2014年 マスターズ

マスターズで勝利する為の様々なファクターとは・・・

2014/04/10 13:01

By Mike McAllister, PGATOUR.COM

コースコンディション、天候、経験等多くの要因が勝敗を分ける--

今週日曜日の午後、あの「グリーンジャケット」手にするチャンスがある選手は一体何名いるのだろう?

それは誰に聞くかによって変わってくる。

ジャスティン・ローズはそこに15名の選手が当てはまると考えており、彼自身もその15名のうちのひとりに挙げた。

アダム・スコットは20名の選手を挙げた。マスターズのディフェンディングチャンピオンである彼は、オーガスタでの連覇は非常に難しいとされているが、彼もまたそのうちのひとりに挙げている。

ロリー・マキロイは70名と答えた。大会初日の木曜日、97名がティオフする予定だ。つまり今大会出場者の殆どがその可能性を持っていると考えている。

「過去の優勝選手達が数人いるけれど、彼らは優勝できないんじゃないかと思う」。

たった一人、マキロイが名前をあげた選手は1991年の優勝者イアン・ウーズナム。彼は2005年以降マスターズ以外の米国ツアーイベントに全く参加していない。

「ウーズィ、悪いね」とマキロイは笑いながら言った。

過去3度マスターズを制しているフィル・ミケルソンは、コンディションによって優勝候補の人数が変わってくると述べた。柔らかく、易しいコンディションなら多くの選手が力を発揮するし、堅く、速ければ人数は減っていくだろうしね、と続けた。

練習ラウンドで見てきた限りでは、どうやらコンディションは後者のようだ。

「今日見た感じだと、グリーンのコンディションは僕らで言う『マスターズスピード』だからね」と、火曜日にミケルソンは述べた。「もし当日もこのままなら選手はかなり絞られるだろうね。そうなると微妙なニュアンス、オーガスタナショナルならではのハンデも乗り越えなければならないから・・・」とミケルソン。

「もしコースが堅く、速いコンディションだったら12選手より少ないんじゃないかな。でも、もしそうじゃなければ、参加選手の半数はチャンスがあると思うよ」。

マスターズを制するためには、これまでの経験値こそ必要とされている。オーガスタナショナルを経験している選手達は、マスターズ初出場となるジョーダン・スピースのように、はじめてそのトーナメントコンディションを見に訪れる選手よりも、はるかにアドバンテージがある。しかしそれと同様に畏怖の念も増す。過去35年間、マスターズ連覇がなされていない理由はそこだ。

もし、米PGAツアー前半を見てきたとしても予測はできない。スティーブン・ボーディッチがバレロテキサスオープンで優勝した時、世界ゴルフランキングで339位だった。マット・エブリーマット・ジョーンズが米国ツアー初優勝をあげた時もランキングは90位台だったのだ。

ミケルソンは今シーズンここまでの9試合でトップ10に一度も食い込んでいない。そして非常に安定感があるはずのマット・クーチャーも、テキサスでの2試合でチャンスをものにできなかった。

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