石川遼、パットに苦しみデビュー戦は予選落ち
米国カリフォルニア州にあるリビエラCCで行われている米国男子ツアー第7戦「ノーザントラストオープン」の2日目、この日も快晴となり多くの日本人ギャラリーも詰め掛ける中、PGAツアーデビュー戦を戦う石川遼は、初日の2オーバーから予選突破を目指してのラウンドとなった。
初日は18ホール緊張していたという石川だが、この日は「かなりリラックスして出来ました」と本来の落ち着きを取り戻す。しかし、慣れないポアナ芝のグリーン攻略に手間取り、16番で3パット、折り返した5番でも3パットのボギーとし、通算4オーバーまでスコアを落した。続く6番ホールで、ピン下2mにつけた石川は、このバーディパットを沈めると、両手を挙げて万歳。熱心に応援を続けるギャラリーと共に待ちに待った初バーディを喜んだ。続く7番でも連続バーディを奪った石川だが、結局この日は2バーディ2ボギーの「71」。カットラインには3打及ばず、通算2オーバーで予選落ちとなってしまった。
「2日間でもPGAでプレーが出来て収穫になりましたし、すごい幸せです。素直に言えば4日間ラウンドしたかったので、この予選落ちはすごく悔しいですが、学ぶものも沢山ありました。この2日間、このプレーをしていたら予選落ちをするっていう感触は無かったけど、こういうゴルフをしていてもカットラインに全く届かないレベルなんだと思いました」と、石川はデビュー戦を振り返った。
2日目を終え単独首位に立っているのは、通算10アンダーのスコット・マッキャロン。通算8アンダーの2位タイに、トミー・アーマー3世と、スティーブ・ストリッカーの2人が続いている。初日首位に立ったディフェンディングチャンピオンのフィル・ミケルソンは、イーグル発進したものの、その後はスコアを落して通算7アンダーの4位タイへ後退している。
今田竜二は2番で木の上のボールが見つからずにロストとなる不運もあったが、この日「73」で回って通算2アンダーの52位タイで予選通過を決めている。丸山茂樹は、この日3つスコアを落して通算2オーバーで予選落ち。ラウンド途中、練習場のボールが背中を直撃した丸山は、その後のラウンドは続けたものの、今後の影響が心配される。