父・勝美さんが見つめる前でショットの手ごたえを確認する石川遼

海外男子メジャー「全米オープン」で最終日にスコアを3つ伸ばして30位タイに食い込んだ石川遼が22日（水）、今週開催される「～全英への道～ミズノオープン」の会場となるJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部に到着した。

前日、成田空港に着いた石川は、自宅に戻り1時間ほど練習を行った。そして、この日は15時にコースに現れると、練習場に向かいアイアンからドライバーまで一通り練習を行った。石川がJFE瀬戸内海に来たのは、この日が生まれて初めて。そして、2時間ほど練習を行ったが、コースは全く知らない状態で試合に出場することになる。

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この“ぶっつけ本番”という状況に対し石川は「今までも初めて回ったコースで、そこそこ良いスコアを出したことも多いです。むしろ、いろいろ知りすぎているコースだと、打ってはいけない所など情報を持っている分、意識してそっちに打ってしまったりというミスもあります。何も知らないほうが、打った後にあっちに打たなくて良かったと、気づくこともありますので」と、知らないコースに対する不安はないと話す。

石川の言う“そこそこ良いスコア”とは、イーブンパー程度。石川はこの日コースに向かう車中で2005年に同コースで行われた試合のビデオ映像を見ながら来た。「4日間で優勝スコアが10アンダーだったので、毎日アンダーパーでラウンドできれば優勝争いに加われると思います」と4日間での戦略を立てる。【岡山県笠岡市／本橋英治】