2013/06/16キャディレポート
【藤田寛之専属キャディ・梅原敦の全米OPレポート2013<6>】
あと1ホール。「全米オープン」の決勝ラウンドは、もう目の前に見えていたんけど、僕らの前に立ちはだかったメリオンの18番ホールはとてつもなく大きな壁でした。
運命の5ホールは、14番ホールのアプローチからスタートしました。逆目の嫌なライからピンまで下りの10メートル。藤田さんが完璧なタッチで打ったボールはピンの左下2メートルのところで止まりました。カットラインはわかっていたので、残りホールでもう1つもスコアを落とせません。そんな状況で、藤田さんはそのパットをきっちりと沈めました。
続く15番ホールはティショットを右のバンカーに。万事休すかと思ったけど、僅かにアップヒルだったおかげでグリーンエッジ...