2001/01/13米国女子

今年もウェブの1年となるか?

米女子ツアーが開幕した。舞台はもちろん温暖なフロリダ州オーランドでグランドサイプレスリゾートの北コース、南コースを使用。6220ヤード、パー72。 注目はなんといってもカリー・ウェブだ。去年はなんと7勝。圧倒的な強さを誇ったウェブだが、今年もまた女王として君臨し続けるのか。彼女を阻むとしたら、それは誰なのか・・。 初日の答えは、とりあえず破壊力のローラ・デービースだった。7バーディを放りこみ、1人66をマークして単独首位に立った。だがウェブも3バーディ、1ダボの71。まずまずの1アンダー15位タイのスタートを切った。今週は日本選手の参加はなし。優勝賞金は15万ドル。...
2000/11/05米国女子

不動及ばず。L.ケーンが逆転V

出足好調ムードのグスタフソンだったが後半スコアが伸びず。この隙を縫ってノーボギーの66と追い込んだのがカナダのローリー・ケーン。最終ホールで再度グスタフソンに追い付かれはしたがプレーオフ1ホール目で退け、今期LPGAツアー3回目のVを飾った。ビッキー・ゲッツは不調のイーブンパープレーで後退。期待された不動裕理も加速がつかず前日と同じ3位。 最終ホールのバーディでプレーオフに持ち込んだグスタフソン。「ケーンの6アンダーはすごい。私はかなり彼女にプレッシャーをかけ続けたと思う。その中での6アンダーだから、ほんとにすごい」 そのプレッシャーに負けなかったケーンはシーズン3勝と実りの1年になった。「今...
2000/11/04米国女子

V.ゲッツが首位タイ! 不動も浮上。

米LPGA公式戦2日。スウェーデンのソフィー・グスタフソンはこの日もアンダーパープレーで首位をキープ。美人プロとしてカレンダーでもお馴染みのビッキー・ゲッツが後半4連続バーディなど入れまくって首位タイに上がってきた。日本勢では今週圏外かと思われた不動裕理がノーボギー、7バーディというすごいゴルフでやっぱり浮上。この人の底力ははかり知れないものがある。 グスタフソンは5番ボギー。しかし6番から3連続バーディ。これが薬になって後半もしのいでいくことができた。我慢の末の最終ホールでもバーディが入って首位をキープ。「明日はパットが入ってくれれば大丈夫。もちろん優勝を狙います」 ビッキー・ゲッツは6番か...
2000/11/03米国女子

首位はLPGA。米山みどりが3位で追走

米LPGA公式戦の初日。予想通りソフィー・グスタフソン、レイチェル・ヘザリントンがそれぞれアウト、インで4連続バーディと底力を見せて6アンダー首位。日本選手では若い米山みどりが5アンダーの3位に食い込んだ。藤井かすみ、高又順、昨年のチャンピオン、マリア・ヨースなどが4アンダー5位グループ。 グスタフソンは15番から4連続でバーディを決めた。「ショートアイアンとパットのコンビネーションが良かった。14番以降のホールは練習ラウンドもしていないのに、4ホールもバーディ。たまたまとは思いますけど」 同じスウェーデンのアニカ・ソレンスタムの欠場で勝利の確率もグーンとアップしたはずだ。 「自分のプレーさえ...
2000/10/29米国女子

ついに快挙。16年目の雪辱!

ようやく、ようやく日本チームがやった。ちょっと不利な形で始まった個人戦の最終日。次々と日本選手が相手を下した。今日はなんと8勝3敗1分け。トータルでは13勝10敗1分け。勝ちチーム賞金4万500ドルを各選手が獲得した。15年負け続けたあとの、ようやくの勝利の味だ。 安井純子、中野晶、藤野オリエ、福嶋晃子、小林浩美・・と選手がラウンドを終えるたびに日本の獲得ポイントが増えていった。肥後かおりの僅差敗退、藤井かすみは強豪ソレンスタムともつれあった末の分け。このあたりではちょっと雰囲気が微妙になってきたが、しかし高村亜紀、具玉姫と連続してポイントを上げこの時点で3点リード。2組残して勝ちが決定した。...
2000/10/28米国女子

日本健闘。明日に望みはつながった

今年もジリジリ敗退かと思われた日本チームだが2日目は大健闘。3勝3敗といい勝負を演じてトータル7対5。明日最終日の出来いかんではまだ逆転の目も十分ある。 不動裕理・曽秀鳳のペアはこれで2連勝だ。「曽さんのおかげ。組めてよかった。助かりました」と不動。「私は不動サンのおかげと思ってます」と曽。美しき譲り合い。曽秀鳳によると「不動サンのショットが安定しているからパーは必ず取れるという安心感がある」という。午前中は膠着状態だったが、後半は曽が4つバーディを決めて貢献した。 中野晶・具玉姫組は出だしから6ホール連続してバーディを決めた。具は7バーディと貢献し、トータルスコアは63と圧勝。 「今日は引き...
2000/10/27米国女子

初日は2勝4敗。うーん・・

歴史ある日米対抗戦。去年までのニチレイインターナショナルが今年は名称も一新し、シスコワールドレディースチャレンジとなった。15連敗中の日本としてはなんかと一矢を報いたいところだが、必勝を期した福嶋晃子・安井純子の先鋒組が敗退。不動裕理・曽秀鳳組がかろうじて勝ちを上げ、米山みどり・高村亜紀組が圧勝。他はちょっと冴えない戦いになってしまった。 これで2勝4敗。明日次第ではまだまだ巻き返し可能な数字ではあるのだが・・。明日2日目は安井/藤野vsカー/アイバーソン、 肥後/小林vsケーン/朴セリ、 福嶋/藤井vsグスタフソン/A.ソレンスタム、 中野/具玉姫vsコーク/N.スクラントン、 不動/曽秀鳳...
1999/11/07米国女子

ヨースが逃げきり今季2勝目

村口史子、中野 晶に期待がかかった最終日。前半の村口は追撃の姿勢を崩さずスコアを伸ばしたが、しかし本場LPGA選手の底力、マリア・ヨースもバーディやイーグルを放りこみ、差は縮まらない。最後は村口の息切れ、ヨースは余裕の逃げきり勝利だった。 航空会社のミスで自分のクラブが届かず、結局最後まで貸しクラブでプレーしたヨースだが、2番で幸先のいいバーディ。6番ロングでは7Wでのセカンドが乗り、長いパットが入ってのイーグル。あとは余裕の3バーディ、1ボギーだった。 「2番のバーディでいける、と思った。最終日にリードして逃げきるのは難しい。フクシマが勝ったAFLACでも自分は逆転されてしまったし。でもその...
1999/11/06米国女子

ヨースが大爆発。中野、村口が肉薄

2日目、スウェーデンのマリア・ヨースがボギーなしの8バーディというゴルフを展開した。2打差をつけてのトーナメントリーダー。しかし日本の中野晶はアウトで31とブレイクして66。また現在のランキングリーダー村口史子も同じく66でホールアウトして迫っている。結果的にこの2人が日本勢の代表選手のような形になってしまった。 ヨースは今季米ツアーで1勝。9月のSAFECOクラシックで勝利をあげている。今日はアウト33、インは5バーディの31が出た。「ドライバーが良かった。このコースはドライバーがよければスコアがまとまると思う。このままの調子なら次の目標である2勝目へ行けるのではないだろうか。明日は3~4ア...
1999/10/31米国女子

日本善戦も結果は15連敗

最終日の個人戦、日本チームは善戦した。中野 晶、城戸富貴、高村亜紀、米山みどり、小林浩美がそれぞれ勝利。肥後かおりが分けて5勝6敗1分け。けっして悪い1日ではなかったが、しかし初日2日の負けを挽回するどころの話ではなく、なんとか惜敗にとどめるのが精一杯だった。 去年は米チーム、今年は日本チームでプレーの小林浩美が「ポイント差は大きいけど、実際のストローク差は僅差。大差の負けじゃありません」と今日も力説した。確かに不動裕理、韓煕圓、福嶋晃子などわずか1打で逸した対戦が3つもあった。だが1ストロークの差といえども負けは負け。そのたった1打の差が日米の厚い壁なのかもしれない。 「やっぱり大きな差です...
1999/10/30米国女子

差がひろがって9対3に・・

連敗阻止に必死な日本チームだが、敗色が濃厚になってきた。2日目は村口史子・小林浩美ペアがわずかに勝っただけで、あとは惨敗。引き分けに持ち込むこともできなかった。米国チームは明日最終日の個人戦、3人が勝ち一人が引き分けにもちこめば優勝。15連勝が決定する。 日本チームキャプテン村口史子は「結果は残念。でも明日は気持ちを切り換えてプレーします。昨日、今日と負けていることに個人々々に思うことがあると思います。それを生かしてプレーしてほしい」 村口個人としては今日の1勝に「ホッとしている」そうだ。 米国チームキャプテンはローリー・ケーン。「日本チームの進歩は著しいと思います。今回のチームも強くて、今ま...
1999/10/29米国女子

健闘日本。しかしリードを許す

日本女子ツアー対アメリカ女子ツアーの戦いがスタートした。村口史子をキャプテンに据えた日本勢は15連敗阻止に燃えている。この大会は国内唯一の団体競技。今回は小林浩美・福嶋晃子が一時帰国し日本チームに加わっている。 初日の結果は6対戦中、1勝3敗2引き分け。トータル4対2で劣勢となっている。ポイントを挙げたのは福嶋晃子の組だけだった。左腕を虫にさされて重かったというが「今日は負けられないと思って頑張った。私は勝つつもりでいるから。もっと日本をチームを盛り上げていきたい」 同組でプレーした高村亜紀は「今日の調子はあまり良くなかったけど、頑張っている晃子ちゃんを見て心強くなり後半のチャンスもモノに出来...
1998/11/08米国女子

小林浩美、混戦を制して逆転優勝!

激しい戦いだった。前日首位のローリー・ケーン(カナダ)はスコアを伸ばせず。しかし下からはティナ・バレット(米)が上がってくる。台湾の黄玉珍も健闘する。そんな展開の中で、再三のバーディチャンスを逃がし続けながら小林浩美がじっとガマン。終盤に入ってから一気にバーディ攻勢をかけて首位に追いつきプレーオフ! 3ホール目でヒロミが大きな勝利をものにした。 「いやー、もう、すごく嬉しい!」と小林浩美はひたすら笑った。「スコアが競ってたので、誰にもチャンスがあった。なんとか10アンダー以上にいきたいと思ってプレーしたんです」 11番で7アンダーに落とした。ちょっと諦めかけた。しかし13番でL.ケーンがボギ...
1998/11/07米国女子

小林浩美、首位に2差へ!

2日目はカナダのローリー・ケーン。33-31の64と素晴らしいスコアをマークした。コースレコード・タイ記録となる。追うは台湾の黄玉珍、そして日本の小林浩美。この3人が実質的な首位集団を形成する雰囲気になってきた。 L.ケーンは9バーディ、1ボギー。13番からは5連続でバーディを奪取した。「今日は1日楽しかった。9コというのはいままで最高のバーディ数、64も自己最高です」 黄玉珍もインに入ってからショットが良くなり、ボギーなしの4バーディ。一気にスコアを伸ばした。この大会でもし優勝すればもちろん来期の米LPGAシード権を獲得できるが「来年どうするかはまだ考えていません。今は日本のツアーがいちばん...
1998/11/06米国女子

小林浩美、吉川なよ子が好位置をキープ!

今週の女子ツアーは国際戦、LPGAジャパンクラシック。米LPGAのオフィシャルな試合で、去年までの名称は東レジャパンクィーンズだった。上位選手を欠いたメンバーで対戦した先週の国別対抗ニチレイでも日本が惨敗してしまったが、今週はさらに強豪選手がドドッとやってきた。 初日を走ったのはアメリカのティナ・バレット。アウトで31をマークした。2位には黄玉珍、そしてアメリカのジェニー・リドバック。日本選手では先週絶好調の小林浩美、不屈の大ベテラン吉川なよ子が68としている。 バレットはボギーなしの7バーディ。「非常に嬉しい。ミスショットは何回かあったがボギーをひとつも叩かないのは良い。そういう意味でいい1...
1998/11/01米国女子

ダブルスコアで日本チーム敗退!

そこそこいい試合をしたものの、やはり日本チームはまだ米国の敵ではなかった。最終日の個人戦でも日本は5勝12敗1分け。3日間トータルで12勝24敗。米国チームに破れた。勝利のUS.LPGAの選手は各2万5000ドル。負けた日本チーム選手は各1万4000ドルの賞金を獲得した。 昨日は超絶好調だった米国チームの小林浩美だが、人が変わったようなゴルフで72。4バーディ、1ボギーの高村博美が勝ちポイントを獲得した。「今日は背水の陣。昨日も一緒のラウンドだった小林選手のパットを見ていたのが良かったみたい」と高村。「でも今日は浩美ちゃん(小林)が手を抜いてくれたようで、あとでお礼を言っときました」と笑った。...
1998/10/31米国女子

これがLPGAの底力? 小林浩美組は14アンダー!

初日はなかなかの善戦に見えたが、さすが本場のLPGA、強さをまざまざと見せてくれた。日本は2勝1分け6敗。ちょっと歯がたたなかった。 気を吐いたのが福嶋晃子・黄玉珍組。ボギーホールも2つあったが、福嶋晃子が5ホールをバーディ。黄玉珍も2ホールでバーディ。アマカパーニ・エスティル組を下した。「出だしで2オーバーにしてしまった。なんとか6番あたりまでにイーブンに戻そうと黄さんと相談しました」と福嶋。明日は個人戦なのでもちろん「勝ちに行きます!」と宣言した。 小林浩美・ハースト組は初日に引き続いて絶好調としか言いようがない。小林が7バーディを貢献し、ハーストも8バーディ。1ホールは2人ともバーディで...
1998/10/30米国女子

初日は善戦。日本は1ポイント負け越し!

今週は日米団体対抗のニチレイインターナショナル。日米の賞金ランキング上位から選ばれた選手たち18人づつが激突する。チーム競技ということもあり、例年、意外なほど選手たちは盛り上がる。 初日は2人の選手がペアを組み、ベストボールでの戦いだった。勝てば1ポイント。負けはゼロ。引き分けて0.5ポイント。なかなかの善戦だったものの、日本チームは結果的には1ポイントの負けとなった。 日本チームのキャプテン服部道子は原田香里と組んでのプレー。1ホールをボギーとしたものの、服部が5ホールでバーディ、原田も4ホールでバーディをとってトータルは64。米国を下した。「お互い苦労したけど後半ぐぐっと引き締まった。いい...
1997/11/09米国女子

ノイマン、今季2度目の勝利

溜息をつきたくなるような力の違い。LPGAの選手たちはやはり最終日に強い。スウェーデンのノイマン、カナダのケーン、英国のハックニーが揃って67。ついでにデービース、ゲディスも67。最終日はは67が100点満点と決まっているような追い込みだ。日本選手では唯一、小野香子が「100点満点」の67で5位タイ。 リサロッテ・ノイマンは16番でボギーとした他は4連続バーディをふくむ6バーディ。これで米ツアー10勝目。「これで引退するわけじゃなし、これから先、もっと素晴らしい勝利に巡りあえたらいいなと思ってます」 ノイマンは今年はTaKaRa Worldでも優勝。日本のコースに相性がいい。「このコースは広...
1997/11/08米国女子

井上陽子が健闘2位。福嶋は首位に2差

予想通り米LPGA勢がスコアを伸ばす中で前日5位だった井上陽子が4バーディ、1ボキー、34-35の69と奮闘。 「今日は楽しくできました。一緒にやったスタインハウアーも楽しんでやってたし。何が違うのかわかりませんけど、楽しくゴルフできました」と井上。 米国Qスクールの帰り、同じ飛行機でUSLPGAの選手たちと一緒になり、知り合いもできた。 「朝から声をかけてもらったりとか、楽しいです。Qスクールに行ったことがプラスになってます。楽しいですよ」 17位と出遅れていた福嶋晃子もアウト、インともに2つずつスコアを伸ばして4位タイ。首位に2打差と好位置につけた。また福嶋は3試合を残して今季の賞金女王...