2005年 ブーズアレンクラシック

S.ガルシアが大混戦を制し今季初V!今田は自己ベストの5位

2005/06/13 09:00

メリーランド州、コングレッショナルCCで行われている、米国男子ツアー第24戦「ブーズアレンクラシック」の最終日。上位陣にビッグネームがずらりと並び、近年稀にみる大混戦となった今大会。首位と2打差の8位タイからスタートしたセルヒオ・ガルシア(スペイン)が、怒涛の猛チャージで集団から抜け出し、今季初勝利を飾った。

ガルシアは、前半から積極的に攻めてスコア「30」で周る快心のゴルフを披露した。終盤もたれたが、後半をパープレーでまとめ、この日スコア「65」をマーク。後続勢からはこのスコアを上回る選手が現れず、ガルシアが通算14アンダーで今季初勝利を飾った。

通算12アンダーの2位タイには、昨年の覇者アダム・スコット(オーストラリア)、デービス・ラブIIIベン・クレインの3人。特にラブは、最終日に追い上げを見せスコア「66」を叩き出し、17位タイから浮上した。今季は今ひとつの成績が続いていただけに、復活の兆しとなるのか、今後の活躍に注目したい。

そして、通算10アンダーの単独5位には、日本の今田竜二が入った。出だしの1番パー4でいきなりチップインイーグルを決めて勢いに乗った今田は、その後も3バーディ1ボギーで周り、この日スコア「67」をマーク。順位も22位タイから5位まで浮上し、自己ベストを更新した。また、16日から行われる「全米オープン」は、予選会から勝ち上がり出場権を手にしている。この勢いをメジャー戦にぶつけてもらいたいところだ。

そのほか注目選手は、アーニー・エルス(南アフリカ)が、最終日にスコアを伸ばすことができず、通算8アンダーの7位タイでフィニッシュ。ビジェイ・シン(フィジー)、フィル・ミケルソン、そして日本の丸山茂樹は、通算5アンダーの29位タイで4日間の競技を終えている。

2005年 ブーズアレンクラシック