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土曜日、ラスベガスからの考察

大会3日目、TPCサマリンに到着した上位選手たちが目にしたのは、早朝組の選手たちがマークした多くのロースコアだった。ショーン・オヘアーは「63」。ウィリアム・マガートとジミー・ウォーカーは朝一番の波に乗って「64」をマークした。

午後にプレーした選手たちは、やや苦戦した。

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TPCサマリンのグリーンは荒れ始め、スパイクの跡が目立った。午後の後半になると、グリーンは足跡が付いて荒れてしまう。さらに、多くのホールは影にすっぽり覆われてしまい、ブレークが読みにくくなっていた。

なかなかバーディが生まれず、選手たちはイライラしはじめた。この日は、我慢強さが求められる一日だった。

◆考察

戦略:
ウィリアム・マガートは15番で苦しんだ。300ヤード、パー4のホールで、マガートはティショットで一気に坂の上まで運ぶことができず、他の選手たちとは異なる方法でこのホールに挑んだ。アイアンでティショットを約190ヤードの位置に持って行き、それからウェッジでグリーンに乗せるという戦法だ。輝かしいとも大胆ともいえないプレーだが、効果的ではある。マガートは97ヤードのウェッジショットで5メートルまで近づけ、バーディを奪った。マガートは3日間全てこの戦略を取り、このホールで計2アンダーとしている。

スターのパワー:
ジミー・ウォーカーは、訪れる全米各地で星の写真を収めるために撮影用の器具を持ち歩く、アマチュアの天体観測者でもある。ウォーカーは今週、月食が見られることを楽しみにしていたし、来週アジアでプレーするときも複数のカメラを持って行く予定だ。そしてウォーカーは大会3日目、コース上の星(スター)だった。2番でボギーを叩いてしまった後に7つのバーディを奪い「64」をマーク。15位タイで最終ラウンドをスタートする。

バウンスバック:
米国ツアーで過小評価されているスタッツ(成績)に「バウンスバック率」というカテゴリーがある。これは、ボギーを叩いた直後のホールで、バーディかそれ以上のスコアをマークする確率のことだ。ウェブ・シンプソンは土曜日、2つボギーを叩いたが、いずれも次のホールでバーディを奪った。ウォーカーは今週、3度ボギーを記録しているが、うち2度は直後にバーディを奪ったことになる。ゴルフは流れが大切な競技であり、ミスをすぐに取り返す能力こそが、シンプソンがこの大会をリードしている大きな鍵になっている。

願い:
チェソン・ハドリーは金曜日、翌日のラウンドで好スコアを出すことを願いながらコースを後にした。そうすれば、幼なじみのウェブ・シンプソンと最終ラウンドを一緒にプレーできるからだ。そして、その願いは叶った。3日目に「67」をマークしたPGAツアールーキーのハドリーは日曜日、2012年「全米オープン」覇者と共に最終グループでラウンドすることになった。ハドリーは、日曜日の最終スコアがどんなものになろうとも、幸せな気分でコースを後にできるだろうと語った。妻のアマンダが初出産を間近に控えていることもあり、ハドリーは順位に関わらず幸せな気分で満たされている。

情報提供:PGA TOUR

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