2019/04/18サイエンスフィット レッスン

あなたはどっち?2つのアームローテーション法(前編)

インパクト付近で腕を返そうと努めていても、なかなか球がつかまらなかったり、逆につかまりすぎてしまったりと、不安定になってしまう方も多いと思います。実は、アームローテーションには2つの方法があり、今取り組んでいる腕の返し方が、自分に合っていないのかもしれません。今回は、不安定な弾道に悩む方に、その人に最適な方法を伝授します! アームローテーションとは、テークバックで内旋した左腕が、ダウンスイングで外旋して、インパクトでアドレスの状態に戻ることです。左腕が戻りきらない場合、胸を開いたり、左手首を甲側に折ったりして、余計な調整を強いられます。その調整が遅れればプッシュアウト。調整が過剰になると引っ...
2019/07/25サイエンスフィット レッスン

球筋を安定させるためのナチュラルグリップ(前編)

みなさんはどのようにグリップを決めていますか?ひどく違和感を覚えるようなグリップをしている人はいないはずです。誰しも自分にとって、一番しっくりくるように、握っているつもりですよね。しかし、そのグリップがその人にとってナチュラルかどうかが問題です。違和感がなくても、自然なグリップからズレてしまっているケースが多く、それがスイング全体を乱す原因になっていることが、とても多いのです。 今回の受講者は、ハンデ3.2の上級者です。腰のキレ、タメの深さ、ショットの安定感など、そのハンデが示すとおり、プロに迫る好成績のデータが計測されました。ところが、ナチュラルグリップという観点で、モーションキャプチ...
2019/04/25サイエンスフィット レッスン

あなたはどっち?2つのアームローテーション法(後編)

初心者のうちは、腕のローテーションを一切意識せず、腰の正しい回転を覚えることが先決です。グリップでフェースがシャットになるように調整していれば、腕を返さなくても球がつかまるからです。しかし、腰のキレが良い中上級者になると、クラブの遠心力が増すことで、ダウンスイングでクラブが寝てしまい、球がつかまらなくなります。また、引っかけも出やすくなって球が散らばります。ハーフダウンからインパクトにかけて、一生懸命フェースを戻そうとしても、なかなかちょうど良く戻ってくれないという方が多いことでしょう。そんな方は、もう一つの方法を試してみるべきです。 新たなアームローテーションを試みる前に、その大前提と...
2015/11/18サイエンスフィット レッスン

飛ばそうとするほど飛ばなくなる原因

ここぞというときに何故飛ばせない? 左右にOBがなく広々としたフェアウェイで、思い切って振れるようなときに限って、ミスが出るという経験があるはず。飛ばそうと思うほどスイングが乱れてしまうもので、主にテークバックの乱れが原因です。今回は、飛距離を伸ばしたいけど、飛ばそうとすると球がつかまらなくなると悩む上級者が登場。乱れの原因を知ることで、ここぞという時にも飛ばせるようになります! 【今回の受講者のお悩み】 「普通に振っている分には、軽いフェードで、大きなミスショットはありませんが、飛ばそうとすると、途端につかまらなくなってしまいます。体重移動を意識してスイングしていて、年齢的にも今の飛距離が...
2019/08/01サイエンスフィット レッスン

球筋を安定させるためのナチュラルグリップ(後編)

自分にとって、もっとも自然なグリップにするというのが今回のテーマです。前回、お話したとおり、ナチュラルグリップは、人それぞれに異なります。球がつかまり過ぎたり、あるいは、つかまらなかったりすることがある方は、ぜひとも自分にとってのナチュラルグリップを見直してみるべきです!前回、ドロー系の弾道からナチュラルグリップを採用することによって、フェードに変化した受講者は、今回、最適なつかまえ方を学びます。 ハンデ3.2という上級者で、体の使い方が極めて良好なので、グリップのちょっとした変化が即座に弾道に表れます。きれいにドローでそろっていた球筋が、今度は、きれいにフェードでそろってきました。新た...
2019/01/29サイエンスフィット レッスン

大きな難関!手首のフリップを改善(スイングレベル3 前編)

スイングレベル3は、レベル1、レベル2の土台がしっかりとできていれば、自然にできてしまう人もいます。しかし、その土台ができていないまま、ずっと小手先だけで球をつかまえようとしていた方は、悪いクセが染み付き、抜け出すのが非常に難しい部分でもあります。多くのアマチュアに立ちはだかる大きな壁なのです。具体的には、左手首が甲側に折れてしまうインパクトのことで、これをフリップといいます。プロはインパクトで、左手首が手のひら側に折れ、アマチュアとは真逆の動きをするのです。 結論から言ってしまうと、インパクト周辺で意識的に、手首を手のひら側に折ろうとしても、絶対にうまくできません。まず、それを肝に銘じてお...
2016/01/21サイエンスフィット レッスン

頭が動かないと飛びません!

ヘッドスピードの6倍を目指そう! もっと飛ばしたいというのは、ゴルファーの大きな願望の一つです。そのために、ヘッドスピードを上げたいと思ってしまうものですが、多くのアマチュアはロスの大きいインパクトなので、それを解消するだけでも大幅な飛距離アップが可能となります。今回の受講者はドライバーの飛距離に悩む女性。もっと力強く振れて、なおかつムダのないインパクトに近づけるための、スイング軸の改善ポイントを伝授します。 女子プロの平均ヘッドスピードはおよそ40m/sで、平均飛距離は240ヤード。少ないヘッドスピードで、どうしてそんなに飛ばせるかといえば、ロスが少なく最大限の効率でインパクトしているからで...
2015/12/23サイエンスフィット レッスン

テークバックの"2時間"で大きく変わる!

フェースが開く人、体が突っ込む人・・・ 多くのアマチュアのスイングの問題点を突き詰めていくと、大半の原因はアドレスを6時とした、8時までのテークバックが乱れていることにあります。6時から8時まで、このわずか"2時間"を意識的に変えることで、フェースが大きく開いたり、体が突っ込むといった癖が次第に消えて、スイング全体が自然に良くなってくるものです。今回は、球がつかまらずテンプラのミスなどに悩む女性が登場。この2時間を改善することで、問題を解決します! 【今回の受講者のお悩み】 「クラブが長くなるほど苦手になってきて、当然ドライバーがもっとも苦手ですね。球がつかまらずスライスするし、テンプラのミ...
2017/01/26サイエンスフィット レッスン

振り遅れになりやすいテークバックとは?

スライスの一因として、振り遅れというものがあります。簡単にいうと、テークバックで開いたフェースが戻らず、開いたままボールに当たってしまうことです。そこで、なんとかフェースを戻そうと、腕を積極的に返そうとしたりするのですが、なかなか上手くいきません。何をやっても振り遅れてしまう人は、そもそも、振り遅れになりやすいテークバックをしている可能性があります。 振り遅れという状態をもう少し詳しく説明すると、インパクトで体が先にどんどん開き、グリップエンドが左に流れて、その結果フェースが返らずにインパクトを迎えてしまう状態です。どうしても振り遅れてしまう人の多くは、フェースをスクエアに戻す時間がないので...
2016/07/28サイエンスフィット レッスン

右肘を真下に下ろして良い人、ダメな人

トップからダウンスイングにかけて、右肘を真下に下ろすといったアドバイスがあります。これは 手元を体に引きつけたり、タメを作ったりするための一つの方法ですが、実はこれを意識して良い人と、絶対にやってはいけない人がいます。さて、それは一体どうしてなのでしょうか?今回は、球がつかまらず、時折大きなスライスに悩まされているという人が登場。 右膝を真下に下ろそうとするほど、ショットが乱れるという人の謎を解明します! その人なりの適度なタメがあり、インパクト周辺で手元が体の近くを通るのが、理想的なダウンスイングです。そのための一つの方法として、トップからハーフダウンにかけて、右肘を真下に下ろすという意識...
2016/06/09サイエンスフィット レッスン

左のお尻を意識してハンドファースト・インパクト!

ショートアイアンの番手ごとの飛距離があまり変わらないと感じている方や、ドライバーが高く上がってランが稼げないとお悩みの方も多いと思います。そんな人は、ハンドレイトですくい上げるようなインパクトになっていて、クラブのロフト角よりもインパクトのロフト角が大きくなっていると思われます。今回は、同様の悩みを持つ受講者が登場。理想的なハンドファーストインパクトを実現するための、様々なドリルをご紹介します! ハンドファーストのインパクトを実現するには、ダウンスイングで早いリリースをせずに、腕とクラブの角度をキープすることが肝心です。しかし、多くのアマチュアは、アウトサイドインのスライス軌道のダウンスイン...
2017/05/11サイエンスフィット レッスン

スナップさせないのが右手の極意!

球を打つ時、インパクトからフォローにかけて、どのようなイメージを持っているでしょうか? プロのようなスイングに憧れ、手首を返すようにターンさせ、フォローで腕が伸びるようなイメージをお持ちの方も多いはずです。しかし、そのように意識しても、多くのアマチュアはプッシュや引っかけを繰り返し、すくい上げも強くなってしまいます。一体、どうしてなのでしょうか? プロのフォローのようなイメージで、手首を返そうとすると、右手のひらが上を向き、すくい上げるような動きになってしまいがちです。インパクト時のフェース向きも安定せず、返すのが遅れればプッシュアウト。返しすぎるとチーピン。なかなか思うように真っ直ぐ飛んで...
2021/12/24サイエンスフィット レッスン

ショットが不安定になったら基本4原則をチェック

突然ショットが不安定になるのは、よくあること。むしろ、安定したショットを維持するほうが難しいものです。しかし、日頃から基本に立ち返ることで、ショットの安定性は強化できます。今回お話するのは、初心者がまず押さえるべき4つの原則。中上級者の方も、ショットが不安定になってきたら、ぜひセルフチェックしてほしいスイングの基本です。 今回の受講者は… 「ずっとスライスに悩んでいますが、このところはスライスが出ればチーピンもあったり、トップしたり、ダフったりと、いろいろなミスが出てしまい、とても不安定な状態になっています。オーバースイングしないように意識していますが、自分のスイングをしっかりと身につけて、...
2022/01/31サイエンスフィット レッスン

上級者の悩みから理想的なリリースを知る

多くのアマチュアには共通する特徴があり、7割の方がアウトサイドイン軌道でクラブが下りてきます。そして、リリースが早く、手元が体から離れがちです。今回は、上級者にときどき見られる真逆のパターン。初級・中級者のお悩みには、あまり当てはまらないケースですが、リリースのメカニズムを深く理解する上では参考になると思います。 今回の受講者は… 「ドロー系が持ち球ですが、このところフックが強かったり、プッシュアウトしたりと、ショットが不安定になっています。インパクトで体が開くと、その傾向が強まるので、右肩を出さないことや、体が早く開かないように意識していますが、なかなか思い通りにいきません」(吉次さん、平...
2022/02/26サイエンスフィット レッスン

フェースが開かないアドレスを作るルーティン

アドレス時に、左手首のヒンジ角度(手のひら側や甲側に動く角度)が、適切な範囲から大きく外れている人や、毎回一定していない人は実に多いものです。ほんのささいな狂いが球筋の乱れに直結する、最重要チェックポイントの一つです。今回は、左手首のヒンジ角をベストに保つルーティンをご紹介しましょう。 今回の受講者は… 「野球をやっていた影響なのか、これまでは大きなスライスに悩んでいたのですが、最近は左に真っすぐ突き抜けるような球も出るようになって、左右に大きく散ってしまうのが悩みです。方向性を安定させるために、改善すべきポイントを知りたいと思っています」(大場さん ゴルフ歴3年、ハンデ17) インパクト...
2016/04/14サイエンスフィット レッスン

アプローチが苦手な人はズバリこれ!

距離感がつかめない、方向性が悪い、トップもダフリも出てしまうなど、アプローチが苦手なアマチュアには、実はたいてい同じような共通点があるものです。しかし、スイングのイメージを改め、アドレスを改善するだけの短時間のレッスンで、すぐにコツを掴むことができますよ。今回は、アプローチが大の苦手という方が登場。やはり、多くのアマチュアが陥っている典型的なパターンにハマっていました。 3つのポイントでアプローチを得意に! アプローチを通常のスイングを小さくしたものというイメージだと、多くのアマチュアが陥るケースにハマってしまいがち。しかし、3つのポイントを押さえれば、あとは自動的に安定したインパクトができ...
2016/01/14サイエンスフィット レッスン

リバーススイングはこう直す!

アマチュアの半分はリバース気味です! アマチュアが陥る典型的なスイングは3つ。グリップの時点からフェースが開いていること。テークバックでフェースが開くこと。そして、テークバックでリバースすることです。自覚がなくとも、アマチュアのおよそ半分は、テークバックで飛球線方向に軸が倒れるリバーススイングに陥っているものです。テークバックにおけるこの3点を解消すれば、ダウンスイングを意識しなくても、自然にスイング全体が整っていきます。 【今回の受講者のお悩み】 「持ち球はドロー系だと思いますが、最近は、強く左に出る傾向が強くて、それを嫌がると大きくスライスしてしまいます。コースでは右へ左への繰り返し・・...
2023/01/07サイエンスフィット レッスン

フェースローテーションを習得して飛距離アップ(ドリル編)

アマチュアの7割は、テークバックでフェースが大きく開き、アウトサイドイン軌道に陥っています。これが上達を妨げる最大の原因。まずは、シャットフェースでグリップしてフェースの開きを抑えつつ、体の回転で振ることにより、インサイドアウト軌道に修正することが大前提です。しかし、それだけではその人が本来出せるはずの飛距離には至りません。飛距離アップのために、ゴルフクラブの特性を生かしたフェースローテーションをプラスしていきましょう。 「前回の分析では、インサイドアウトのスイングができていることや、体重移動や体の回転など、自分のスイングの良い面を知ることができました。一方で、インパクトではヘッドがグリップ...
2022/12/24サイエンスフィット レッスン

フェースローテーションを習得して飛距離アップ(分析編)

ゴルフスイングを習得する最初のステップは、まずフェースの開閉を抑えて体の回転で振り、インサイドアウト軌道にすることです。これにより、スライスから脱却できてミスヒットが少なくなります。これだけでもゴルフは十分に楽しめますが、飛距離に関しては不十分になりがちです。加えてゴルフクラブという道具を上手く使うことでヘッドが自然に走り、飛距離アップにつながるのです。今回は、飛距離アップに必要なフェースローテーションについて、2回にわたってレクチャーしましょう。 今回の受講者は… 「ドライバーが思うように飛ばず、左右に散ることが一番の悩みです。フェアウェイウッドでも飛距離が変わらないので、方向性を重視する...
2023/01/31サイエンスフィット レッスン

シャフトクロスからの“万年スライス”は右手の動きで改善

スライスのほとんどの原因は、バックスイングでフェースが大きく開くことにあります。さらに、フェースが開くパターンは2種類あって、ハーフウェイバックまでに大きく開いてしまうのが一つ。もう一つがトップでシャフトがクロス(シャフトがターゲット方向より右を向く)し、左手首が甲側に折れて大きくフェースが開いてしまうもの。今回は後者のパターンでスライスから抜け出せない受講者にレッスンします。 今回の受講者は… 「ゴルフは10年ほどやっていますが、なかなかスライスから抜け出せなくて悩んでいます。インターネットの動画レッスンとかをいろいろ参考にしても、自分では解決できません。また、フェアウェイウッドは当たらな...