2021/10/04優勝セッティング

最終日22パット チャン・キムのパターシャフトは「デシャンボーと同じメーカー」

◇国内男子◇バンテリン東海クラシック 最終日(3日)◇三好CC西コース (愛知)◇7300yd(パー71) 単独首位から出たチャン・キムが逃げ切りで2020年「日本シリーズJTカップ」以来となるシーズン2勝目、ツアー通算6勝目を挙げて賞金ランキング1位に躍り出た。 タイトなフェアウェイが悩ましいコースでは、過去4度の出場で2019年の19位が最高だった。「練習ラウンドからパッティングのフィーリングがとても合っていて、そこに対して自信を持てたのが大きかった」と勝因を語る。 4週前の「フジサンケイクラシック」からパターをチェンジ。ピン ヘプラー アンサー 2 パターのヘッドにさしたシャフトは「デシ...
2021/09/07優勝セッティング

パター2本の“奇策”を経て今季初V 今平周吾のギア

◇国内男子◇フジサンケイクラシック 最終日(5日)◇富士桜CC(山梨)◇7566yd(パー71) 今平周吾が2019年「ダンロップフェニックス」以来となる今季初勝利、ツアー通算5勝目を飾った。石川遼との3打差を追った最終日の後半に逆転。同級生の池上憲士郎にも競り勝ち、2年連続賞金王の力を見せつけた。 今年の初めは筋力トレーニングが過度になり、調子を落とした。本来の体のキレを取り戻してショットは夏場に復調。最後のピースだったパッティングは6月「福島オープン」、8月「長嶋茂雄招待セガサミーカップ」の最終日に1ラウンドでパターを2本、キャディバッグに入れる“奇策”をとり、オデッセイのEXO セブン ...
2021/09/21優勝セッティング

最終日は23パット 西村優菜の優勝ギア

◇国内女子◇住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 最終日(19日)◇新南愛知CC美浜コース(愛知)◇6502yd(パー72) 台風14号に伴うコースコンディション不良で36ホール短縮競技となった大会。最終日は西村優菜がコースレコードタイとなる「63」をマークし、5打差を逆転して通算10アンダーでツアー3勝目を手にした。まさかの逆転劇に西村自身も「ゴルフってこういうこともあるんだな」と感慨深げに振り返った。 競技中止となった大会2日目は天候が回復した午後に練習場で調整をした。2勝目の5月「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」以来からギアを変えたのは1Wのシャフトのみ...
2017/10/10優勝セッティング

「やさしさ」求めてツアー初の快挙 宮里優作の優勝ギア

大会名:ホンマ・ツアーワールド・カップ 日時:2017年10月5日~10月8日 開催コース:京和カントリー倶楽部(愛知) 優勝者:宮里優作 宮里優作がツアー史上初(記録が残る1985年以降)となる72ホールノーボギーで優勝を達成。今季3勝目を挙げ、優勝賞金2000万円を獲得した。賞金ランキングは3位から1位に浮上した。 使用クラブは、2勝目の5月「日本プロ」からフェアウェイウッドとウェッジを除いて変更した。顕著なのはアイアンで、ハードヒッター向けのマッスルバックモデル『ブリヂストン ツアーB X-BLADE アイアン』から、一回りヘッドサイズが大きいキャビティモデル『ピン i200 アイアン』...
2017/10/09優勝セッティング

新ドライバー投入で安定感アップ 吉田弓美子の優勝ギア

大会名:スタンレーレディスゴルフトーナメント 日時:2017年10月6日~8日 開催コース:東名CC (静岡) 優勝者:吉田弓美子 吉田弓美子がツアー7勝目となる今季2勝目を飾った。12月9日発売予定の1W「ダンロップ ゼクシオ テン ドライバー」を今週から使用。ダンロップの担当者は吉田のクラブ選びについて「音にこだわります。自分が求める音やフィーリングじゃないと使ってくれません」と説明。今大会のドライビングディスタンスは平均238.67ydでフェアウェイキープ率は今季初優勝を決めた4月の「フジサンケイレディスクラシック」の50%よりも高い64%となった。 <最終日の使用ギア> ドライバー:ダ...
2018/07/10優勝セッティング

シャフトがマッチしてショット安定 アン・ソンジュの優勝ギア

大会名:ニッポンハムレディスクラシック 日時:7月6日(金)~ 8日(日) 開催コース:アンビックス函館倶楽部 上磯ゴルフコース(北海道) 優勝者:アン・ソンジュ 首位から出たアン・ソンジュ(韓国)が「67」でプレー。通算13アンダーで今季3勝目となるツアー26勝目を飾った。今季からクラブ契約フリー(アイアンのみミズノと契約)ということもあり「今は色々とクラブを試すのが楽しい」と振り返った。 試合のなかった前週は韓国に帰省し、旧知の販売店でフィッティング。シャフトは「グラファイトデザイン ツアーAD TP-4」(硬さS)を選び「とても良かった。このコースはフェアウェイが狭いところもありますが、...
2017/09/11優勝セッティング

片山晋呉 長尺パターの先生は好調シニア選手

大会名:ISPSハンダマッチプレー選手権(3回戦~決勝) 日時:9月6日(水)~9月10日(日) 開催コース:浜野ゴルフクラブ(千葉) 優勝者:片山晋呉 44歳の片山晋呉が8月の1、2回戦に続き、全7戦を制してピラミッドの頂点に立った。4回戦ではソン・ヨンハンと27ホールを戦い、準決勝ではチョ・ビョンミン(ともに韓国)を21ホール目で撃破。体力面から「絶対に若い選手の方が有利」という長い試合を制した。 かねて中長尺パターの使い手として知られた片山だが、2016年にアンカリング規制が導入されてから、グリップエンドが胸の位置にある長尺に関しては悩みも抱えていた。 以前から食事などをしてきた米山剛が...
2017/04/18優勝セッティング

西山ゆかりはベールに包まれたプロトタイプ1Wで今季初優勝

日時:4月14日(金)~16日(日) 開催コース:熊本空港カントリークラブ(熊本) 優勝者:西山ゆかり 2位から出た西山ゆかりが、上田桃子とのプレーオフにもつれ込む熱戦を制して今季初優勝。2015年8月「meijiカップ」以来となるツアー通算2勝目を挙げた。 クラブは、フェアウェイウッドとパターを除く12本が契約するブリヂストン。1Wは今季の開幕戦から、発売前のモデルとして名称が伏せられたプロトタイプを使用している。現時点で発売時期や性能などの詳細は発表されていないが、渡邉彩香や三ヶ島かなら、複数の女子契約プロたちが手にしている。 西山はマッチするシャフトの見極めにじっくりと時間をかけ、特性が...
2017/04/17優勝セッティング

6年前に発売のエース1Wで通算2勝目 梁津萬の優勝ギア

日時:2017年4月13日(木)~4月16日(日) 開催コース:東建多度カントリークラブ・名古屋(三重) 優勝者:梁津萬(リャン・ウェンチョン/中国) 2打リードの単独首位からスタートしたリャン・ウェンチョン(中国)が、一時は2位に後退しながらも、サンデーバックナインに4バーディを奪って再逆転。通算16アンダーで2年ぶりとなるツアー通算2勝目を手にした。 本間ゴルフとの契約は国内ツアー最古参となる2004年から。1Wはシャフトを替えながらも、ヘッドは2011年発売の『BERES C-01』を使用し続けている。フェウェイウッドのみナイキの『VR_S コバート』だが、こちらも13年モデルとかなり年...
2017/10/02優勝セッティング

「日本女子OP」連覇の畑岡奈紗 40年ぶりの快挙を支えた優勝ギア

大会:日本女子オープンゴルフ選手権競技 日時:2017年9月28日(木)~10月1日(日) 開催コース:我孫子GC(千葉) 優勝者:畑岡奈紗 大会史上最多アンダーパーとなる通算20アンダーを叩き出し、連覇を果たした畑岡奈紗。正確で飛距離のある1Wショットと、切れ味鋭いアイアン、さらにグリーン上で冴え渡るパッティングと、三拍子そろったプレーが後続に8打差をつける独走劇を演出した。 スタッツを見ると、4日間トータルのフェアウェイキープ率(67.8%)は31位、パーオン率(77.8%)は11位と突出した数値ではないが、1ラウンドの平均パット数(27.25)はフィールド2位。最終日の後半11番で10...
2017/05/08優勝セッティング

前週からの変更点は? キム・ハヌルの2週連続Vクラブ

日時:2017年5月4日(木)~7日(日) 開催コース:茨城ゴルフ倶楽部 西コース(茨城県) 優勝者:キム・ハヌル 第2ラウンドから、最終ラウンドの前半8番まで、計44ホールにわたってノーボギーのラウンドを続けたキム・ハヌル(韓国)。2位に3打差をつける完勝で、自身初の2週連続優勝と、史上8人目の公式戦2連勝を達成した。 前週と変わったのは、19度のUTの代わりに5Iを入れたこと。茨城GCのパー3に合わせて、飛距離200ydのUTを控えに回し、175ydを打つ5Iをバッグに入れた。そして、手前から攻めるマネジメントを貫いた。 <最終日のコメント> 「3番、4番、5番とバーディが獲れたので、いけ...
2017/05/30優勝セッティング

カン・スーヨン、前回優勝から変わらぬ安定の14本

日時:5月26日(金)~28日(日) 開催コース:オークモントGC 優勝者:カン・スーヨン 41歳のカン・スーヨン(韓国)が藤田さいき、全美貞(韓国)とのプレーオフを制し、優勝した。前回勝利した昨年6月「サントリーレディス」からクラブの変更はない。 愛用するパターはTRU2ゴルフ CNB1。米国ダラスに本社を構えるTRU2ゴルフ社が開発したモデルで、フェースの上方部は下向きに溝が彫られ、下方部は上向きに溝が刻まれている。ラフやカラーなど球が軽く浮く場所からでも転がりが良いのだという。カンのキャディによると「あまり聞きなじみのないメーカーだが、長く使っている」という。 <最終日の使用ギア> ドラ...
2017/05/01優勝セッティング

和合攻略のカギはアイアン型ユーティリティ 宮里優作の優勝ギア

日時:2017年4月27日(木)~4月30日(日) 開催コース:名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース (愛知) 優勝者:宮里優作 首位タイから出た宮里優作が最終18番で劇的なバーディパットを決めて、2シーズンぶりとなるツアー通算4勝目を飾った。最終ラウンドは5バーディ、3ボギーの「68」。通算13アンダーで2位の藤本佳則、谷口徹を1打差で振り切った。 宮里は2015年にクラブ契約をフリーとし、あらゆるメーカー、ブランドから感覚に合うモデルを選んでいる。1Wは昨季中盤からピンをチョイス。今年はブリヂストン製のアイアンを使用し、今大会直前にライ角を1度アップライトにしたことも奏功した。また、距離が短くコ...
2017/09/26優勝セッティング

特別なオンリーワン 片岡大育の3勝を支えた信頼の相棒

大会名:アジアパシフィック選手権ダイヤモンドカップ 日時:2017年9月21日(木)~9月24日(日) 開催コース:カレドニアン・ゴルフクラブ(千葉県) 優勝者:片岡大育 1打差を追う片岡大育が4バーディ、3ボギーの「70」とし、通算12アンダーで今季初優勝を飾った。1打差で折り返したサンデーバックナインに3バーディを集中させ、後続に2打差をつける鮮やかな逆転劇。3000万円を加算した賞金ランキングは23位から8位に浮上し、2019年までのアジアンツアーのシード権も手にした。 2007年からブリヂストンと契約を結ぶ“生え抜き”。プロ転向後からまもなく、飛距離不足を補うために磨きをかけてきたユー...
2017/09/25優勝セッティング

持ち味の飛距離を回復 畑岡奈紗の優勝ギア

大会:ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 日時:2017年9月22日(金)~24日(日) 開催コース:利府GC(宮城県) 優勝者:畑岡奈紗 米ツアーを主戦場とする畑岡奈紗が通算13アンダーで逃げ切り優勝。アマチュアで制した2016年10月の「日本女子オープン」以来となる国内ツアー2勝目を、18歳254日の史上最年少で成し遂げた。今年1月13日、自身18歳の誕生日に「ダンロップスポーツ」と用品契約を締結。大会ホステスとして臨んだ一戦で、大役を果たした。 ジュニア時代から同社製品を使用し、信頼度は抜群。女子オープン優勝時からは、フェアウェイウッド、アイアン、パター以外を新モデルに変更した。スイ...
2017/04/11優勝セッティング

昨季のエース1Wに戻して4戦目 テレサ・ルーの今季初勝利を支えた道具は?

日時:4月7日(金)~9日(日) 開催コース:花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコース(兵庫) 優勝者:テレサ・ルー(台湾) 4打差を追ってスタートしたテレサ・ルー(台湾)が前半3番(パー3)で、国内ツアーでは自身初となるホールインワン(8番アイアン)を決めるなど「68」をマーク。通算11アンダーで逆転優勝を遂げ、今季初タイトルを獲得した。 今季は開幕戦で予選落ちするなど不本意な立ち上がりとなっていたが、6戦目にして待望の1勝目。クラブは契約先のキャロウェイで統一。1Wは開幕戦で最新モデルの『キャロウェイゴルフ GBB エピック スター ドライバー』を投入したが、翌週の第2戦からは昨季のエース『キャロウ...
2017/11/27優勝セッティング

テレサ・ルー 不動の14本で盤石の4勝目

日時:2017年11月23日(木)~26日(日) 開催コース:宮崎CC(宮崎県) 優勝者:テレサ・ルー(台湾) テレサ・ルーが今季最多の4勝目を挙げた。風が吹いた3日目までにスコアを伸ばしてリードを築くと、降雨の最終日は「攻め過ぎず、安全に行こう」とボギーなしの盤石の内容。難コースを攻略してメジャータイトルでシーズンを締めた。 クラブは前回優勝した「富士通レディース」と変わらず。「富士通」の最終日は雨で3Wをキャロウェイゴルフ GBB エピック サブゼロ フェアウェイウッドから、より易しいとされるキャロウェイゴルフ スティールヘッド XR フェアウェイウッドに突如変更したが、現在も使用を続けて...
2017/12/05優勝セッティング

パットの精度と強いメンタル 宮里優作の初賞金王ギア

大会名:ゴルフ日本シリーズJTカップ 日時:2017年11月30日~12月3日 開催コース:東京よみうりカントリークラブ(東京都) 優勝者:宮里優作 逆転賞金王に向けて優勝しかない状況で、決勝2日間はノーボギーの完璧なゴルフを披露した宮里優作。今季最多となる4勝目を挙げ、史上3番目に年長となる37歳で初賞金王に輝いた。 宮里の強さについて、JGTOの青木功会長はこう語る。「ショットも良いけど、パッティングが良い。打つときに素振りを一回もしないだろ。負けた悔しさとかを全部積み重ねてきて、決めたところに打ってダメならダメだという割り切りが、ここ2、3年できている。このパッティングが何年続くか分から...
2019/09/16優勝セッティング

高精度のショットで独走V 畑岡奈紗の優勝ギア

大会:日本女子プロ選手権大会コニカミノルタ杯 日時:2019年9月12日(木)~15日(日) 開催コース:チェリーヒルズGC(兵庫県) 優勝者:畑岡奈紗 大会4日間を通して60台を並べたのは畑岡奈紗ただひとり。2位に8打差をつける圧勝で国内メジャー3勝目を達成した4日間のスタッツは、フェアウェイキープ率が78.6%で全体19位。パーオン率は86.1%で同1位を記録した。 大会開幕前の火曜日、畑岡はメーカースタッフに開口一番、ウェッジの距離感のズレを訴えたという。試合になると飛び過ぎる傾向を感じていたという畑岡は、弾道測定器で3本のウェッジの距離を再確認した。測ってみると、想定通りの数字だったた...
2019/09/24優勝セッティング

大逆転Vを決めた渋野日向子の14本 優勝クラブの変遷は

大会名:デサントレディース東海クラシック 日時:9月20日(金)~9月22日(日) 開催コース:新南愛知CC美浜コース(愛知県) 優勝者:渋野日向子 渋野日向子がツアー自己ベストの「64」をマークし、8打差をひっくり返す大逆転で今季国内ツアー3勝目を挙げた。獲得賞金は目標の1億円を突破。次のターゲットを賞金タイトルに定め、残り10試合に迫ったシーズン終盤戦を戦う。 使用クラブは、8月に制した海外メジャー「AIG全英女子オープン」から大きな変更はない。以前の国内2勝を含めてユーティリティ(ピン G410 ハイブリッド)は3番(19度)と4番(22度)の構成だったが、今回は3番を抜いて同モデルの5...