2020/10/16中古ギア情報

メジャーを制した原英莉花のクラブを中古でチェック

「日本女子オープン」史上最長コースを、持ち前の飛距離を生かして制した原英莉花。クラブに造詣が深い尾崎将司を師匠に持ち、クラブにも“ジャンボイズム”が反映されている。その優勝セッティングを中古ショップ的に分析してみよう。 「ミズノプロ モデル-E ドライバー」は、ヘッドの重心距離が短めで操作性がありながら、フェースの反発が高く飛距離性能も両立。中古では3万円台後半から見つけることができる。フェアウェイウッドは「ミズノ ST200 フェアウェイウッド」の3Wと5Wを入れているが、海外モデルのため日本では発売されておらず、中古市場にはほとんど出てこない。 今回注目されたのが、発売されたばかりの「ミズ...
2020/10/30中古ギア情報

タイトリスト「TSi」登場で前作の中古価格がお手ごろに

タイトリストの新モデルとなる「TSi2 ドライバー」「TSi3 ドライバー」が11月13日に発売となる。すでに国内外の主要ツアーで多くのプロが手にしており、クラブ契約をしていない選手も使用していることから、発売前にもかかわらず注目度が非常に高い。 タイトリストのドライバーと言うだけで「プロしか打てないハードヒッター向け」という先入観を持たれがちだが、近年発売のモデルは、どれもアマチュアでも使いこなせる性能のものばかりだ。前作の「TSシリーズ」はすでにマークダウン(値下げ)されており、中古価格も手ごろになっている。 2018年に発売された「TS2 ドライバー」「TS3 ドライバー」は、どちらもヘ...
2020/11/06中古ギア情報

タイガー・ウッズが「マスターズ」直前に変更した3W

昨秋の「ZOZOチャンピオンシップ」以来、優勝に恵まれていないタイガー・ウッズ。連覇を狙った10月末の「ZOZO」も72位タイに終わったが、開催が次週に迫った「マスターズ」でも注目の存在になるだろう。 そのウッズは今年、長年使っていたパターグリップの変更で話題になったが、今回の「ZOZO」では、「テーラーメイド SIM フェアウェイウッド」の3Wを投入して注目を集めた。テストは繰り返し行っていたようだが、試合で使い始めるまでには、発売開始から8カ月も経過している。前作の「テーラーメイド M5 フェアウェイウッド」と同じチタンボディで、フェースにはZATECH(ゼイテック)チタンという新素材を採...
2020/11/20中古ギア情報

とにかく曲がらない古江彩佳のセッティングはコスパも抜群

国内女子ツアー「伊藤園レディス」で、古江彩佳がプレーオフの末に今季2勝目を飾った。大会3日間でフェアウェイキープ率88%(37/42)、パーオン率89%(48/54)という高精度のショットを支えたクラブセッティングを中古目線でチェックする。 クラブはパターを除き、契約を交わすブリヂストン製を使用する。ドライバーは2018年モデルの「ブリヂストン ツアーB XD-3 ドライバー」。ニュートラルでコントロール性に優れたクラブになるが、新製品が出たばかりなので、中古ではかなりお買い得な価格で見つかる。カスタムシャフト装着モデルでも2万円前後から見つけることができた。 3Wは、19年モデルの「ツアーB...
2020/12/11中古ギア情報

2020年国内女子ツアー優勝ドライバーを中古で調査

2020年の国内女子ツアーは、例年通り「JLPGAツアー選手権リコーカップ」をもって終了した。今年は、新型コロナウイルスの影響で14試合のみ実施。昨年より25試合も少なくなったが、ニューヒロインが次々と活躍した。今回は、20年の優勝者が使ったドライバーを中古目線で振り返る。 今年はテーラーメイドのドライバーが大躍進し、昨年の2勝から5勝に増加した。2勝を挙げたルーキーの笹生優花は「M5 ドライバー」を使用。2019年に大ヒットしたモデルで、2万円台を切るものから見つけることができるが、人気は継続中のため中古では意外と少ない。 「SIM MAX ドライバー」を使用した永峰咲希が1勝、申ジエが2勝...
2020/04/24中古ギア情報

高性能&コスパ抜群 「ゼクシオ」は1万円台【2012年の名器を振り返る】

2012年に発売のモデルと聞くと「少し古いかな?」と思うかもしれないが、中古ショップでは価格が落ち着き、抜群のコスパで手に入る“名器”のクラブが数多くある。 ドライバーは、住友ゴム工業の「ダンロップ ゼクシオ セブン ドライバー」がオススメだ。2020年に最新モデルが出るまで、歴代ゼクシオの中で最も慣性モーメントが高くて重心が深い、ミスに強いヘッドだった。今なら1万円台で購入でき、中には1万円を切るものを見つけられるだろう。 フェアウェイウッドは、当時大ヒットした「テーラーメイド ロケットボールズ フェアウェイウッド」。とにかく飛距離が出ることで人気のクラブだったが、それだけではない。大きめの...
2018/09/14中古ギア情報

中古でしか買えない、やさしい実力派アイアン

前週「ISPSハンダマッチプレー選手権」でタイのタンヤゴーン・クロンパがツアー初優勝を飾った。2014年から日本ツアーに加わった28歳だが、クラブセッティングがなかなか興味深い。 ドライバーは「ダンロップ スリクソン Z785」、5番ウッドは「スリクソン Z F85 フェアウェイウッド」と、ともに今月発売されるスリクソンの最新モデルを使用。これに対しユーティリティは、2010年の「スリクソン Z-UTI」、パターは2001年の「オデッセイ トライホット #3」と両極端だ。 今季から投入したアイアンは、2013年モデルの「ピン G25 アイアン」。このアイアンは同年の「東建ホームメイドカップ」を...
2020/05/08中古ギア情報

1万円以下で“300ヤード級”のFWも【2013年の名器を振り返る】

2013年発売のモデルを振り返ると、まだまだ第一線で通用する名器がいくつもある。 まずは、フェアウェイウッドの歴史的名器とも呼ばれる「キャロウェイ X HOT フェアウェイウッド」。カップフェース構造で弾きも良く、発売当時に“アマチュアでも300ヤード飛ばせる”とうたったモデル。実際に飛ぶかはさておき、安心感のある大きめヘッドで、ボールが上がりやすく、打感も良い。昨シーズンは契約プロの上田桃子が使用していた。中古ショップでは7000円台で程度の良いものが手に入る。 隠れた名器と言えるのが、「アダムス IDEA スーパー LS ハイブリッド」だ。こちらはヘッド素材にチタンを使うユーティリティの元...
2018/08/24中古ギア情報

ぶっ飛びアイアンを買うときの注意点

飛距離ダウンに悩むゴルファーの心強い味方として、ここ数年で一気に使用者が増えたのが「ぶっ飛びアイアン」だ。ブームの火付け役となったのは、9番アイアンで150yd飛ぶことで話題となった2014年発売の「ヤマハ インプレス RMX UD+2アイアン」ではないだろうか。 その「インプレス RMX UD+2アイアン」は一時期中古ショップでも品薄で、なかなか見かけることがなかった。後継モデルの「インプレス UD+2 アイアン」も発売から2年が経ち、どちらも少しずつ中古の在庫は増えてきたが、価格はまだ高めだ。ほかのぶっ飛びアイアンであれば、「ブリヂストン JGR ハイブリッド FORGED アイアン」が比...
2020/06/05中古ギア情報

中古で人気継続中の「G400」「エピック」シリーズ登場【2017年の名器を振り返る】

2017年のクラブとなると、さほど古さを感じない。ただ、中古での売価は、新品時と比べると割安感があり、コスパの高さが目立つ。 この年は、ピンの「G400」シリーズが登場。19年発売の「G410」シリーズよりも少し尖った性能で、特に「G400 LSテック ドライバー」は、つかまりを抑えて低スピン弾道が打ちやすいクラブだ。中古でも人気のシリーズなので、2万円台中盤からと堅調な価格設定となっている。 また、同年はキャロウェイの「エピック」シリーズも大ヒットした。「GBB エピック スター ドライバー」はつかまりが良く、低スピンで飛ばせるのが魅力。アジア限定モデルなので、ヘッドが重すぎずに使いやすい。...
2020/06/12中古ギア情報

ドライバーの当たり年!? 使用プロが大活躍【2018年の名器を振り返る】

2018年の名器を振り返ると、各ツアーで活躍したドライバーのヒット作が目立った。 年明けすぐに、衝撃的なデビューを果たしたのが「テーラーメイド M4 ドライバー」。PGAツアーの同年初戦となった「セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」で、ダスティン・ジョンソン(米国)が433ydのパー4でホールインワン寸前のスーパーショットを放った。使用したクラブが「M4」だったこともあり、飛んで曲がらないドライバーという印象を強く植え付けた。 同時発売の「M3 ドライバー」は、ヘッド体積が異なる「M3 460」と「M3 440」がラインアップ。本格的にツアー復帰したタイガー・ウッズが「M3 460...
2020/06/26中古ギア情報

豊富に選べる「スピーダー」 海外の人気モデル逆輸入も【中古で最適シャフト-フジクラ編-】

手軽にリシャフトできる可変スリーブ装着のドライバーが激増したことで、中古ショップで人気なのが、スリーブ付きのシャフト。今回は、大手シャフトメーカーの代表的なモデルの特性を解説していく。第1回は、藤倉コンポジット。 同社といえば「スピーダー エボリューション」シリーズが人気だ。2019年は「スピーダー エボリューション 6」が登場し、渋野日向子が愛用したことでも話題になった。このモデルは、全体がしなり、先端部の動きが抑えられ、たたいて飛ばしたいゴルファー向けのシャフトだ。各社のヘッドに合わせたスリーブ付きのものも多く、2万円台前半から手に入る。 前作の「スピーダー エボリューション 5」は201...
2020/07/10中古ギア情報

タイプで選べる米ツアー発信の人気シリーズ【中古で最適シャフト-三菱ケミカル編-】

可変スリーブ対応のドライバーが激増したことで、中古ショップでも存在感が増しているスリーブ付きのシャフト。今回は三菱ケミカル社製のシャフトを紹介する。 材料の開発から成型までを、一貫して管理できる世界で唯一のシャフトメーカーをうたう三菱ケミカル。海外でも人気が高く、「テンセイ」、「クロカゲ」、「ディアマナ」シリーズは米国ツアーから発信され、その人気が全世界へと広がった。 一番メジャーなのは「ディアマナ」シリーズだろう。2020年3月に発売のプレミアムモデル「ディアマナ D-LIMITED」は、米国では「ディアマナ D+」として展開。タイガー・ウッズやブルックス・ケプカも使用している。元調子で先端...
2020/07/17中古ギア情報

松山英樹や石川遼ら愛用の国内トップブランド【中古で最適シャフト-グラファイトデザイン編-】

可変スリーブ対応のクラブが激増したことで、関心が高まっている中古ショップのシャフト選び。今回はグラファイトデザイン社製のシャフトを紹介する。 国内男子ツアーのシャフト使用率ナンバー1を誇る同社。その中でも圧倒的人気なのは「ツアーAD」シリーズだ。ツアープロが求めるリクエストに、高いレベルで応える開発力と、自社の国内工場で作られる高い品質で多くのファンを獲得している。 まず人気なのは、松山英樹や石川遼が使用した「ツアーAD XC」(2019年発売)だろう。手元がしなり、切り返しで間が取りやすい。先端剛性が高いので、ボールをつかまえられて、左のミスを嫌う人にオススメだ。2万円前半から見つけることが...
2020/07/24中古ギア情報

“期待の新星”のクラブセッティングを中古でチェック

国内男子ツアーは、2日間の非公式大会として「ゴルフパートナーエキシビショントーナメント」を7月上旬に開催。有力選手が多く参加する中、昨年のアジア下部ツアーで日本人初の賞金王に輝いた22歳の関藤直熙(せきとう・なおき)が最終日「61」のコースレコードで逆転優勝を遂げた。 クラブセッティングをチェックしてみると、パター以外は今年から契約を結んでいるブリヂストンスポーツのクラブで揃えている。 ドライバーは、昨年発売の「ツアーB JGR ドライバー」。スイートエリアが広く、ミスヒットに強いので、狭いホールでもドライバーでアグレッシブに攻めていく関藤の武器になった。発売から1年弱だが、中古ショップでは3...
2021/01/01中古ギア情報

冬ゴルフに活躍するユーティリティを中古でゲット

冬本番のゴルフは、寒くて体が動かない、風が強い、グリーンが硬くて止まらないなど、スコアを崩しやすい原因ばかり。ただ、低くて強いボールを打てるクラブを使い、地面の硬さをうまく利用できれば、飛距離を伸ばせる利点もある。こんな時に活躍する、中古ショップでオススメのユーティリティを紹介する。 まずはアイアン型のユーティリティ。2018年発売の「ダンロップ スリクソン Z U85 ユーティリティ アイアン」は、構えやすいアイアン形状でありながら、ソール幅が広く、ミスヒットにも強い。こちらは1万円台前半から見つけることができる。 同じく2018年に登場した「テーラーメイド ギャッパー ロー ユーティリティ...
2021/01/08中古ギア情報

中古の単品アイアンでセッティングのスキマを賢く埋める

クラブ間の空いている距離を賢く埋めたければ、中古ショップで購入できる単品アイアンがオススメだ。現在はアイアンセットの主流が10本(3I~SW)から6本(5I~PW)に減ったことで、ウッドやウェッジとの距離が空いてしまうケースも少なくない。さまざまな番手の単品アイアンがそろう中古ショップを活用すれば、価格もお手ごろなので、コスパ良くセッティングのスキマを埋められる。 例えば、昨年の男子ツアーで大活躍した金谷拓実は、スキマを埋めるために5番アイアンを2本投入している。ヘッドが大きい中空構造で、アイアン型ユーティリティに近い「ピン G710 アイアン」の5番と、セットで使っている「ピン i210 ア...
2020/08/28中古ギア情報

規格外の新人・笹生優花のクラブを中古で探す 参考になるゴルファー層は?

国内女子ツアー「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」は、19歳のルーキー笹生優花が初優勝。最終日はコースレコードに並ぶスコアで、規格外のポテンシャルを見せつけた。 使用ドライバーは、師匠である尾崎将司が見立てたというテーラーメイド「M5 ドライバー」のロフト角10.5度。シャフトは、「IMIDE AND SUNS(イミドアンドサンズ)」というブランドで、馴染みが薄いかもしれないが、旧セブンドリーマーズと言えばピンとくる人も多いだろう。 「M5」は、すでにモデルチェンジされているので中古市場に豊富にあり、程度によっては2万円前半からと値ごろ感がある。一方で「IMIDE AND SUNS」、「セブ...
2021/01/22中古ギア情報

米ツアー2021年初戦を制した17年モデルのドライバー

2021年初戦となった「セントリートーナメント of チャンピオンズ」は、ハリス・イングリッシュが優勝。彼は2017年発売の「ピン G400 ドライバー」を使用しており、最新ドライバーを武器にしていたわけでなかった。2020年の優勝者を振り返ってみると、意外にも同じような選手が4人も見つかった。 「G400 ドライバー」は、ヘッドMOI(慣性モーメント)が大きく、ヘッド体積が445ccとやや小ぶりで構えやすい。パトリック・リードもこのドライバーで「WGCメキシコ選手権」を制している。 同シリーズの「G400 LST ドライバー」は、ハドソン・スワッフォードが「コラレスプンタカナリゾート&クラブ...
2019/06/21中古ギア情報

ウッドランドの小技を中古クラブで身につける

今年の「全米オープン」はブルックス・ケプカの猛追を振り切り、ゲーリー・ウッドランドがメジャー初勝利を挙げた。そのウッドランドのクラブセッティングを、中古ショップ的に分析してみよう。 ドライバーは「ピン G410 PLUS」を使用。飛距離性能と方向安定性を両立したドライバーで市場の評価が高いが、3月に発売されたばかりで、中古ショップではまだほとんど見かけない。 最終日の14番(パー5)で見事に2オンさせた3番ウッドが「ピン G410 LST フェアウェイウッド」。小ぶりのヘッドでコントロール性の高いモデルだが、ドライバーと同じく中古ショップではまだ希少だ。 アイアンセットは「ウイルソン スタッフ...