2013/11/22中古ギア情報

谷原秀人が決して離さなかったクラブとは

太平洋クラブ御殿場で行われた三井住友VISA太平洋マスターズは谷原秀人が、通算13アンダーで3年ぶりの優勝を遂げた。一時期、肩の故障が原因でショット(特にドライバー)の不調となり、シードは確保するものの優勝から遠ざかっていた。逆にショットが悪い分、ショートゲームでカバーすることができるようになってきたという。 谷原は11月21日現在、国内ツアーでの平均パット数は第1位。それを支えるのが「スコッティ・キャメロン セレクト GoLo」だ(※谷原が使っているのはプロトタイプ)。大きめのマレット形状のヘッドで安心感があり、ヘッド中央のラインでターゲットに合わせやすい。ソールに配置した2つのタングステン...
2013/10/18中古ギア情報

スコアアップに役立つお助けクラブを手に入れよう

今では普通に販売されている7番ウッド、実はキャロウェイのビッグバーサというモデルが出るまで非常にマイナーな存在だった。アイアンセットが3番アイアンまでの時代。難しい3番アイアンの代わりに、ボールが楽に上がって距離も出る7番ウッド。ショートウッドという名称とともに、一気に認知度を上げた。 さて最近では、ゴルフボールは高ヘッドスピード域で低スピン化させて、ドライバーの飛距離を稼ぐというテクノロジーの進化を受けて、アイアンでボールを上げるのが難しくなってきている。一般的なヘッドスピードでは、5番アイアンでさえ、ボールが上がりにくくなってきている。おまけにアイアンはストロングロフト化が進み、昔より2番...
2013/10/25中古ギア情報

復活!石川遼のパターの秘密

米国男子ツアー第2戦「シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン」で石川遼が2位タイに入り、一時の不調から復活ぶりをアピールしている。2013年シーズンから米ツアーに本格参戦した石川遼だが、腰の不調からくるパッティングの練習不足など、シードを失い入れ替え戦を余儀なくされた。 ショットは徐々に復調したが、パターがなかなか本調子にならず、トレードマークのL字マレットから、オデッセイ WHITE HOT PRO #7に変更するなど、悩みの深さを感じさせた。復活の糸口は、もちろん練習量もあるだろうが、2014年度から米ツアー本格参戦の松山英樹が言った「L字の遼が俺は好きだ」というこの一言ではない...
2013/11/01中古ギア情報

専用ウェッジで目指せ100切り!

ゴルフに悩んでいる人、ゴルフを始めて間もない人がまず目標にするのは、スコアで「100」を切ることだろう。「100」を切ってしまうと、なんだそういうことだったんだ!と気が付くのだが、当事者はなかなか気が付かないことがある。 それはショートゲームの重要性。OBなどティショットのミスに注目してしまい、練習場でついついドライバーばかり打ってしまう。しかしスコアに直結するのは、パターとアプローチ。パターは自宅で練習できるが、アプローチはなかなか難しい。まず練習場ではドライバーの倍はアプローチに時間を割いてほしい。 そして特別なクラブ「チッパー」を使おう。上級者からはどうしても敬遠されるクラブだが、アプロ...
2013/10/04中古ギア情報

川村昌弘が使用するドライバーの秘密とは?

高校3年生の時にQTに挑戦し、19位に入って堂々のプロ宣言。高卒ルーキーのプロとして迎えた1年目に32位でシード権を獲得した川村昌弘。2年目の今年「パナソニックオープン」で、念願のツアー初優勝を果たした。これで日本ツアーだけでなくアジアンツアーの2年シードを確定させた期待の20歳。プレー中は飄々として年齢を感じさせないが、トレードマークのサングラスを取ると、あどけない笑顔をしている。そのギャップが魅力だ。 特に飛距離が出るわけではないが、低弾道の渋い球を操ってコースを攻略する様はすでにベテランの風格を感じる。使っているクラブは、全て契約先のタイトリスト。特徴的なのは「タイトリスト 913 D2...
2013/09/27中古ギア情報

誰も教えてくれなかったウェッジの選び方

20年前はアイアンセットというと、3番からSWまでというのが基本だった。アイアンセットのウェッジを使う、というのが普通だったのだ。しかし今はアイアンセットにサンドウェッジやアプローチウェッジをラインナップしているメーカーが非常に少なくなった。ウェッジ専用モデルの登場が原因だろう。今やクラブセットを揃える上で欠かせないウェッジをどのように選べばよいのか。 まずはシャフトの重さにこだわってほしい。アイアンのシャフトよりも10グラムから20グラム重いシャフトにすると、コントロール性があがる。もちろんアイアンセットと同じ重量のシャフトでもいいが、ウェッジの方が軽くなってしまう組み合わせだけは避けてほし...
2014/04/11中古ギア情報

元賞金女王の復活優勝を支えたドライバー

国内女子ツアー第5戦「ヤマハレディースオープン葛城」で、アン・ソンジュ(韓国)が逆転で今季初勝利、シーズン初の4日間大会で、1度もオーバーパーを叩かずに通算5アンダーとする賞金女王の時を思わせるラウンドだった。 今年の日本ツアーは、男女ともクラブ契約を変更するプロが大変多い、アン・ソンジュもその一人だ。多くの選手は契約先が変わっても、以前から使っていたクラブをなかなか変更できないが、彼女はパター以外新しい契約先であるヨネックスに変更。 アイアンはヨネックス i-EZONE フォージドPBアイアンを4番から使っている。軟鉄鍛造にしては大きめのヘッドで、ミスヒットに強い、安心感があるやさしいフォー...
2014/04/04中古ギア情報

劇的初勝利!渡邉彩香を支えるクラブとは

首位に2打差からスタートした渡邉彩香、最終18番(パー5)でイーグルを奪い劇的な逆転勝利。2012年末のQTをクリアし、2013年シード獲得からわずか1年ちょっとで嬉しいツアー初優勝を飾った。彼女は恵まれた体格からツアー屈指の飛距離が武器。280ヤード級のドライバーショットを放つこともしばしば。 彼女の飛距離を支えるドライバーは、“HOT LIST JAPAN 2014”でも、GOLD賞を受賞した「ブリヂストン ツアーステージ X-DRIVE GR ドライバー(2014年)」(プロトタイプ)だ。シャフトはグラファイトデザインのDJ-6のX、と男子プロ顔負けのセッティング。 そしてなんといっても...
2014/04/18中古ギア情報

マスターズ2勝目!B.ワトソンのクラブセッティングに注目

今年のマスターズは、首位でスタートしたバッバ・ワトソンが最終日に5バーディ、2ボギーの「69」で回り、通算8アンダーとして、最年少優勝記録を狙う20歳のジョーダン・スピースを振り切り、2年ぶりの大会制覇を成し遂げた。前半はスピースのペースだったが、8番ホールで流れが変わり、その後はワトソンの圧倒的な飛距離で差を徐々に引き離していった。 そこで今回は圧倒的な飛距離を支えるクラブを紹介しよう。ピンク色のヘッドが鮮やかなドライバーは、『HOT LIST JAPAN 2013』でゴールドに選ばれた「ピン G25 ドライバー」だ。クラウンにストライプを入れて一見『HOT LIST JAPAN 2014』...
2019/07/12中古ギア情報

石川遼の復活優勝クラブを中古でチェック

「日本プロゴルフ選手権」で石川遼が、3年ぶりにツアー15勝目を挙げた。長年悩んでいたドライバーショットが改善され、平均飛距離とフェアウェイキープ率をポイント換算したトータルドライビングは国内ツアーで第2位と好調だ(7月11日時点)。では石川のクラブセッティングを、中古ショップ的に見てみよう。 すべて契約先であるキャロウェイのクラブを使用しており、ドライバーは「エピック フラッシュ サブゼロ (9.5度)」。通常モデルに追加して、2種類のツアープロ仕様が数量限定で発売された。ひとつは市販モデルよりもディープフェースの「ダブルダイヤモンド」。もうひとつが石川の使う、洋ナシ形状で低スピン、左へのミス...
2019/07/26中古ギア情報

アマチュアにおススメ 「全英」勝者のクラブ選び

「全英オープン」はアイルランドのシェーン・ローリーがメジャー初優勝を飾った。3Wとパター以外のクラブ契約は住友ゴム工業で、その傘下のクリーブランドとともにセッティングのほとんどを占めている。 ドライバーは「スリクソン Z585」を使用。投影面積が大きく安心感があり、重心深度が深いのでつかまりがよく、ボールが上がりやすい。発売から1年弱が経過して、中古ショップでは3万円くらいから探すことができる。やさしいプロモデルが欲しい人にはお薦めだ。 3Wは「テーラーメイド M4 フェアウェイウッド」、ユーティリティは「スリクソン Z U85」の2番(18度)と3番(21度)。アイアン型ユーティリティで構え...
2019/05/17中古ギア情報

マンデーからの優勝を実現させたウッド系

25歳の浅地洋佑が「アジアパシフィックオープン選手権ダイヤモンドカップゴルフ」で初優勝を挙げた。主催者推薦選考会(マンデートーナメント)を通過しての勝利で、国内男子ツアーでは6人目。浅地はこの優勝で、日本ツアーとアジアンツアー双方のシード権、今季のメジャー最終戦「全英オープン」の出場権を獲得した。 では浅地のクラブセッティングをチェックしてみよう。今回の勝因は、難コースの狭いフェアウェイをしっかりと捉えたウッドでのショットにあるだろう。 ドライバーは、クラブ契約しているグローブライドの「オノフ ドライバー 黒」を使用。ヘッド体積は460ccながらハイバック形状で、投影面積は小さく感じる。構えた...
2019/08/16中古ギア情報

3万円台でアイアンを買い替えるとしたら

上達を目的にアイアンを買い替えるとしたら、どんなものを選ぶといいのだろう?「ミスに寛容なやさしいモデルがいい」とか「使っているうちに上達するから上級者と同じ物を使うべきだ」など、周りの意見は様々だろう。どちらが正解なのかはわからないが、それぞれ中古ショップで3万円台で探せるアイアンを紹介したい。 まずはミスヒットに強いやさしいアイアンだが、「ピン G MAX アイアン」は大きなヘッドでワイドソール。バウンス角が大きくダフリのミスに強い。さらに高慣性モーメントにより、ミスヒットにも寛容なモデル。シャフトのバリエーションが豊富なので、使い手のヘッドスピードに応じて選べるのもお薦めのポイントだ。 日...
2019/08/23中古ギア情報

中古でお得に“距離測定器”を手に入れる

日頃から欲しいとは思いながらも、なかなか購入の決断ができない物のひとつが、距離測定器ではないだろうか? 距離測定器にはGPSタイプとレーザータイプの2種類がある。コンパクトでグリーンまでの大体の距離が分かるGPSタイプに対し、レーザータイプはピンやハザードに照準を合わせることで、より正確な距離を測れる。ざっくりと言うなら、エンジョイゴルファーならGPSタイプ、競技志向のゴルファーならばレーザータイプが向いているだろう。 その機能もどんどん進化していて、正確さや利便性が増し、以前に比べれば価格も下がってきている。とはいえ、5万円を超えるモデルもあり、まだまだ高価な物だと言えるだろう。 最近の中...
2014/10/24中古ギア情報

賞金女王へ驀進中! アン・ソンジュの好調を支えるクラブ

先週行われた国内女子ツアー「富士通レディース」最終日は、3人のプレーオフを振り切りアン・ソンジュが2週連続優勝を決めた。今季5勝目を飾り、賞金ランキングでも2位イ・ボミに大きく差を広げる結果となった。 アン・ソンジュは、今年から使用クラブを「ヨネックス」に変更している。実はプロにとって、クラブ契約の変更はかなりのリスクを伴う。長年使い続けたクラブを変更したことで不調に陥り、シード権をなくしてしまうプロも少なくないからだ。しかし彼女の場合、この転機が吉と出ている稀なケースではないだろうか。 アイアンは「i-EZONE フォージドPBアイアン」。軟鉄鍛造だがヘッドが大きめ、ソール幅も広め、ミスヒッ...
2014/10/10中古ギア情報

やっぱり白!? 人気再燃の“白ヘッド”ドライバー

R11や初代グローレで、“白ヘッド”ブームを巻き起こしたテーラーメイド。あっさりと白をやめ、人気に陰りという噂も。そんななか今年、国内限定販売した白ヘッドSLDR S ドライバーが人気のようで、大手量販店でも品切れとなった。男子ツアーでも見かけることが増え、女子ツアーやシニアツアーで人気のグローレF ドライバーとともに、再び“白ヘッド”ブームを予感させる。 さてそのSLDR Sドライバーだが、実は最近のモデルではめずらしくFCT可変スリーブが付いていないので、フェース角やロフト角を調整したり、簡単にシャフトを交換することができない。だが、可変スリーブがないことでのメリットもある。スリーブ本体や...
2014/10/31中古ギア情報

スネデカーが使っていた“ちょい古”ドライバー

国内男子ツアーは秋になると賞金総額もグッと上がり、ビッグなトーナメントが目白押し。大会を盛り上げるべく、海外から大物プロを招いているケースも少なくない。ブリヂストンオープンでは、ブリヂストン契約プロであるブラント・スネデカーが出場。残念ながら3日目に棄権してしまったが、PGAツアーメンバーらしいファンサービスが話題となった。 スネデカーのセッティングで特徴的なのは、何といってもドライバーだろう。テーラーメイドから2010年に発売された「バーナー スーパーファスト ドライバー」というモデルを未だに使用している。もちろんブリヂストンゴルフのJ715ドライバーをテストしているそうだが、既に4年以上経...
2014/10/17中古ギア情報

隠れた人気! 中古“地クラブ”ドライバー

大手メーカー品は、毎年モデルチェンジを繰り返す。せっかく購入した新モデルが、たった一年で旧モデルになってしまうことに侘しさを感じるゴルファーも多いはず。それに比べ商品サイクルが長く、自分だけのクラブという所有感が強いのが“地クラブ”だ。以前は中古市場で価格的に不利だった地クラブも、ここ数年で中古価格相場が成り立ってきた。二束三文だった以前の買い取り価格も、正当な評価をされるようになってきたのだ。 大手メーカーに比べ広告宣伝に予算を使えない地クラブメーカーは、ずばり口コミが命。各地の工房を中心に、性能の高さを広めることで地道に販売している。マニア層を満足させる形状や打感、打球音。ルールギリギリの...
2014/09/26中古ギア情報

ユーティリティの元祖・名器“タラコ”を探せ!

30年前のゴルフ雑誌を読み返してみると、「ロングアイアンをどう打つべきか?」という記事が多く掲載されていた。ウッドはパーシモン、シャフトはスチール、アイアンセットは3番からというのが定番だった時代。まだユーティリティもショートウッドも、キャビティアイアンでさえ一般的でなかった頃、ゴルファーはロングアイアンに手を焼いていたのだ。 そんなときに突如救世主的クラブが現れた。1988年にプロギアから発売された「インテスト」、今は亡き竹林隆光氏が設計したクラブだ。ヘッドは大きく、ソール幅はかなり幅広、今のアイアン型ユーティリティのような形状。素材はステンレスのフレームにカーボンをコンポジットしてあり、色...
2014/08/22中古ギア情報

“スパイダーマン”の復活を支えたクラブ

セッジフィールドCC(ノースカロライナ州)で行われたウィンダム選手権は、グリーン上で這うようにラインを読む独特のスタイルから“スパイダーマン”と呼ばれたカミロ・ビジェガスが2010年「ザ・ホンダクラシック」以来4年ぶりのツアー通算4勝目を飾った。 鍛え抜かれた肉体と端正な顔立ちで女性ファンも多く。2007年には日本ツアー「コカ・コーラ東海クラシック」で見事に優勝を飾り、日本のゴルフファンの中にも“スパイダーマンスタイル”でラインを試みる人が続出する人気だった。しかし2012、2013年の彼は不調のどん底、シード落ちの危機が訪れる。2014年も決して好調だったとはいえない。この試合までトップ10...