徐々に調子の上がってきた石川遼。今週も期待できそうだ。

前週の「ザ・プレーヤーズ選手権」で8位タイに入った石川遼が12日（火）、「ウェルズファーゴ選手権」の会場となるノースカロライナ州クエイルホロークラブで練習ラウンドを行った。松山英樹とともに18ホールを回り、その後はアプローチ、ショット、パットと入念に調整した。

「反響はあったけど、もう僕の中には何もない。先週が終わった時点で、今週に向かっていくという気持ちだけ」。フェデックスカップランキングは143位→111位、世界ランクは160位→140位へとそれぞれジャンプアップを果たした先週の戦いだが、その感慨に浸っている様子はない。フェデックスカップポイントは450点を、シード確定となる125位以内の目安にしている。「そこまでは、あと数カ月突っ走っていこうと思っている」。

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この日の練習ラウンドでは、好調なショットを連発しつつ、グリーン周りのアプローチに時間を割いた。「芝が先週と違うので、フェースを開いたときにバンスがどこに当たるとか、ラフでこれだけ沈んだら、どんな飛び方をするとか、そういう確認をしたかった」。13日も、プロアマ戦に出場して18ホールを回る予定だ。

「先週の最終日に良い感じで振れていた。やっていることは変わらないし、クラブにも不安はない。あとは本当に繰り返し、積み重ねだけ。ただ練習と試合を積み重ねていくだけ」。ここ2試合でバーディ数が増えてきたことに、かみ合わせ、手応えの良さを感じている。「気合いが入ってきた感じですね」。今が攻めどきか。（ノースカロライナ州シャーロット／今岡涼太）