2021/10/19優勝セッティング

想像を超えるロースコア ショーン・ノリスの優勝ギア

◇国内男子◇日本オープンゴルフ選手権競技 最終日(17日)◇琵琶湖CC(滋賀)◇6986yd(パー71) 通算19アンダーをマークして、「日本オープン」の最多アンダーパー優勝記録を更新したショーン・ノリス(南アフリカ)。2日目と3日目にそれぞれ7アンダー「64」をたたき出し、5打差リードで迎えた最終日は、1アンダー「70」と堅実なプレー。それでも、後続に4打差をつける圧勝だった。 8打差3位で終わった木下稜介は「練習ラウンドでは正直(優勝は)13アンダーくらいかなと思っていた」というが、「PGAツアーの選手が出ていたらそれくらいは行っていたと思う。すべてがまだまだ」と自身のモチベーションに変え...
2021/07/05優勝セッティング

アイアンはウッズモデル、ウェッジに「TIGER」 キム・ソンヒョンの優勝ギア

◇国内メジャー◇日本プロゴルフ選手権 最終日(4日)◇日光カンツリー倶楽部(栃木県)◇7236yd(パー71) アイアンはタイガー・ウッズが愛用してきたテーラーメイドのP7TW、3本のタイトリスト ボーケイ SM8 ウェッジには「TIGER」の刻印がある。日本ツアー初勝利をメジャートーナメントで手に入れたキム・ソンヒョン(韓国)は紛れもなくウッズのファンである。 「タイガーは他の選手と違うオーラが見える。攻撃的かつフレキシブルなプレーで観る人を楽しませる。そういうプレーが大好き」という22歳。母国の出身選手ではアジアの先駆者でもあるチェ・キョンジュを目標にしている。「KJさんはタイガーとはプレ...
2021/09/21優勝セッティング

最終日は23パット 西村優菜の優勝ギア

◇国内女子◇住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 最終日(19日)◇新南愛知CC美浜コース(愛知)◇6502yd(パー72) 台風14号に伴うコースコンディション不良で36ホール短縮競技となった大会。最終日は西村優菜がコースレコードタイとなる「63」をマークし、5打差を逆転して通算10アンダーでツアー3勝目を手にした。まさかの逆転劇に西村自身も「ゴルフってこういうこともあるんだな」と感慨深げに振り返った。 競技中止となった大会2日目は天候が回復した午後に練習場で調整をした。2勝目の5月「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」以来からギアを変えたのは1Wのシャフトのみ...
2021/11/16優勝セッティング

「日本のグリーンに合う」 谷原秀人がエースパター回帰で40代初V

◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 最終日(14日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70) 2打差の単独首位から出た谷原秀人が逃げ切りで5年ぶりのツアー15勝目を飾った。11月16日が43回目の誕生日。20代で8勝、30代で6勝を積み上げてきた名手にとって、40代に入ってからは初タイトルとなった。 サンデーバックナインは同じ広島出身、東北福祉大の後輩に当たる金谷拓実との競り合い。用具契約を結ぶ本間ゴルフ製がほとんどを占めるクラブから繰り出すショットは、抜群の切れ味を誇った。フェアウェイキープ率78.57%(44/56)はフィールド1位タイ、パーオン率75%(54...
2021/10/18優勝セッティング

古江彩佳のツアー5勝目をつかんだ新ドライバー

◇国内女子◇富士通レディース 最終日(17日)◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6679yd(パー72) 3日間競技の最終日は、降雨によるコースコンディション不良で競技中止となった。通算12アンダーで首位に立っていた古江彩佳と勝みなみの3ホール(16番、17番、18番)のストロークプレーによるプレーオフが行われ、バーディを1つ奪った古江がツアー5勝目を遂げた。 16番は2人ともにパーとし、17番のパー3でバーディを奪取した。「本当にたまたまだと思います」としながらも、5番のフェアウェイウッドで放ったティショットは真っすぐピンへと向かっていき、手前3mに着弾。ショートゲームの強さが光った...
2022/06/13優勝セッティング

“COTOMO”は愛と勝利の証し 池村寛世はウェッジ5本で攻略

◇国内男子◇ASO飯塚チャレンジドゴルフトーナメント 最終日(12日)◇麻生飯塚GC (福岡)◇6809yd(パー72) 池村寛世が初日から首位を譲らない完全優勝で今季初勝利を飾った。後続に3打差をつけて迎えた最終日は「68」。一時は後続に6打差をつけながら、後半に停滞し最終18番は1打差のプレッシャーを乗り越えた。 今季初めは得意の1Wショットに苦しみ、初戦から4試合連続で予選落ちした。テーラーメイドの新製品「ステルス」シリーズの調整に時間を要し、3戦目から以前使用していたM5 ドライバーを引っ張り出してきた。なお、昨年キャリア初勝利を挙げた際にはSIM2 MAXを使用。アイアンも愛用してい...
2022/05/16優勝セッティング

新アイアン投入初戦で優勝 今平周吾はヤマハのフラッグシップモデルに太鼓判

◇国内男子◇アジアパシフィックダイヤモンドカップ 最終日(15日)◇大洗GC(茨城)◇7163yd(パー70) 今平周吾は手になじむギアを長く使う選手のひとりとして知られている。新しいクラブもじっくりテストしてから好結果につなげるタイプ。だからこそ、今季初勝利、ツアー通算6勝目を呼び込んだギアの変更は珍しい。 前回優勝した昨年9月の「フジサンケイクラシック」からウッド、UTはすべて同じ。今大会はアイアン(5番からPW)を昨年10月末に発売されたヤマハのRMX VD ツアーモデルにスイッチしたばかりだった。「先週、体調を崩してラウンドも1回しただけ。まったくイメージがない状態だったので、このタイ...
2019/11/26優勝セッティング

渋野日向子の優勝クラブ 開幕前にウェッジシャフトを変更

大会名:大王製紙エリエールレディスオープン 日時:11月21日(木)~11月24日(日) 開催コース:エリエールGC松山(愛媛県) 優勝者:渋野日向子 渋野日向子が2打差を逆転し、通算19アンダーで国内ツアー今季4勝目を挙げた。大会前にはウェッジのシャフトを変更。賞金ランキング1位の鈴木愛と同組でバーディ合戦を演じ、接戦を制した。 52度と56度に挿したのは、日本シャフトのNSプロ 950GH neo。26試合ぶりに予選落ちした前週大会の後にウェッジの縦距離に課題を感じ、今大会開幕前のテストを経て投入を決めた。 14本のクラブは前回優勝した9月「デサントレディース東海クラシック」から変えず、不...
2019/11/19優勝セッティング

鈴木愛の14本 モデル固定で3週連続Vの快挙達成

大会名:伊藤園レディスゴルフトーナメント 日時:2019年11月15日(金)~17日(日) 開催コース:グレートアイランド倶楽部(千葉県) 優勝者:鈴木愛 ツアー12年ぶりとなる3週連続優勝を遂げた鈴木愛。いずれの大会でも使用クラブに大きな変更はなく、同一モデルのフェアウェイウッド3本(3番、5番、7番)を日々の状況によって入れ替える。初日と最終日は3番、5番。2日目は5番を抜いて7番を入れた。 ドライビングディスタンスは初日が242yd、2日目が246.5yd。最終日が254ydと日に日に伸ばしていった。3日間を通しての平均は247.5yd(14位)。フェアウェイキープは42ホール中35ホー...
2019/11/18優勝セッティング

「こだわりはない」金谷拓実の史上4人目アマチュア優勝ギア

大会名:三井住友VISA太平洋マスターズ 日時:2019年11月14日(木)~17日(日) 開催コース:太平洋クラブ御殿場コース(静岡) 優勝者:金谷拓実 金谷拓実(東北福祉大3年)が日本男子ツアー史上4人目のアマチュア優勝を達成した。単独首位から出た最終日に「65」をマーク。ショーン・ノリス(南アフリカ)との最終組のマッチレースを、通算13アンダーの1打差で振り切った。 ことし「マスターズ」、「全英オープン」に出場し、現在の世界アマチュアランキング1位の金谷だが「クラブへのこだわりはないので、担当の方と相談して決めています」という。中学生の頃から愛用するピン社の14本でタイトルを勝ち取った。...
2019/07/08優勝セッティング

キャロウェイ契約 石川遼の「日本プロ」初制覇を支えた14本

大会名:日本プロゴルフ選手権大会 日時:7月4日(木)~7月7日(日) 開催コース:いぶすきゴルフクラブ 開聞コース(鹿児島県) 優勝者:石川遼 キャロウェイゴルフと用具契約を結ぶ石川遼が、3年ぶりのツアー通算15勝目をメジャーで飾った。シード最終年だったが、今回の優勝で5年シードを獲得した。 長く悩んでいたドライバーショットが前週から好調をキープ。ドライビングディスタンスは平均で315yd(全体2位)をマークした。初めて回るコースでフェアウェイキープは62.50%、パーオン率は63.89%にとどまったが、平均パットが1.5870で全体2位だった。 2ラウンドした最終日は、午前中の第3ラウンド...
2019/07/09優勝セッティング

1Wシャフトを変更 雨中の名門コースを制した渋野日向子のギア

大会名: 資生堂アネッサレディスオープン 日時:7月4日(木)~7月7日(日) 開催コース:戸塚CC(神奈川県) 優勝者:渋野日向子 20歳の渋野日向子が今季2勝目を挙げた。通算12アンダーで並んだイ・ミニョン(韓国)をプレーオフ1ホール目で破った。初優勝した5月の国内メジャー「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」から1Wのシャフトを変更。ダイナミックなショットで、かつて男子ツアーの会場にもなった名門コースでの戦いを制した。 14本は用具使用契約を結ぶピンのクラブを使用。同社の担当者・須藤亮さんによれば、「14本をすごくこだわり抜くタイプではないが、どのクラブも豪快に振れる。...
2019/08/27優勝セッティング

小柄な体で飛ばして初V 浅井咲希の優勝ギア

大会名:CATレディース 日時:8月23日(金)~8月25日(日) 開催コース:大箱根CC(神奈川) 優勝者:浅井咲希 21歳の浅井咲希が初日から最終日まで首位の座を守りきり、ツアー初優勝を飾った。 後半15番(パー5)で残り90ydから58度での3打目を2mに寄せ、バーディを決めてガッツポーズ。18番では勝みなみ、大里桃子、高橋彩華と同級生が見守るなか、50㎝のパーパットを外して祝福ムードが一転、ヒヤリとした空気が流れたが、後続に1打差つけて逃げ切った。 身長151㎝と小柄な体型。「オーバースイングやジャンピングスイングと、リスクを背負わないといけないので、身長が高いに越したことはない」とい...
2019/10/01優勝セッティング

ウッドを5本投入 キャロウェイ契約・柏原明日架の優勝ギア

大会名:ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 日時:9月27日(金)~29日(日) 開催コース:利府GC(宮城県) 優勝者:柏原明日架 23歳の柏原明日架が最終日に2打差を逆転し、プロ6年目で悲願のツアー初優勝を飾った。使用クラブは用具契約を結ぶキャロウェイの14本。ウッドを5本入れているのが、特徴的だ。 1Wはエピック フラッシュ サブゼロを使用し、今大会からシャフトを三菱ケミカル ディアマナ RF60に戻した。ティショットの平均飛距離は242.67ydを記録した。 フェアウェイウッドは賞金ランキング44位で終わった昨季の11月から4本入れ、現在はローグ(4番、7番、9番、11番)で構成する...
2019/09/30優勝セッティング

武藤俊憲の4季ぶりVを呼んだ 9月新発売のアイアン

大会:パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 日時:2019年9月26日(木)~29日(日) 開催コース:東広野ゴルフ倶楽部(兵庫県) 優勝者:武藤俊憲 最終日に単独首位からスタートした武藤俊憲が4季ぶりの優勝を飾った。厳しいラフが待ち受けたコースで、全選手中最多の26バーディを記録。前年度の賞金王・今平周吾には4打差、今季賞金ランキングトップの石川遼には5打差をつけて退けた。 今シーズンのはじめから使用してきたプロトタイプのアイアンは、今月20日に「ミズノプロ120」として発売されたばかり。ミズノの“王道マッスルバック”の最新モデルだ(ハーフキャビティ構造の「520」、ダブルポケットキ...
2019/08/12優勝セッティング

パッティングが安定 ペ・ソンウのツアー初優勝を支えたギア

大会名:北海道meijiカップ 日時:2019年8月9日(金)~11日(日) 開催コース:札幌国際CC島松コース (北海道) 優勝者:ペ・ソンウ 日本ツアー参戦1年目の25歳ペ・ソンウ(韓国)がプレーオフでテレサ・ルー(台湾)を破り、ツアー初優勝を果たした。 大会を通じてのフェアウェイキープ率は79%、パーオン率は76%とショットも安定したが、李進伍キャディは「今週はパットでミスをしなかった」とグリーン上を勝因にあげた。 シーズン当初から「スコッティ・キャメロン フューチュラX5」のプロトタイプを使用。この大会の平均パット数は全体9位の27.67だった。初日の15番では9mをねじ込みバーディを...
2019/08/19優勝セッティング

穴井詩 2年ぶりVは自腹購入のアイアンで

大会名:NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 日時:2019年8月16日(金)~18日(日) 開催コース:軽井沢72ゴルフ北コース(長野県) 優勝者:穴井詩 穴井詩がプレーオフを制し、2年ぶりとなるツアー3勝目を挙げた。3日間を通し、1イーグル16バーディと攻めのゴルフを披露した。ドライビングディスタンスは278ydで1位をマークし、今大会でも飛ばし屋の本領を発揮した。フェアウェイキープ率は64%と低迷したが、パーオン率が83%で全体2位と2打目以降でカバーした。 アイアンは「ミズノ JPX919 ツアー アイアン」で米国からの逆輸入品。メジャー4勝のブルックス・ケプカが使用するものと同じJPX...
2019/12/10優勝セッティング

石川遼 今季3勝目を呼び込んだ1Wの微調整

大会名:日本シリーズJTカップ 日時:2019年12月5日(木)~12月8日(日) 開催コース:東京よみうりカントリークラブ(東京) 優勝者:石川遼 最終日の逆転で石川遼がシーズン3勝目を手に入れた。首位に2打差の5位から出て「66」をマーク。通算8アンダーで並んだブラッド・ケネディ(オーストラリア)とのプレーオフを3ホール目で制した。8月「長嶋茂雄招待セガサミーカップ」以来の優勝でツアー通算17勝目となった。 今大会は初日からティショットが安定した。フェアウェイキープ率73.21%はなんと全体1位(!!!)。これまでのスタイルとは一線を画す数字が残った。前回の優勝から変更したクラブはなく、...
2019/10/15優勝セッティング

偶然出合ったパター 黄アルムの優勝ギア

大会:スタンレーレディス 日時:2019年10月11日(金)~13日(日) 開催コース:東名CC (静岡) 優勝者:黄アルム 黄アルム(韓国)が27ホール短縮競技を制して今季初優勝を挙げた。台風19号の影響で大会2日目が中止となり、最終日は9ホールに短縮され、ツアー初の無観客試合として行われた。使用クラブは用具契約するオノフが中心で、パターは今大会前にピン シグマ2 アーナ パターに変更した。 ウッド系は今季開幕からグローブライド オノフの2019年モデルを投入してきたが、6月の「アースモンダミンカップ」を前に、3勝した昨季に使用したグローブライド オノフ ドライバー 黒やグローブライド オノ...
2019/09/09優勝セッティング

59ホール連続ボギーなし パク・サンヒョンの逆転優勝を支えた14本

大会名:フジサンケイクラシック 日時:2019年9月5日(木)~9月8日(日) 開催コース:富士桜カントリー倶楽部(山梨県) 優勝者:パク・サンヒョン 初日の後半13番(パー3)でボギーを喫して以降、59ホール連続ボギーなしという安定感抜群のゴルフで逆転優勝を飾ったパク・サンヒョン(韓国)。4日間を通してのパーキープ率は驚異の97.22%(1位)をマークした。 ドライバーはタイトリストの「TS3」を使用。平均飛距離は293.25yd(52位)で、フェアウェイキープ率は71.15%(13位)だった。「基本的にパワーがそんなにないので、高さだったり、スピンをかけるのはユーティリティの方が調整できる...