ビジェイ・シン 復調の兆しは新ドライバーから
2014/08/09 13:22
ビジェイ・シンはPGAツアーで34勝、欧州ツアーで8勝、その他のツアーで16勝を記録している大ベテランだ。
既に世界ゴルフ殿堂入りも果たしているが、2008年を最後に優勝から遠ざかっている。昨年50歳の誕生日を迎えてからは、トップ10入りもままらない日々が続いていると言っていいだろう。
2013-14シーズンは初戦の「フライズドットコムオープン」こそ2位フィニッシュしたが、それ以降出場した大会では20位の壁を破れずにいる。しかし、悪い流れも今週の「全米プロゴルフ選手権」を境に変わるかもしれない。フィジー出身のシンは、2日目を終えて通算3アンダーとまずまずの位置につけている。
復調のきっかけとなったのは、新たなドライバー。過去「全米プロ」を2勝しているシンは、28ホール中23ホールでティショットをフェアウェイに運び、ティショットの平均距離も283.5ヤードを記録する堅調なプレーを続けている。
「スイングがだいぶ良くなった。自由度が増したよ。週末に何かを起こしたいと思っているよ」と、シンは語る。
今週から使い始め、違いを生み出したドライバーは、テーラーメイドの「ロケットボールズ ステージ2」。
シンは「ドライバーは自分にとって非常に大事だ。以前と同じようなティショットが打てれば、ゲームを組み立てやすくなる」と話す。
最終的にステージ2の使用を決める前には、他の4本のドライバーも試してみたという。
「シーズンを通してドライバーの感触がつかめなくて苦しんでいた。でも、この新ドライバーからは熱いものが感じられるね。300ヤード以上飛ばせるし、以前よりも真っ直ぐ飛ぶ。だから楽にプレーできているよ」。