2014年 マスターズ

K・スタドラーが来年の出場権を獲得 来年も父子出場?

2014/04/14 13:20

「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」優勝を果たし、今年の「マスターズ」出場権を獲得したケビン・スタドラー(34歳)は今大会、史上初めて「マスターズ」王者の息子が出場という歴史を作った。

そして来年の大会も出場するはずだ。

トップ12の選手には来年の「マスターズ」出場権が与えられるが、スタドラーは、最終日のラスト2ホールをボギーとしつつも、通算「288」のイーブンパーで8位タイに入賞した。

スタドラーは「数週間前ここに来た時、自分のゲームに適したコースだと感じた。実際、良い成績を残せたしね。ラスト数ホールの結果を忘れるには少し時間が必要だろうけれど」と話した。

トップ12入りの資格で、2015年の「マスターズ」出場を確定させた選手は以下の通り。

ヨナス・ブリクストジョーダン・スピース(以上2位タイ)、ミゲル・アンヘル・ヒメネス(4位)、リッキー・ファウラー(5位タイ)、リー・ウェストウッド(7位)、ジミー・ウォーカージョン・センデンケビン・スタドラートーマス・ビヨーン(以上8位タイ)。

ケビンの父クレイグ・スタドラーは、息子が「マスターズ」出場を決めた年を最後の出場にすると発言していた。しかし、来年の出場権を息子が獲得したことで、考えが変わるかもしれない。1982年の「マスターズ」王者となったクレイグは、初日から82-77とし、予選を通過出来ず、60歳の王者にとっては2007年以来となる予選落ちとなった。

父の去就について、息子のケビンは次のように話した。

「父がどうするかはわからない。親子で同じ大会に出場できて、楽しい1週間だった。父が来年も出場したら嬉しいね。もし本人が出場しないと言ったとしても、100%理解出来る。このコースは距離もあるし、今の父にとってはきついだろうから。ただ、(パー3コンテストも含めて)出場は検討すると思う。なにしろ、この大会を出ることが大好きな人だから。今回は良いスコアを残せなかったけれど、父はまだまだ高い競技レベルにいる選手。今大会のスコアには本人も苛立ったと思うね。今回を最後にするとしても驚かないけれど、来年も出場してもらいたいと思っているよ」。

2015年の「マスターズ」出場権獲得の条件は、「ザ・ツアー選手権 presented by コカ・コーラ」出場、優勝者にフェデックスカップポイント500以上が与えられる大会での優勝、今年開催されるメジャー3大会でのトップ4フィニッシュ、来年の「マスターズ」開幕1週間前の時点での世界ゴルフランキング50位以内。「マスターズ」王者には生涯出場権、他メジャー大会優勝者には5年間の出場権、そして「ザ・プレーヤーズ選手権」優勝者には3年間の出場権が与えられる。

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