2013/11/14トップアマのコース攻略

Vol.24 ザ ナショナルカントリー倶楽部 池や樹木などの自然の地形を巧みに活かしてレイアウト。大自然の中でゴルフの醍醐味を味わえる18ホール

季節を肌で感じられる四季折々に咲く花々も魅力のひとつ。 富士山麓、南面の丘陵地に展開する杉と桧でセパレートされた18ホール。打ちおろしや打ち上げ、それにフラットなホールもあり、似た雰囲気のホールが続かない面白さがあります。高低差が大きいホールがあるので、他のコース以上に距離感に対して繊細になる必要があるかもしれません。コースマネジメントでは、ティショット、セカンド、グリーン周りとどのショットも必ずエスケープゾーンがあります。攻略ルート通りに進めばスコアはまとめやすいですが、逆サイドにボールが行くと大叩きする可能性もあります。名物ホールのひとつは、ドラコン大会の舞台としても使われる4番(パー4)...
2013/11/21トップアマのコース攻略

Vol.25 隨縁カントリークラブ センチュリー富士コース

セカンドショットでは左右の球筋のブレだけでなく、正確にタテの距離感を合わせることが攻略のポイント トータル距離はバックティから6435ヤード、レギュラーティから6014ヤードと短めですが、ダイナミックな地形と景観を存分に生かしたトリッキーなレイアウトで距離の短さを感じさせないラウンドを楽しませてくれます。たとえば、打ち上げホール、打ちおろしホールなどバラエティに富んでいて、距離を正確にジャッジしなければ思わぬ落とし穴につかまってしまうことも。特にセカンドショットは、左右のブレだけでなくタテの距離感にも注意を払いたいです。また、富士山の麓に展開するゴルフ場は、景色に惑わされて傾斜の感覚がくるいや...
2013/11/29トップアマのコース攻略

Vol.26 グレンオークスカントリークラブ

ティグラウンドからは広々とした印象を受けるが、ハザードを要所に配置してタテ・横の距離感の正確性を要求する ティグラウンドから眺めると、一見コースは広々としていますが、攻略ルートをたどっていくと、落とし所が狭かったり、ハザードが設置されていたりと難度は高いです。特に、タテ、横の距離感をうまく配置している印象を受けました。幅が広いホールはタテにハザードを置くなどしていますし、横が狭いホールはタテに余裕を持たせているなど絶妙のレイアウト。また、グリーンが大きいのが特徴ですが、グリーン周りが難しいホールはグリーン形状をすり鉢状にするなど寄せやすくしてあり、逆にグリーン周りが難しいホールは中央に馬の背を...
2013/10/31トップアマのコース攻略

Vol.22 麻生カントリークラブ 池や樹木などの自然の地形を巧みに活かしてレイアウト。大自然の中でゴルフの醍醐味を味わえる18ホール

季節を肌で感じられる四季折々に咲く花々も魅力のひとつ。アプローチ、バンカー練習場も完備。プレー前後の練習環境も抜群 霞ヶ浦湖畔に広がる18ホールは、自然の地形を巧みに活かして設計されています。例えば、コース内にある自然の池は戦略としてレイアウトに取り入れられ、難易度を高めるひとつの要素に。また松林をはじめ、豊富な樹木も景色のコースレイアウトの難しさに活かされています。その一方、景色の美しさを両立しているのも麻生CCの魅力。練習場に向かう道にはツツジが咲き、3番ホールのグリーン奥には紅梅、10番ホールのバックティの横には桜と、四季折々の花々を楽しむことができます。こちらのコースには、ショットのレ...
2013/10/24トップアマのコース攻略

Vol.21 土浦カントリー倶楽部 全体的にフラットな印象だが、フェアウェイは左右に傾斜しているホールもあり、セカンドショットはまずライを把握することがスコアメイクのカギ。

随所に池が配置されており、アンジュレーションもあるので、しっかりとしたコースマネジメントが必要。 霞ヶ浦南湖畔の丘陵地に展開する林間コース。東コース、西コース、南コースの3コース、27ホールからなり、松林でセパレートされているのが特徴的。東コースはフェアウェイが広く、全体的にフラットな印象がありますが、フェアウェイは左右に傾斜しているホールもあり、セカンドショットはまずライを把握することがスコアメイクのカギになります。西コースは変化にとんだレイアウトでプレーヤーを楽しませてくれる9ホール。グリーンは広めに作られているので、好スコアも狙えるでしょう。一方、南コースは視覚的に開けているホールが多い...
2013/10/17トップアマのコース攻略

Vol.20 セベ バレステロス ゴルフクラブ グリーン周りなどにはアゴの高いバンカーも多く、タテの距離感、方向性とショットの正確性が問わるコース。

池やバンカーが多く、視覚的なプレッシャーを受けるレイアウト。 霞ヶ浦湖畔の丘陵地に展開する18ホール。デビット・トーマスと“スペインの英雄”といわれるセベ・バレステロスの共同設計監修による作られました。両隣のホールが見渡せるような開けたホールもあれば、山岳コースの趣のあるトリッキーなホールもあるなど、各ホールはバラエティに富んでいて様々な表情を見せてくれるのが特徴です。池やバンカーが多く、視覚的なプレッシャーを受けるレイアウト。特にグリーン周りなどにはアゴの高いバンカーも多く、タテの距離感、方向性とショットの正確性が問われます。ただ、プレーヤーの目で確認できる場所にハザードが配置されているため...
2013/11/07トップアマのコース攻略

Vol.23 富士クラシック 富士山の麓を横切るように展開するコース。ショット、パットともに、つま先上がりがつま先下がりか、まずはライを把握することが重要。

浮世絵をモチーフに作られた池やバンカーの美しいハザードが特徴的。レイアウトを確認し、見えない罠につかまらないマネジメントを! 世界的に有名なゴルフコース設計家デズモンド・ミュアヘッドが手掛けたコース。葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」をモチーフに作られています。富士山の麓を横切るようにレイアウトされているため、フェアウェイ、ラフ、バンカーはつま先上がりかつま先下がりのどちらかのライ。ティショットを打つ前に、富士山の位置を確認しホールの全体的な傾斜を把握しておきましょう。また、標高1200メートルの地に展開しているため、普段よりも飛距離が出ます。グリーンを狙うセカンドショットやパー3ホールなどでは...
2013/04/11トップアマのコース攻略

コースを攻略してスコアアップ Vol.02 鶴舞カントリークラブ

井上誠一の設定理念とは 井上誠一氏のゴルフ場設計の理念は「美しく挑戦的であること」であったと聞きます。美しいだけでもダメ、挑戦的で難易度が高いだけでもダメ。双方のバランスが上手く保たれたコースが、ゴルファーを刺激し、よりゴルフの楽しみを味わえるコースだという考え方です。 井上氏のゴルフ場設計に対する私の印象は、自然の地形を生かした美しいデザインと、プレーヤーの想像力を要求するコースであることです。 まず、コースの美しさは元々の自然を上手く利用することから生まれています。コース内には人口的な形状のバンカーや池などはありません。土を無理やり削ってフェアウェイを平らにしていません。第2次ゴルフブーム...
2013/03/29トップアマのコース攻略

コースを攻略してスコアアップ Vol.01 石岡ゴルフ倶楽部

ジャック・ニクラスの設定理念とは ジャック・ニクラスは非常に有名な選手です。ツアーでのタイトルを数多く収めた名プレーヤー1人で、コース設計家としても、とても素晴らしい才能を持った人物です。 私自身は彼の設計したコースを国内外で数多くプレーしていますが、共通した印象はフェアなコース設計であるということです。 数多くの試合を経験するなかで、アンフェアなコースレイアウトに直面し、その経験からフェアなコースレイアウトが生まれたのだと思います。また、プレーヤーとしての心理を理解した上で、それを上手くコース設計に生かしています。風向き、傾斜(ライ)、ハザード、ピン位置によって、プレーヤーの心理は大きく変わ...