2013/11/04中井学のフラれるゴルフ

Lesson.37 フェアウェイウッドの基本

FWを上手く打てない理由 FWを使う場面というのは、パー5のセカンドショットなど、ある程度飛距離が必要な場合がほとんどです。「飛ばしたい」と思う気持ちこそがフェアウェイウッドでミスが出るほとんどの原因と言ってもいいでしょう。要するに振り過ぎているということです。ドライバーよりは長さは短いけれど、アイアンなどよりは長い。それなのにドライバーを振るように、大きく振ってしまうことにミスが出る原因があります。 バランスが崩れないスピードで振る 振り過ぎないためのポイントとしては、フィニッシュでバランスが保てること。フィニッシュの形が崩れるのは、自分の許容範囲外のスピードでクラブを振っているからです。...
2013/06/10中井学のフラれるゴルフ

Lesson.16 左足上がりのアプローチ

ピン位置によって2つの打ち方を活用 左足上がりのアプローチは基本的に球が上がりやすいライですが、距離の打ち分けが難しいライとも言えます。そこで、左足上がりでは2つの打ち方を使い分けることをおすすめします。ピンが近いときは傾斜に対して垂直に構えて、ピンが遠いときは斜面に逆らうように重力に対して垂直に構えます。この2つで何が変わるのかというと球の転がり方を変えることができます。 ランニングアプローチで攻める ピンまで距離があるときは、ボールが上がりやすいライなだけに、意外と距離感を合わせるのが難しくなります。そこで使いたいのがランニングアプローチです。振り幅を大きくするのではなく、球足を長くする...
2013/08/12中井学のフラれるゴルフ

Lesson.25 バンカー=サンドウェッジではない

テークバックの適正の大きさを覚える バンカーショット=サンドウェッジと思っている人も多いと思いますが、決してそんなことはありません。実際にバンカーのアゴがヒザよりも低い場合は、サンドウェッジではなくピッチングウェッジで十分です。ピッチングを使うメリットは、砂の抵抗があるからといってそれほど大きなテークバックを取る必要がないからです。 テークバックを小さくしてミート率を上げる ピッチングウェッジを使うメリットは、振り幅がコンパクトで済むので、ミート率がアップすることです。高さがそれほど必要ないときは、ピッチングウェッジやアプローチウェッジを使って、前に飛ぶ力の強さを利用して脱出させましょう。こ...
2013/10/21中井学のフラれるゴルフ

Lesson.35 アイアンのフック対処法

手の返し過ぎがフックの原因? ある程度、ゴルフのスイングができてくるとミスの傾向はスライスから、フックに移行していきます。これは、ある程度クラブスピードが速くなってきたことと、ボールをつかまえる動きができてくることによって、意図的にスライスを防ごうとするからです。よって、フックの原因が手の返し過ぎだと思う人が多いようですが、実はそれだけが原因ではありません。 右に体重を残して巻き込んでいる 手を返す動きは確かにフックや引っかけの原因ですが、それだけでは大きく左に曲がるような球にはなりません。原因は球をつかまえようとして、右足に体重を残したままスイングしている点にあります。右足に体重が残ること...
2013/09/16中井学のフラれるゴルフ

Lesson.30 1mのパットを確実に入れる

ショートパットを確実に沈める ここでは1メートルのショートパットを確実に沈める方法をレッスンします。1メートルといえば確実に入れたい距離。おそらくこの距離の成功率が上がるだけで、100を切れない人は切れる確率が上がります。なぜこの距離が入らないのかというと、アドレスしたときに視界にカップが入ってくるからです。入れたい気持ちが強くなり、どうしてもカップに向かって体が動いてしまうわけです。 切れるラインには要注意 ショートパットで難しいのが曲がるラインです。カップが視界に入ることで曲がることはわかっていても、それほど曲がらないのではとアドレスに入ってから感じて、手先でヘッドをこねてしまったりする...
2014/02/03中井学のフラれるゴルフ

Lesson.49 グリーン周りのラフを攻略

まずはラフの抵抗をチェック 今回のテーマはグリーン周りのアプローチでラフから打つ場合の対処法です。ラフはフェース面とボールの間に芝が挟まり、またどれくらいの抵抗感があるのかつかみにくいので、距離感を合わせにくいショットになります。ボールの手前で入念に素振りをして、ラフの抵抗がどれくらいあるのかをしっかりチェックしておきましょう。 確実にグリーンに乗せる ラフから打つアプローチは基本的にスピンがかかりにくいと考えてください。それだけにどこに落として、どれくらい転がるかを予測しておくことが重要になります。打つ前にしっかり落とし場所をイメージして、そこに最も落としやすいクラブと打ち方をしなければな...
2013/08/26中井学のフラれるゴルフ

Lesson.27 パッティングの“良い転がり”とは?

パターの芯をボールの芯に当てる ここではパッティングで最も大切な良い転がりについてレッスンします。 良い転がりをさせるとボールがラインに左右されることが少なくなり、カップインの確率が高くなります。最も基本的なことですが、良い転がりをさせるにはパターヘッドの芯とボールの芯をきっちり当てること。ボールを地球に見立てて言うと、赤道部分をしっかり芯でヒットできるかどうかが重要なテーマになるわけです。 きれいなグリーンではハンドファーストに パターにもロフトがあります。これは何のためにあるのか。グリーン上で、ボールは厳密に言うとわずかに沈んでいます。この沈んでいる状態から、良い回転のボールを打つために...
2013/07/29中井学のフラれるゴルフ

Lesson.23 高さを出すバンカーショット

バンカーで最も難しい状況とは!? バンカーショットでライが悪いなどの状況を除けば、最も難しいのがアゴが高くて高さを出す必要があるときです。 アマチュアの方はアプローチでも高さを出したくて、体が起き上がる傾向がありますが、それをバンカーでやってしまうとダフリになってしまいます。体が起き上がらずに、うまくエクスプロージョンをするために、2つの打ち方を紹介しましょう。 腕の動き主体で高さを出す 最初に、アームローテーションの動きを多用して、球を高く上げる打ち方から紹介します。まず、シャフトを垂直に構える、ここまでは基本の構え方と同じです。次にポイントとなるのが、オープンスタンスにはせずに、ターゲッ...
2013/12/09中井学のフラれるゴルフ

Lesson.42 セカンドショットの考え方

まずはグリーン周りの状況を確認 セカンドショットなど、グリーンを狙うアイアンショットでまず気をつけなければならないことが、グリーン周りの状況確認です。今回のシチュエーションでは、右手前にバンカーがあり、左サイドはサブグリーン、奥にはOBゾーンがあります。それに加えて、ピン位置がどこにあるかも重要。グリーンに乗せることだけを考えるのではなく、ミスして外したときに、次のアプローチの寄せやすい場所を頭に入れておきましょう。 左奥に意外とミスしやすい理由 今回のシチュエーションは右手前にバンカーで左手前に花道があります。残り距離は150ヤードくらい。ここで注意してもらいたいのが、左へ飛ぶ球は距離が出...
2013/07/01中井学のフラれるゴルフ

Lesson.19 グリーン奥のラフからのアプローチ

寄せられない状況が揃っている厄介なライ グリーン奥のライはピンに対して下りになり、さらにラフも深いケースが多くなります。スピンが効きにくく、高さも出しにくいということでグリーンまわりのアプローチの中でも難度はかなり高くなります。 まず気をつけてもらいたいのがボールのライ。ラフだと上から打ち込みたくなりますが、余程深いラフでも、実は少し浮いていることが多いんです。このライをきっちり見極めてください。 芝を切るようなイメージでスイング ラフで少しボールが浮いているような状況。ここで必要になるのが、打ち込む打ち方ではなく、低く払うような打ち方です。要するに軌道が鋭角になると、ボールの下にヘッドが入...
2013/07/15中井学のフラれるゴルフ

Lesson.21 バンカーショットの基本

エクスプロージョンとダフリの違い バンカーショットを苦手にしている人が多い理由は、打ち方を勘違いしているから。バンカーはダフればいいという言い方をしますが、ボールを直接打たないだけで、ミスショットのときのダフリとは別物です。 エクスプロージョンショットとは砂を爆発させてボールを飛ばす打ち方です。砂とボールが同じ方向に飛んでいくのが、正しい打ち方で、打ち込んで終わりのようなダフる打ち方では、思ったような飛距離を出すことはできません。 バウンスから砂に入れていく エクスプロージョンショットとダフリの大きな違いはヘッドの入り方にあります。エクスプロージョンはクラブのバウンスから砂に当たり、その衝...