2001/01/26米国男子

昨年の覇者T.レーマンら3人が-7。T.ウッズが1打差の好発進。

フェニックスオープン初日、好スコアが続出する中トップに立ったのはアメリカ勢の3人だった。ディフェンディングチャンピオンのT.レーマンは先週のソニーオープンで2位に入った好調を維持している。同じくトップにいるのがS.バープランクと25歳新鋭のB.エルダー。 今週から本格的なツアー参戦のT.ウッズはショットが良くノーボギーの6アンダーと好位置につけた。2日目以降に飛び出す可能性も出てきた。 今週の日本人選手は丸山茂樹ただ一人。インコーススタートの丸山は、前半イーグルを含む-5まで伸ばしたが、後半1ボギー、1ダブルボギーを出し-2の42位グループ。上位陣との差はないので、2日目以降の爆発に期待する。...
2001/01/22米国男子

T.レーマン3打差をつめきれず。B.ファクソンが堂々の逃げ切りV。

最終日トップのB.ファクソンに3打差でスタートしたT.レーマンは、前半4バーディとし、追撃体制に入ったが、追いつくことはできなかった。B.ファクソンは前半1ボギーはあったものの、4バーディとスコアを3つ伸ばし、後続に付け入る隙を与えなかった。最終18番ロングホールでは、ピン横2メートルに2オン。見事イーグルパットを沈め20アンダーでツアー通算8勝目を上げた。 T.レーマンと同じく2位タイでスタートした世界ランク2位のE.エルスは前半にダブルボギーを叩くなどスコアを伸ばせず苦しい展開となった。後半にはチップインを含む3バーディ1ボギーでトータル1打伸ばして13アンダーの単独3位になった。 6アン...
2001/01/21米国男子

B.ファクソンが単独首位をキープ。3打差でE.エルスとT.レーマンが追う。

単独トップでスタートしたB.ファクソンは、8番ホールでこの大会2つ目のボギーを出すが、続く9番パー5で昨日同様イーグルを奪いスコアを崩すことはなかった。この日も3つ伸ばして15アンダーとした。 2位グループの混戦から抜け出したのが、E.エルスとT.レーマンの2人。スコアを5つ伸ばし12アンダーで、トップのB.ファクソンとの差を3つまで縮めた。4位以下が8アンダーと4打差がついているため、優勝争いはこの3人に絞られそうだ。 丸山茂樹はボギーが先行する苦しい展開となったが、最終18番ホールで長いイーグルパットを沈め、スタート時点の5アンダーに戻した。 4アンダースタートの尾崎直道も1アンダーまでス...
2001/01/20米国男子

2日連続の-6、B.ファクソンが抜け出した。丸山茂樹が-5で11位タイに浮上。

ソニーオープン2日目、初日トップタイのB.ファクソンがこの日も-6の好スコアで12アンダーとし、2位タイグループに5打差をつけて単独首位に立った。 同じくトップタイでスタートしたJ.デーリー、L.マイズはスコアを崩し後退。 2位タイグループには、前週メルセデス選手権で優勝したJ.フューリックや世界ランク2位のE.エルスら6人が並んでいる。 日本勢では、前日-1の丸山茂樹が、-5までスコアを伸ばし11位タイグループに浮上した。5位タイからスタートした尾崎直道はスコアを伸ばせず20位タイに下がった。丸山と同じく今日-4でまわった横尾要は尾崎に並び20タイに上がった。 初日18位タイ発進の田中秀道は...
2001/01/19米国男子

J.デーリー、L.マイズ、B.ファクソンがトップ。尾崎直道が2打差の5位タイ。

毎年多くの日本人選手が出場するソニーオープンが、ハワイ・オアフ島のワイアラエCCで開幕した。今年の日本勢は、丸山茂樹、尾崎直道、田中秀道、佐藤信人、横尾要、深堀圭一郎、今田竜二の7名がチャレンジする。 前週のメルセデス選手権と2週連続でハワイでの開催ということもあり、多くのUSPGAのトッププロを含む144名が参加、予選2日間は3サムで行われる。 初日トップに立ったのは、7アンダー1ボギーの64でまわったアメリカのJ.デーリー、L.マイズのメジャータイトルを持つ2人。特にJ.デーリーは終始安定し、復活を期待させる。2位には2打差の4位グループには尾崎直道がつけている。 その他の日本勢は、田中秀...
2001/01/16米国男子

27歳、ウィリスが逆転逃げきり

5日目にしてようやく迎えた最終ラウンド。チャンスを握ったかに見えた43歳のベテラン、ウィービーだが肝心の後半になってボギーの歯止めがきかなくなってしまった。前半から攻勢に出た2位スタートの27歳ギャレット・ウィリスがバック9を手堅くプレーして逃げきり。サザーランドのまくりも及ばなかった。ウィリスはイーストテネシー州立大出身、ビデオゲームが好きという、5年前からプロ入りの27歳だ。 ウィリスの昨年のBUY.COMランキングは68位。こうした選手でも好機に恵まれるとツアーを勝ち取ることができる。というより、これだけの力を持った選手たちがゴロゴロしているのが米ツアーの下層というべきなのだろう。何か...
2001/01/15米国男子

激戦制してフューリック勝利

新鋭サバティーニのパットがまさか外れるとは・・。最終18番、わずか1メートルのバーディパットが左にスルリと外れた。その瞬間、先に上がっていたジム・フューリックの勝利が確定した。 もう枠外かと思われたていたアーニー・エルスがスコアを伸ばした。これもメジャー・チャンプ、ビジェイ・シンも優勝争いに加わってきた。予想外の混戦の中、最後の最後、18番でバーディをねじ込んだのがフューリック。このベテラン連の中でサバティーニの攻めのゴルフはあまりに若かったというべきだろうか。大きなチャンスを逸してフューリックの6勝目を許してしまった。今年を占う意味で注目のタイガー・ウッズは8位タイ。今週はタイガーの週では...
2001/01/14米国男子

残念。横尾要は7位に後退

残念ながら横尾要の「暫定首位」は1日しかもたなかった。土曜の継続第2ラウンド、昨日とはうってかわって景気のいいスコアが次から次へと飛び出し、リー・ポーターがトータル10アンダーで単独首位。マーク・ウィービー、アンドリュー・マギー、スティーブ・ジョーンズの3人が2位タイグループ。横尾は結果的に初日と順位を変えることなく7位タイととどまった。しかし首位とはまだ4打差。可能性はたっぷり残されている。 なお水巻善典はギリギリで予選を通過。期待された谷口徹、尾崎直道は調子を取り戻すことができなかった。...
2001/01/14米国男子

リードは“Mr.イーグル”サバティーニ

快進撃だったアーニー・エルスが後半ズルズルと崩れ、なんとハーフ41。この隙を縫ってジャンプアップしてきたのが24歳のサバティーニだ。フルネームはロリー・マリオ・トレバー・サバティーニ。イタリア生まれでなく、出身は南ア。アリゾナ大を出てプロ転向したのが1998年という、まだニューフェースに近い選手だ。去年のエアカナダ選手権勝者の資格でメルセデスに出場している。 サバティーニはこの3日間でなんとイーグルが3。3ラウンド目は16番パー4で直接入れてしまった。すぐ下に怖いV.シンが迫ってはいるものの、乗りまくっているだけに、ひょっとするとこのまま逃げきる可能性もありそうだ。注目のタイガー・ウッズは平...
2001/01/13米国男子

雪で順延。暫定ながら横尾は首位タイ!

米ツアーでは珍しくもない(?)ことだが、しかし今年は開幕戦からいきなりサスペンデットに見舞われた。雪まじりの嵐のため第2ラウンドは早々に順延と決定し、続きは土曜にもちこされた。大会は月曜まで延長して72ホールを完結させる模様。 ほとんどホールが消化されていないため順位をどうこう言うべきではないが、それでも日本の横尾要がなんと首位タイ! 3番パー3のバーディが効いてトップに躍り出たままリーディングボードが停止した。ただし横尾にとってこれが良かったのか悪かったのか。いい雰囲気のラウンドを続けることができず、また明日土曜日は新しい気持ちでスタートを切りなおすしかない。...
2001/01/13米国男子

エルス、一気に12アンダーへ

アーニー・エルスが爆発した。初日の18番イーグルの余韻を残すように、2日目もボギーなしの7バーディ。面白いようにスコアを伸ばし、ただ一人の2ケタ、12アンダーに突入した。 もちろんビジェイ・シン、ジム・フューリックなど強豪も追ってはいるが、さてどうなるか。エルスにはこのまま逃げきってしまいそうなノリがある。本命と見られていたタイガー・ウッズは不本意なイーブンプレーでスコアを伸ばせず18位グループ。いくらウッズでもさすがにここから首位をつかまえるのは苦しそうだ。...
2001/01/12米国男子

今週は横尾? 4アンダー7位と好調スタート

世界選手権で大健闘3位と話題を投げかけた谷口 徹が続いて参戦ということで注目のツーソンオープン。初日はサザーランドなど6人が5アンダーでスタートを切った。日本の谷口 徹、尾崎直道は出遅れの2オーバー。しかし今週は谷口に代わって横尾要が4アンダー68の7位タイと好調な出足を見せている。 このツーソンオープンは上位選手が戦うメルセデス選手権の裏番組となるため、中堅選手にとってはむし好機。優勝賞金も54万ドルと、日本の感覚からすれば超高額だ。今年はなんとなく日本選手の活躍を予感させるような雰囲気がある。横尾要、水巻善典の健闘、尾崎直道、谷口徹の盛り返しを期待したい。今年はいい1年になるかな?...
2000/11/06米国男子

フィル・ミケルソンがタイガーを抑え逆転優勝! タイガーはショットが乱れスコア伸ばせず!

今年度のUSPGAツアーの最終戦、ツアー選手権を制したのはフィル・ミケルソンだ。連日首位が入れ替わる激しい試合展開となり、3日目に首位に並んだタイガー・ウッズ、ビジェイ・シンはスコアを伸ばすことができなかった。 ミケルソンは「前半にスコアを大きく伸ばすことができれば、行けるかもしれない」と前日のインタビューで応えた通り、前半9ホールで4バーディと一騎にトップに踊り出る。後半は2バーディ、2ボギーと途中タイガーに追いつかれる場面もあったが、終盤をパーで切りぬけ栄冠を手にした。 今シーズン前半に3勝を挙げ、今年こそメジャータイトル。と思われたミケルソンだが、中盤は調子を落とし勝利から見放されていた...
2001/08/20全米プロゴルフ選手権

D.トムズが逃げ切り、P.ミケルソンは追いつけなかった

全米プロゴルフ選手権最終日はメジャーらしい我慢比べとなった。14アンダーの単独首位で最終日を迎えたD.トムズと2打差で追うP.ミケルソンのマッチレースはトムズの1打リードで最終ホールまで決着が持ち越された。 最終18番ホールはグリーン手前に大きな池が待ち受ける長いパー4。トムズはティショットをフェアウェイ右サイドのセミラフへ。対するミケルソンはフェアウェイ左サイドをキープした。「ミケルソンならピンに絡むようないいショットを打ってくるだろう」トムズはそう思うことで、自分はパーセーブするべき、と自分に言い聞かせた。トムズの位置からだと池に入る可能性もあり、手前に刻んで3打目勝負に出た。 そして、...
2001/08/19全米プロゴルフ選手権

片山晋呉踏ん張って3位タイ、最終日に望みつないだ

全米プロゴルフ選手権の3日目、片山晋呉が最終組でスタート。笑顔は絶えなかったが、スコアが思うようには伸びなかった。スタートホールのセカンドショットをグリーン奥のバンカーに入れたが、落ち着いてパーセーブ。2番、3番はバーディ外しのパー。 4番パー3に入った片山はティショットを右のバンカーへ。この大会2つ目のボギーを叩き8アンダーに後退した。しかし、8番でバーディを取り返し、10番でもバーディ。12番パー5はピンハイ6メートルに2オンし、イーグル逃しのバーディで11アンダー首位に並んだ。 この日片山と並び首位でスタートしたD.トムズは、ショットの好調を維持し、5、6番と連続バーディで抜け出したが7...
2001/08/18全米プロゴルフ選手権

片山晋呉が大爆発!! 9アンダー首位に立った!

全米プロゴルフ選手権の2日目。日本の片山晋呉がこの日の主役になり、リーダーボードの一番上に名前を掲げた。3アンダー11位からスタートした片山は、出足11番でボギーを叩いたものの、その後はバーディを7つ奪う猛チャージを見せ、この日64をマーク。通算9アンダーの単独トップでラウンドを終えた。 この日の片山はドライバーが曲がらず、ショットは確実にグリーンを捉え、パットはどこからでも入りそうな完璧なゴルフだった。特にスコアを伸ばした後半の9ホールはバーディパットを確実に決め、ガッツポーズが次第に大きくなった。そして最終9番ホールではピン上7メートルにつけると、7つめのバーディパットを沈め両手を大きく上...
2001/07/23全英オープン

「ここはボクに合っている!」D.デュバルが悲願のメジャータイトルを掴んだ!

史上稀に見る混戦。最終日のスタート時は誰が飛び出してもおかしくない状態だった。 最終組のD.デュバル、B.ランガーがスタートする時には、すでにスウェーデンのN.ファストが単独トップに立ち、各選手スコアを伸ばしていた。 しかし、ロイヤルリザムの特徴どおり? スコアを伸ばせたのは前半だけ。後半はスコアを維持することが難しくなった。終始安定したゴルフができたD.デュバルが前半に伸ばしたスコアを守り悲願のメジャータイトルを手にしたのだ。 3番ホールでバーディを奪い7アンダーの首位に並んだデュバルは、6、7番のパー5で確実にバーディを奪い9アンダーと抜け出した。そして11番のパー5では4日連続となるバー...
2001/07/22全英オープン

首位争いは激しく入れ替わり、誰が飛びだすのか!?

21世紀最初の全英オープンは、稀に見る混戦状態となった。イーブンパーの35位からスタートしたD.デュバルが、順調にスコアを伸ばし6アンダーでフィニッシュ。この時点では最終組がティオフしておらず、デュバルのスコアは後続組に飲み込まれると思われた。 案の定、上位陣がスタートすると序盤のパー5でスコアを伸ばし8アンダーで数人が並んだ。スコアを伸ばしたのは、A.チェイカ、D.クラーク。そして、後半伸ばしてきたのがI.ウーズナム、B.ランガーのベテラン2人。マスターズを制覇したベテラン2人が同じ組で回りバーディ合戦を繰り広げた。そして、初日から首位を守ってきたC.モンゴメリーも踏ん張り、序盤スコアを崩し...
2007/10/01米国男子

米国チームが快勝! 大会連覇を果たす!

カナダにあるザ・モントリオールGCで開催されている米国選抜VS世界選抜のチーム対抗戦「プレジデンツカップ」の最終日。米国チームがこれまでのリードを保ち、優勝を果たした。 3日目までの通算成績で、14.5対7.5と米国チームが大きくリードし、米国チームにとって極めて有利な状況で迎えた最終日。第1試合では、スコット・バープランクとロリー・サバティーニ(南アフリカ)の対戦し、サバティーニが中盤のリードを保つ事ができず逆転負け。続く第2試合はアーニー・エルス(南アフリカ)がL.グローバーに貫録勝ち。 第3試合はフィル・ミケルソンとビジェイ・シン(フィジー)の好カードだったが、フタを開けてみれば、シンが...
2007/09/30米国男子

米国選抜が再びリードを広げる!

カナダにあるザ・モントリオールGCで開催されている米国選抜VS世界選抜のチーム対抗戦「プレジデンツカップ」の3日目。前日、世界選抜の追撃を許した米国チームがフォアサム方式ラウンドで全勝。大会連覇へ向けて大きく前進した。 3日目はフォアサム、フォアボールの両方式のラウンドが5試合ずつ実施された。まず実施されたのは、ペアが1つのボールを交互に打ち進めるフォアサム方式。このラウンドでは、何と米国チームが全勝。しかも、うち4試合が最終ホールを待たずして決着がつくという一方的展開で、追撃体制を築きつつあった世界選抜の勢いを止めて見せた。 続いて実施された、ペアの好スコアを採用して進めていくフォアボール方...