2005年 全米オープン

グーセン連覇に向け好発進!丸山、谷口、そしてビッグ4も上々の滑り出し

2005/06/17 09:00

今季メジャー第2戦、「全米オープン」が、ノースカロライナ州、パインハーストR&CCNo.2コースで開幕した。同コースで1999年に開催された際、優勝したペイン・スチュアートのスコアは唯一のアンダーパーとなる1アンダー。今年は飛距離がさらに伸びただけでなく、ラフも深くするというさらに厳しいセッティング。世界最強のプロたちによるメジャーの中でも最も過酷な我慢比べがスタートした。

このタフなセッティングにもかかわらず、天候にも恵まれ初日は9人のアンダーパーが生まれた。3アンダーでトップに立ったのは米国の伏兵、オリン・ブラウンとロコ・メディエイト。2人とも予選会から這い上がってきた選手、さらに無名に近いブラウンは、予選会の第1ラウンドで「73」を叩き2ラウンド目に入る前に帰ろうとしたが、そのラウンドで脅威の「59」をたたき出し見事通過。予選会からの勢いを持続させている。また、ディフェンディングチャンピオンのレティーフ・グーセン(南アフリカ)は1打差の2アンダーで3位タイと連覇に向けて好発進した。

マスターズに続くメジャー連覇を狙うタイガー・ウッズはスタートホールの10番をバーディ発進する好スタート。しかしその後スコアは落とし結局初日はイーブンパー。ビジェイ・シン(フィジー)とともに10位タイにつけた。いわゆる「ビッグ4」の残り2人は、フィル・ミケルソンが1アンダーの6位タイ、アーニー・エルスは1オーバーの17位タイと、明日からの追撃には絶好の位置をキープしている。

日本人選手では谷口徹がイーブンパーの10位タイに入る活躍。昨年4位タイに入る活躍を見せた期待の丸山茂樹は18番パー4の2打目をピンそばにつけるスーパーショットを見せたが、それ以外は我慢のゴルフで1オーバー。昨年の初日の暫定首位には及ばないものの、充分上位を狙える17位タイと健闘した。片山晋呉深堀圭一郎が4オーバーの54位タイ、今田竜二は7オーバーの113位タイと出遅れた。

2005年 全米オープン