2位で決勝ラウンドに進んだタイラー・ダンカン。曲げたボールの先に居たのは…（Stuart Franklin／Getty Images）

◇米国男子◇AT＆Tバイロン・ネルソン 2日目（10日）◇トリニティフォレストGC（テキサス州）◇7371yd（パー71）

通算12アンダーの2位で予選ラウンドを終えた29歳のタイラー・ダンカン。この日は「66」の好スコアで上位を守った一方で、後半13番の珍しい場面が話題になった。

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ダンカンが209ydから放った第2打が右に出ると、ワンバウンドして勢いを弱めたボールがグリーン周りにいるギャラリーの頭部に“コツン”と当たった。実はこの女性、ダンカンが2017年に結婚した妻のマリアさんだったのだ。

一瞬ヒヤリとする場面だったが、幸いにもケガはなく、ダンカンは「ラウンド終了後まで知らなかったんだ。無事で本当に良かった」と安堵の表情。このホールで唯一のボギーとしたが、「ケガがないことが、なによりだよ」と繰り返した。

ダンカンによれば、交際を始めた当初のマリアさんに、かつて練習場から飛んできたボールが当たったことがあるという。「彼女の頭に2回ボールが飛んできたことになるね。ほかの人にはあんまりないことなのに」。

ラウンド後も「しばらく彼女と一緒にいたよ」という“おしどり夫婦”。テレビに映された13番のシーンを投稿した自身のTwitterトップには、仲睦まじく寄り添う二人の写真が飾られている。（テキサス州ダラス／林洋平）