2020/06/24ツアーギアトレンド

鈴木愛はマレットで新シーズンへ 渋野日向子はシャフト変更/開幕戦使用クラブ【ピン編】

国内女子ツアーは25日開幕の「アース・モンダミンカップ」(千葉・カメリアヒルズCC)で2020―21シーズンが動き出す。約4カ月遅れで迎える開幕戦で選手たちが使用予定のクラブを契約メーカー担当者に聞いた。第3回は鈴木愛や渋野日向子らが契約するピン。 鈴木愛 賞金女王の鈴木愛は毎試合16本を用意し、開催コースによって14本を選ぶスタイル。パターはピン型でエースのピン ヴォルト アンサー2 パターではなくマレット型を使用予定。3連勝を挙げた昨季の終盤からモデルチェンジはなくフェアウェイウッド、ユーティリティの構成を組み替えながら試合に臨むという。 ドライバー:ピン G410 LST ドライバー(...
2020/06/25ツアーギアトレンド

上田桃子&河本結 マーベリックで出陣/開幕戦使用クラブ【キャロウェイ編】

国内女子ツアーは25日開幕の「アース・モンダミンカップ」(千葉・カメリアヒルズCC)で2020―21シーズンが動き出した。約4カ月遅れで迎える開幕戦で選手たちが使用予定のクラブを契約メーカー担当者に聞いた。第4回は上田桃子や河本結らが契約するキャロウェイ。 上田桃子 上田桃子は1Wをキャロウェイ マーベリック サブゼロ ドライバープロトタイプ(10.5度)にチェンジ。UTなどを組み合わせ14本を選んでいく。 ドライバー:キャロウェイ マーベリック サブゼロ ドライバープロトタイプ(10.5度) フェアウェイウッド:キャロウェイ X HOT フェアウェイウッド(3番15度、5番19度) アイア...
2024/06/14ツアーギアトレンド

キャロウェイの新ウェッジ「オーパス」を全米オープンで発見

◇メジャー第3戦◇全米オープン 初日(13日)◇パインハーストリゾート&CC パインハースト No.2(ノースカロライナ州)◇7548ヤード(パー70) 男子メジャー第3戦の会場でキャロウェイの新シリーズのウェッジを発見した。バックフェース部分には見慣れない「OPUS(オーパス)」のロゴ。昨年春にリリースされた「JAWS FORGED(ジョーズ フォージド)」のバックフェースに開いていた4つの穴がなくなった。 かつての4つの穴はウェイト・ポートの名称で、トウ側の穴にタングステンを入れることで重心をセンターに近づけていた。今作ではシャフトと設置するネック部分を長くすることで実現した。 石川遼...
2024/06/20ツアーギアトレンド

女子ツアーシューズ勢力図に異変 FJとナイキの二強にアディダスとNBが肉薄

ことしは男子も女子も足元の動きが目立つ。スイングの話ではない。プロの履いているシューズがコロコロと変わっているのだ。 男子ツアーでいえば、今季から石川遼がニューバランス(NB)にしたのはご存じの方も多いだろう。中島啓太のナイキ→アディダスも話題になった。女子ツアーでも動きは多い。依然としてナイキの選手は多いが、契約フリーの原英莉花がフットジョイ(FJ)を選んだり、ニューバランスやアディダスの利用者も目立つなど、その勢力図は変わりつつある。 先週の「ニチレイレディス」での使用状況を調べると、フットジョイが26.9%、ナイキが21.3%、ニューバランスが13.9%、アディダスが13%、エコーが1...
2024/08/03ツアーギアトレンド

上井邦浩が練習器具を開発! その名は「トライアングルロックマン」

上井邦浩が作った練習器具がツアーでちょっとした話題になっている。地元・名古屋でインドア練習場を始めた上井は、試合の合間にアマチュアを教えることも多い。その中で発案したのが「トライアングルロックマン」という器具だ。 「『手と体を一体化させるように打って』とか、『手を使わないで打って』と説明するんですが、なかなか伝わらなくて。それだったら、我々プロのスイングを体感できる練習器具を作ったほうが早いのかなと思って」。そう思って開発に着手。設計図を描き、契約するスポンサーに製作をお願いした。 さて、その使い方。まず、シャフトのグリップ寄りの部分にアタッチメントをつけてクラブと器具を固定。続けて器具の...
2024/08/09ツアーギアトレンド

岩井姉妹も青木瀬令奈も 女子プロがスリクソン新「Z-STAR」ボールに続々スイッチ

◇国内女子◇NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 事前(8日)◇軽井沢72G北コース(長野)◇6685yd(パー72) 男子ツアーでは1カ月前からツアーシーディングが始まっていた住友ゴム工業(ダンロップ)の新しいスリクソン「Z-STAR」ボール。女子ツアーでは今週からテストが始まり、いきなり実戦投入を決めた選手が数多くいた。 「Z-STAR」、「Z-STAR XV」、「Z-STARダイヤモンド」の3機種がラインアップ。練習日にはそれぞれ黒(スター)、赤(XV)、ゴールド(ダイヤ)の差し色が入った白い箱が選手に渡されていた。 元々XVユーザーの岩井姉妹は2人そろって新しいXVを選び、ともに新ボール...
2024/07/03ツアーギアトレンド

スリクソン新作? 松山英樹は“未発表ボール”で2年ぶりに優勝していた

住友ゴム工業(ダンロップ)のスリクソン Z-STARボールのニューバージョンと見られる製品が6月末、PGAツアーの会場でお目見えした。Z-STAR、Z-STAR XV、Z-STAR ダイヤモンドの3種類のアップデート版とみられるモデルが契約選手に支給。長年、“XV”を愛用する松山英樹がベールに包まれていた新たな武器と、ボール選びについて明かした。 実は松山が今作のXVにスイッチしたのは5カ月も前だったという。1月の「ファーマーズインシュランスオープン」で初めて実戦投入し、2日目に米国で初めてホールイワンを達成。さらに2月「ジェネシス招待」で飾った2年ぶりのツアー通算9勝目にも、このボールが一役...
2024/02/26ツアーギアトレンド

清本美波は「Qi10 LS × 24 VENTUS BLUE」 “新作づくし”でプロデビュー

◇国内男女◇HEIWA×PGM チャリティゴルフ(24日)◇PGMゴルフリゾート沖縄(沖縄)◇男子7116yd、女子6359yd(パー73) 2023年プロテストでトップ合格を果たした清本美波。沖縄で行われた1日競技のペアマッチでプロデビュー戦を飾った(大槻智晴とのペアで16位タイ)。そのキャディバッグの中をのぞくと、14本すべてテーラーメイドに。アマチュア時代からクラブを使用していた同社と用具契約を結んでいた。 クラブの中でも目を見張ったのはドライバーだ。「Qi10 LS」(10.5度)に、薄い青色をした藤倉コンポジットの最新シャフト「24 VENTUS BLUE」(5SR)の組み合わせ。 ...
2024/01/18ツアーギアトレンド

古江彩佳がブリヂストンの未発表1Wを投入「パリ五輪までに優勝を」

◇米国女子◇ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ 事前(17日)◇レイクノナG&CC (フロリダ州)◇6608yd(パー72) 古江彩佳が2024年シーズンの開幕戦でブリヂストンの未発表1Wを投入する。ゴルフルールを統括するR&Aと全米ゴルフ協会(USGA)の適合ドライバーヘッドリストに掲載されている「B3 MAX」。これまで使ってきた「B3 SD」の後継モデルとみられる。 短いオフに本格化したテストで好感触を得たという。「前のも気に入っていたんですけど、弾道がちょっと高くなってきていた。それを抑えたいとなった時に、新しいのがちょうどいいんじゃないかと聞いて。ド...
2023/03/29ツアーギアトレンド

金谷拓実の14本は「歴3年以上」のベテラン選手がズラリ

◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 事前(29日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7062yd(パー71) 2月のアジアンツアー「インターナショナルシリーズ オマーン」で優勝した金谷拓実が日本ツアー開幕戦で“凱旋出場”する。キャディバッグの中身をのぞいてみた。 昨年の後半戦からの変更点はなく、1Wはピン「G410 プラス」を継続使用。アマチュア時代に「三井住友VISA太平洋マスターズ」で優勝を飾った4年モノの相棒だが、シャフトのみ「ジ・アッタス」のスペックを7Sから6Xに変更している。「海外に挑戦してから本人の中でスピードを上げたいというのがあって、重さを軽く、フレックスを硬くし...
2023/03/30ツアーギアトレンド

中島啓太 久しぶりのスチールシャフト「プロジェクトX LS」に

◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 事前(29日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7062yd(パー71) 1月のPGAツアー「ソニーオープンinハワイ」でシーズンインした中島啓太。すでに3試合を戦い、新しいクラブの感触を実戦でつかんできた。国内開幕戦を迎えるにあたって、キャディバッグの中身にどう変化を加えてきたのか、じっくりと見てみよう。 1Wは今年からステルス2プラスにチェンジ。「モデル違いでいろいろ試しましたが、“プラス”のスピン量が彼にとってほどよかった。だいたい2500~2600回転に収まって、安定したフェードが打てています」(テーラーメイド・ツアー担当)。クラブの長...
2024/03/08ツアーギアトレンド

「今年は絶対優勝するぞ」永久シードを目指す横峯さくらの開幕セッティング

◇国内女子◇明治安田レディス ヨコハマタイヤ 初日(7日)◇土佐CC(高知)◇6273yd(パー72)◇晴れ(観衆1206人) 09年賞金女王の横峯さくらはツアー通算23勝で、永久シードまであと7勝。夢を追いかけるため「今年は絶対に優勝するぞ」と強い覚悟を持って今季初戦に乗り込んだ。24年初ラウンドは4バーディ、2ボギーの2アンダー「70」で14位。最後に優勝した14年「大王製紙エリエールレディス」以来10年ぶりのVに向けて好調に滑り出した。 今回は年明け早々にクラブセッティングを見直し、バッグの中身を総入れ替えした。ドライバーはキャロウェイのローグST トリプルダイヤモンドで、3Wにヤマハの...
2024/05/01ツアーギアトレンド

西村優菜のシャフトは「4R」!? 女子ツアー随一のロースペックに衝撃

◇国内女子メジャー◇ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ 事前(30日)◇茨城ゴルフ倶楽部 東コース◇6665yd(パー72) 主戦場の米ツアーから一時帰国し、国内メジャーに挑む西村優菜。練習場で彼女の周りに人だかりができていた。どうやらシャフトメーカーのスタッフが取り囲んで、テストをしているようだ。バッグの横には多くのシャフトが、キャロウェイのスリーブの着いた状態で並んでいた。藤倉コンポジット「スピーダーNXブルー」と「NXグリーン」、グラファイトデザイン「ツアーAD VF」、三菱ケミカル「ディアマナ WB」…。 彼女は長らく「スピーダーNXグリーン」を使っていたが、3月末の...
2024/06/21ツアーギアトレンド

10年ぶりのテーラーメイド新「CB」アイアン 山路晶が試合で即投入

◇国内女子◇アース・モンダミンカップ 初日(20日)◇カメリアヒルズCC(千葉)◇6650yd(パー72)◇曇り(観衆1388人) テーラーメイドの新しいキャビティバックアイアン「P7CB」が女子ツアーでお披露目された。ツアーでのテーラーのキャビティバックといえば、ここ数年は「P7MC」というマッスルバックにキャビティの寛容性をもたせたモデルが主力商品だった。「CB」の名を冠したモデルは、実に10年ぶりの登場となる。 練習日にテストをしたのが、契約選手の永峰咲希。新しいP7CBアイアンを手に持ち、ボールを打った永峰は「音が全然違う」と第一声。「何だろう、衝撃が少なくてフェースに食いついている感...
2023/02/28ツアーギアトレンド

三角戦争ぼっ発か オデッセイ「△ネック」はトラスの対抗馬になる?

◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 事前情報◇琉球GC(沖縄県)◇6560yd(パー72) 国内女子ツアーの開幕戦は、約3カ月ぶりの試合ということもあり、練習日はさながらプロの新しいクラブのお披露目会の様相を呈する。その中でも、今年ひときわ目立っていたのが、キャロウェイゴルフが新しく出したオデッセイの「三角ネックパター」だ。 同社からの詳しいリリースはないが、クラブのソールには「TRI-BEAM」の文字が見える。「TRI」はトライアングルの三角? 「BEAM」はどんな意味? レーザーじゃないよな。言葉を調べてみると、「ビーム」、「光線」という意に続いて「梁(はり)」などが出てくる。梁とは「...
2024/04/03ツアーギアトレンド

桂川有人はスイングもクラブもリセット 絶好調だった大学2年時みたいに

◇国内男子◇東建ホームメイトカップ◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7069yd(パー71) 米国挑戦を経て、今季は国内ツアーに腰を据えて戦う桂川有人。開幕戦を8位タイの好位置で終え、スイングもクラブも「絶好調だった大学2年時の原点に戻った感じ」と、成績以上の手応えをつかんでいた。いったい彼の中にどんな変化があったのか。クラブの話を中心に、ここ最近の取り組みを語ってもらった。 プロ4年目を迎える桂川は「大学4年時にコロナで試合がなく、なんかいろいろ出来ちゃったのでスイングをいじったんですよね。そこから打ち方がおかしくなった」と、プロ転向直前からスイングの歯車が狂い始めていたことを吐露...
2024/04/04ツアーギアトレンド

脇元華 “濃紺トラス”投入でパット数激減 「ちょっとクランクがいい」

◇国内女子◇富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 事前(3日)◇石坂ゴルフ倶楽部(埼玉県)◇6535yd(パー72) テーラーメイドの新しいパター「TPトラス ミッドナイトブルー」のツアーシーディングが、先週の「ヤマハレディース」から始まった。メーカー未発表モデルではあるが、昨年5月に出た「TPトラス」の新モデルと目され、締まった濃紺色が特徴だ。展開から1週間が経ち、選手の反応や使用状況を調査してみた。 新しいTPトラスはブレード型の「B1 TH」、ブレード型でソール幅の広い「B3 TH」、同ヘッドのセンターシャフト「B3 TC」、マレット型センターシャフト「M4 TC」の4機種をラインア...
2024/03/02ツアーギアトレンド

契約フリー藤田さいきの14本 「Qi10」に「Xフォージド」“いいとこどり”セット

◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス◇沖縄・琉球GC◇6595yd(パー72) クラブ契約フリーとなって久しい藤田さいき。契約のしばりがないため、彼女が選ぶモノは“本当にイイもの”と思えてしまう。開幕戦でスタメンの座を勝ち取った14本を見てみよう。 ドライバーは、2022年「大王製紙エリエールレディス」で11年ぶりの優勝を遂げたときに使用していたピンの「G430 MAX」を継続。同社話題の新作「G430 MAX 10K」ではないが、そちらも漏れなくオフに試した様子。藤田の関係者によれば「非常にいいところまでいったんですがね…」と最終選考からは漏れたものの、今後投入の可能性は残しているようだ。...
2024/06/19ツアーギアトレンド

パターもリシャフト時代? 「スチール×カーボン」シャフトがじわり人気

◇国内女子◇アース・モンダミンカップ 事前(19日)◇カメリアヒルズCC(千葉)◇6650yd(パー72) 国内男女ツアーでじわじわと見かけるようになったパターシャフトがある。その名も「スタビリティシャフト」。先端がスチール、中央部から手元側にかけてがカーボンというハイブリッドシャフトだ。米国ではすでに5年ほど前に登場し、米ツアーでも使用選手がチラホラと出始めていた。日本にも徐々に入ってきており専門店などで販売されていたが、ツアーで見かけるようになったのはことしになって初めて。 スチールとカーボンの融合といえば、オデッセイの採用している「ストロークラボ」シャフトが有名だが、「スタビリティ」はそ...
2023/03/09ツアーギアトレンド

クラブ契約フリーになった三ヶ島かな 「来た!」と思った1Wは?

◇国内女子◇明治安田生命レディス ヨコハマタイヤ 初日(9日)◇土佐CC(高知)◇6228yd(パー72) 前週にシーズンが開幕するまで、三ヶ島かなのオフは例年と様変わりした過ごし方だったという。「一回、自分が思うセッティングでやってみたい」とクラブ契約フリーで臨むことを決断。12月から1Wをはじめとする相棒探しが始まった。 「2、3カ月はいっぱい打ちました。『フリーってこういう感じか~』って」。複数メーカーのモデルを試す中で「来た!」と思えるドライバーに出会った。キャロウェイのパラダイム トリプルダイヤモンド。飛距離性能はもちろん、「当たり損ねに強い。“やっちゃったかな”と思っても、ちゃんと...