2017/07/29金谷多一郎のクラブ一刀両断

「コンパクトに振り切れてやさしく飛ばせる」ダンロップ スリクソン Z565 TG ドライバー

今回は「ダンロップ スリクソン Z565 TG ドライバー」を試打してみたいと思います。 まず、外見上の大きな特徴は、クラウンの色がチタングレーと呼ばれる、光沢のある濃い灰色になっています。フェース面のスコアラインはV字形で白色になっていて、構えたときに非常に目立ちますね。 フェース角が、スリクソンの他モデルと比べると閉じていて、つかまりやすい設計であることが分かります。フックフェースとまでは言えませんが、自然に球をつかまえてくれそうな感じがします。 シャフトも特徴的で、Sフレックスでも40グラム台という、MIYAZAKIの超軽量シャフトが設定されています。アイアンで軽量シャフトを使っている方...
2017/07/18マーク金井の試打インプレッション

カタナ ボルディオ ニンジャ FG 829Ti ブラック ドライバー

高反発モデルや超高反発モデルで、飛距離の落ちたゴルファーに飛ばしの楽しみを提供するカタナゴルフ。今回はSLEルールの枠の中で最高の飛距離を狙って開発された、「カタナ ボルディオ ニンジャ FG 829Ti ブラック ドライバー」に注目。マーク金井が徹底試打を敢行し、ルール適合の最高反発ドライバーをインプレッションする。 ・長尺シャフトと相性が良い人 ・直進性が高い弾道を求めるゴルファー ・ボール初速を上げて飛ばしたい人 今年で20周年を迎えるカタナゴルフの最新作となるのが、今回試打する「カタナ ボルディオ ニンジャ FG 829Ti ブラック ドライバー」だ。同社はルールを超える高反発モデルも...
2017/07/15金谷多一郎のクラブ一刀両断

「飛距離特化の超ストレート系」プロギア RS-F 2017 ドライバー

今回は、「プロギア RS-F 2017 ドライバー」を試打してみたいと思います。 まず、ヘッドの構造ですが、クラウン前方に傾斜をつけた「Wクラウン構造」によって、ヘッドのたわみでフェースの反発力を高め、高初速と広いスイートエリアを実現しているということです。 ソール側を見ると、兄弟モデルの「RS 2017 ドライバー」とは、ウエイトの位置が違います。ソール後方のウエイトは同じ位置にありますが、「RS 2017」ではヒール側にあったウエイトが、「RS-F 2017」ではトウ寄りに付いています。これによって重心距離が長くなり、叩いても左に行きにくいため、パワーフェードが打ちやすくなっています。ネッ...
2017/07/11マーク金井の試打インプレッション

キャロウェイゴルフ スティールヘッド XR プロ アイアン

“HOT LIST JAPAN 2017”でゴールドを受賞した「キャロウェイゴルフ スティールヘッド XR アイアン」は、飛びと打ちやすさを兼ね備えていることで高評価を得ている。この2つの要素に“操作性”を加えたという「スティールヘッド XR プロ アイアン」が登場した。3つもの要素をどの程度のレベルで満たしているのだろうか?クラブアナリストのマーク金井が徹底試打を敢行し、アマチュア目線でインプレッションする。 ・重心距離が長いクラブと相性がいい人 ・左のミスを減らしたいゴルファー ・キャロウェイブランドが好きな人 キャロウェイの「スティールヘッド X-14 アイアン」といえば、同社の大ヒット...
2017/08/15マーク金井の試打インプレッション

ブリヂストン ツアーB X-CBP

ブリヂストンの「ツアーB」シリーズのクラブは、プロや上級者がこぞって使い、アスリートを目指すアマチュアゴルファーの憧れのモデルとなっている。そのシリーズから「ツアーB X-CBP アイアン」が発売されたが、硬派ながらもミスヒットに強いと評判になっている。クラブアナリストのマーク金井が試打を敢行し、アマチュアゴルファー視点でインプレッションする。 ・オーソドックスな形状が好きな人 ・やさしく高弾道を打ちたいゴルファー ・やさしく感じるプロモデルを使いたい人 ブリヂストンゴルフのプロ&アスリート向けブランドである「ツアーB」。このシリーズには3種類のアイアンがラインアップされているが、今回試打する...
2017/08/08マーク金井の試打インプレッション

テーラーメイド グローレ F2 レスキュー

前作よりもスピードポケットを進化させ、重心位置を最適化した「テーラーメイド グローレ F2 レスキュー」。“HOT LIST JAPAN 2017”ではゴールドを受賞し、アマチュアでも打ちやすいと評判だ。マーク金井がアマチュア目線で徹底試打を敢行し、どんなゴルファーに最適なクラブなのか、インプレッションする。 ・グリーンに止まる球を打ちたい人 ・飛距離よりも距離感を求めるゴルファー ・ミスに強いクラブを求める人 テーラーメイドのプレミアムブランドであるグローレ。グローレには2つのタイプのモデルがラインアップされているが、今回試打するのは「グローレ F2 レスキュー」。テーラーメイドではユーティ...
2017/08/22マーク金井の試打インプレッション

ダンロップ スリクソン Z565 アイアン

発売から1年ほどが経ち、徐々に評価が高くなっている「ダンロップ スリクソン Z565 アイアン」。飛距離が出てミスに対する許容性も高く、“HOT LIST JAPAN 2017”でもゴールドを受賞している。マーク金井が、その人気の秘密を検証すべく試打を行い、インプレッションする。 どんなゴルファーに向いているのか? ・オーソドックスな形状が好きな人 ・やさしく感じるプロモデルを使いたい人 ・適度な操作性を求める中・上級者 ダンロップのプロ&アスリート向けブランドであるスリクソンは現在、ヘッド形状が異なる3モデルのアイアンをラインアップしている。今回試打するのは、ポケットキャビティ構造の「Z56...
2017/09/05マーク金井の試打インプレッション

ブリヂストン ツアーB JGR HY

アベレージゴルファーでも扱いやすく、飛距離性能も高いことから、根強いファンを持つブリヂストンの「ツアーB」。その新モデルとなる「ツアーB JGR シリーズ」が、9月15日に新発売される。今回は「ツアーB JGR HY」という、新しいユーティリティに注目。このモデルもアベレージゴルファーの武器となるのか、マーク金井が徹底試打し、検証する。 ・キャリーを稼げるユーティリティを使いたい人 ・飛距離よりも距離感を求めるゴルファー ・つかまりのいいクラブを求めている人 「全ては飛距離の為に」というテーマで登場した「ツアーB JGRシリーズ」。今回は同シリーズのHY(ハイブリッド)を試打する。ブリヂストン...
2017/08/26金谷多一郎のクラブ一刀両断

「シャープな振り心地で大きさを感じさせない」アキラ ADR ドライバー

今回は、3年ぶりのモデルチェンジで6代目となった「アキラ ADR ドライバー」を試打してみたいと思います。 まず見た目ですが、クラウンがマット(つや消し)塗装になっています。先代よりも体積が10cc増えて460ccになったことで、投影面積が大きくなりました。クラウン形状はフラットになり、フェースもシャローです。重心距離は長くなっていますが、重心の深さを調整することで、つかまりが悪くならないように設計されているということです。 構えてみると、フェース面はバルジとロールが上手く作られていて、“絶壁”に見えないように工夫されていますね。 打ってみると、非常にシャープに振りやすいです。ヘッドからシャフ...
2019/02/26マーク金井の試打インプレッション

ミスを気にせず気持ちよく飛ばせる「テーラーメイド M6 ドライバー」

ルールギリギリの反発力を実現する「スピードインジェクション」を搭載し、徹底した低・深重心化により、高い寛容性とさらなる飛距離性能が両立したという「テーラーメイド M6 ドライバー」。マーク金井が徹底試打を行い、その飛距離の秘密を分析する。 ・直進性が高い弾道で飛ばしたい人 ・シンプルなデザイン、機能を好む人 ・ミスに強いドライバーを求める人 テーラーメイドの主力ブランドであるMシリーズの4代目として新たに登場した「M5」と「M6」。今回試打するのは「M4」のリプレイスモデルとなる「M6 ドライバー」だ。 「M4」と同様にヘッド体積は460cc。クラウンも同じくツートンカラーだが、フェース側のシ...
2019/06/18マーク金井の試打インプレッション

一気に振り切れ心地良い「プロギア RS RED ドライバー」

プロギアの赤シリーズは以前から非常に高評価だが、今回は「プロギア RS RED ドライバー」とRSシリーズとして登場した。飛距離ダウンに悩むゴルファーたちの間で「昔の飛距離が出る」と評判だ。マーク金井が徹底試打を行い、どんなゴルファーと相性が良いのか検証する。 ・長尺でヘッドスピードを上げて飛ばしたい人 ・軽量ドライバーと相性がいい人 ・シンプルな構造のクラブが好きなゴルファー プロギアのプロ、アスリート向けブランド「RSシリーズ」に新たに加わったのが、今回試打する「RS RED ドライバー」。同社のRED(赤)シリーズは脈々と続いているが、今回はRSブランドとして発売された。 ヘッド体積は4...
2019/04/30マーク金井の試打インプレッション

ミスに強くアゲンストにも負けない飛び「PXG 0811 XF GEN2 ドライバー」

ゴルフ好きの大富豪が創業して話題となったPXGから「PXG 0811 XF GEN2 ドライバー」が登場した。米国でHOT LISTのゴールドを受賞するなど、ミスヒットに対する強さが話題となっている。マーク金井が試打を行い、日本ではまだ謎に包まれるドライバーを検証する。 ・低スピン弾道で飛ばしたいゴルファー ・オリジナリティが高いクラブを求める人 ・弾道調整機能を求めるゴルファー PXGの会社名はParsons Xtreme Golf。インターネット関連企業の経営者だった、ボブ・パーソンズ氏が作ったゴルフメーカーで、プレミアムブランドを展開している。 「0811 XF GEN2ドライバー」は、...
2018/05/05金谷多一郎のクラブ一刀両断

「高弾道でキャリーが伸びる」ミズノ GX ドライバー

今回は「ミズノ GX ドライバー」を試打します。 見た目の特徴は、真っ黒なカラーリングです。しっかりと輪郭の良さを見せるミズノらしい手法ですね。 ソールには「MP タイプ1 ドライバー」「MP タイプ2 ドライバー」から継承された溝「ウエーブテクノロジーソール」が搭載されています。この部分のたわみを使ってボールをしっかりと前に押し出します。 フェースは中心部に厚みを持たせ、周辺部を薄くすることでたわみを増加させていて、ソールとフェース両方のたわみを使ってボールを押す設計になっているわけです。 クラウンの輪郭は円形に近く、ミズノらしいキレイな形をしていますね。フェースのセンター付近にはスコアライ...
2018/05/01マーク金井の試打インプレッション

パワーがなくても低スピンで飛ばす「三菱ケミカル クロカゲ XD」

昨年のマスターズを制したセルヒオ・ガルシアをはじめ世界のトッププレーヤーが数多く使用する、三菱ケミカルのクロカゲシリーズ。新たに加わった「クロカゲ XD」は、優れた方向安定性と剛性感により、低スピンで飛ばせることで評判になっている。マーク金井が試打を行い、一般ゴルファーとクロカゲとの相性についてチェックする。 ・直進安定性が高いシャフトを求める人 ・低スピン弾道で飛ばしたいゴルファー ・手元がしなるシャフトと相性がいい人 今回試打するのは、最新モデルの「クロカゲ XD」。欧米のツアープロが使用するのを前提に設計されたモデルで、実際に使用率も高い。 カラーリングは手元がホワイトシルバーで、中間か...
2018/04/28金谷多一郎のクラブ一刀両断

「打ちこなせる低スピン性能」キャロウェイ ローグ サブゼロ ドライバー

今回はキャロウェイの「ローグ サブゼロ ドライバー」を試打してみたいと思います。 前回試打した「ローグ スター ドライバー」と同様、「エピック」シリーズより軽量化された2本の柱「ジェイルブレイクテクノロジー」がフェース裏に搭載されています。 ソールを見ると、フェース側に2g、後方に10gのおもりが配置されていて、後方に重量を持たせることで、やや深・低重心化していることがわかります。クラウンは大きすぎず、小さすぎず、円形に近い安心感のある形になりました。フェースは中心部分の厚みがあり、力強く打てる感じがします。 43m/sくらいのヘッドスピードで打ってみましたが、球がおじぎ(ドロップ)することな...
2018/05/19金谷多一郎のクラブ一刀両断

「適度なスピンと高弾道でやさしく飛ばせる」ピン G400 マックス ドライバー

今回はピンの「G400 マックス ドライバー」を試打してみたいと思います。 「マックス」の名の通り、ヘッド体積がルール上限の460ccになりましたが、見た目の投影面積は「G400 ドライバー」(445cc)と比べてそれほど変わりません。クラウン前部の「タービュレーター」や後部の「ドラゴンフライテクノロジー」、「ボーテック」といった構造も同じです。 極薄のクラウンに加えてフェースも薄肉化され、その余剰重量を使ってソール後部のウエイト重量を増やしています。つまり、より深・低重心化されているということです。 純正シャフトの「アルタ ディスタンザ」は、40g台で46インチという軽くて長尺のスペックにな...
2018/05/12金谷多一郎のクラブ一刀両断

「球をつかまえきって押していける」グローブライド オノフ ドライバー 赤

今回は「オノフ ドライバー 赤」を試打してみたいと思います。 まず、クラウンのデザインが前作「オノフ ドライバー 赤(2016年)」と比べて激変しました。レッド一色だったカラーリングが、トップラインはシルバー、後部はブラックという2色になっています。 トップラインの弓なりの部分に沿って「パワートレンチ」と呼ばれる大きな溝が入っています。ソールを見ると、前作では3本だった「パワートレンチ」が2本になり、深く、長くなりました。インパクト時にクラウンとソール両方の溝がたわむことで、うまくボールを押し出してくれるわけですね。 フェースを触ってみると少しざらざらしていて、ミーリングが施されているのがわか...
2018/08/07マーク金井の試打インプレッション

低ミート率でも安心のお助けクラブ「コブラ キング F8 ドライバー」

アメリカの若いゴルファーに大人気だが、これまで日本では手に入りにくかったコブラのクラブ。「コブラ キング F8 ドライバー」から、日本でも積極的に販売を再開した。マーク金井がその人気の秘密を探るべく試打を行い、どんなゴルファーにマッチするのかインプレッションする。 ・直進安定性が高いクラブを求める人 ・重いヘッドと相性がいいゴルファー ・調整機能付きクラブが好きなゴルファー コブラのメインブランドとして位置付けられている、キングコブラシリーズ。その最新モデルとなるのが、今回試打する「キング F8 ドライバー」だ。このモデルは「キングコブラ F6 ドライバー」の後継機種にあたる。 ヘッド体積はル...
2018/07/31マーク金井の試打インプレッション

左へのミスが怖い人にうってつけ「プロギア RS F ドライバー」

ルールギリギリの高初速エリアが拡大したという、プロギアの新「RS F ドライバー」。前回試打した「RS ドライバー」と今回の「RS F ドライバー」はどう違うのか?マーク金井が徹底試打を行い、アマチュア目線でその違いをインプレッションする。 ・フェード弾道で飛ばしたいゴルファー ・低スピン弾道で飛ばしたい人 ・調整機能付きクラブが好きなゴルファー プロギアのプロ&アスリート向けブランドであるRSシリーズ。前作と同様、ドライバーは2種類がラインアップされ、今回試打するのはつかまり過ぎず、フェードが打ちやすく設計された「RS F ドライバー」。 ヘッド体積はルール最大級の460cc。投影面積が大き...
2018/06/26マーク金井の試打インプレッション

高い直進安定性、低スピンで飛ばす「キャロウェイ ローグ ドライバー」

キャロウェイのエピックシリーズに続き、大ヒットしているローグシリーズ。ドライバーは3モデルあり、4月から限定発売となったワールドワイドモデルの「ローグ ドライバー」はシリーズで最もニュートラルだという評判だ。マーク金井が試打をを行い、「ローグ スター」との相違点をインプレッションする。 ・スピンを減らして飛ばしたいゴルファー ・ミスヒットに強いドライバーを求める人 ・調整機能が豊富なクラブが好きな人 キャロウェイゴルフの新たなブランドとして登場したローグシリーズ。ローグ(ROGUE)の本来の意味は「反逆者」「荒くれ者」などだが、キャロウェイでは既成概念にとらわれずに一歩先を行く、という位置付け...