前 8：00～ 8：30
2/21（日) 午後 9：30～10：00