WGCアクセンチュアマッチプレー選手権3日目 レビュー
“ロリー”を破ったローリーが一躍スターダムに!?
ワトソンは土曜日の午前中、ジェイソン・デイ(オーストラリア)と対戦する。デイは米国ツアーのルーキー、ラッセル・ヘンリーと対戦し、18番ホールですばらしいパットを決め、19番ホールで勝利した。
第5シードのジャスティン・ローズ(イングランド)は、ニコラス・コルサート(ベルギー)に追いつくことができず、4&2で負けてしまった。シェーン・ローリー(アイルランド)は、15回目を迎えたこの大会史に名を残すこととなった。
大柄のアイルランド人の彼は、開幕ラウンドの18番で、ロリー・マキロイをノックアウトした後、「64番目枠」で出場した選手としては初となる第3ラウンドに進出することとなったのだ。この日の彼は正確なショットを武器に、カール・ペターソン(スウェーデン)を6&5で退けた。
「僕は(昨日)ロリーを倒して、ちょっとばかり満足してしまったんだ。だけど一夜明けて、第2ラウンドがスタートすると、今週、わざわざ負けるためにここに来たんじゃないぞって思った」。と、ローリー。「まだまだ勝ち進みたい。この大会中だって、さらに良くなる可能性があると感じているよ」。
土曜日にさらに2勝すれば、ローリーは2週間後にドラールで開催される次の世界ゴルフ選手権の出場権を獲得する。現在勝ち残っているアイルランド人選手は、彼ひとりだけだ。次の対戦相手は、グレーム・マクドウェル(北アイルランド)。20ホールまで続く対戦で、アレクサンダー・ノレン(スウェーデン)に勝った選手だ。
もうひとりの「大物食い」(初戦でタイガー・ウッズを撃破)のチャールズ・ハウエルIIIは、残念なことにこの日はツキに見放された。また午前中にフランチェスコ・モリナリ(イタリア)に1アップで勝ったゴンサロ・フェルナンデスカスタノ(スペイン)は、ポイントを相手に許さないままに、6&5で勝利した。前日にウッズを破ったばかりのハウエルだったが、この日はひとつもバーディを取ることができなかった。
前回覇者のハンター・メイハンは、リチャード・スターン(南アフリカ)に対して8ホール連続で勝ち、簡単に試合を決めた。そして次の対戦は今大会最後の宿敵となるマーティン・カイマー(ドイツ)。ラファエル・カブレラベロー(スペイン)を倒したライバル選手だ。
3日目に挑む選手は16名に絞られた。米国選手と欧州圏の7人ずつの選手に加えティム・クラーク(南アフリカ)とデイ(オーストラリア)が頂点を目指す。