2007/12/17国内男子
若き新星の誕生と、5年ぶりの完全復活/2007年国内男子レビュー
2006年度から5つものトーナメントが撤退し、賞金総額も約5億円の減少。これまでにない強い逆風の中で、2007年シーズンは開幕した。しかしシーズン序盤にして、日本男子ゴルフ界の歴史を塗り替え、さらに危機的状況にあった男子ツアーに光明を差す大記録が生まれる。第5戦「マンシングウェアオープンKSBカップ」で、当時15歳の高校生アマチュアが優勝。一夜にしてゴルフ界を代表するスターとなった石川遼が、衝撃的なプロツアーデビューを果たしたのだ。
新聞・テレビ・雑誌、各メディアは、こぞって稀代のニューヒーローを報道。その後はプロツアーに7試合出場し、予選落ちはわずかに2回。会場には、前年を大きく上回るギャラ...