1年半ぶりの予選突破を決めたM.ウィア。今週を復活への足掛かりとしたい（Jeff Gross /Getty Images） ※画像は初日

ベテランレフティの戦線復帰に多くの視線が送られている。カリフォルニア州のトーレパインズGCで開催中の米国男子ツアー「ファーマーズ・インシュランスオープン」。42歳のマイク・ウィアが2シーズンぶりに決勝ラウンドに進んだ。

2003年のマスターズ王者は昨年、開幕から14試合に出場したものの全試合で予選落ち。ひじの故障に苦しみ、今季も「ソニーオープンinハワイ」から2試合、決勝の舞台に進めなかった。しかし今大会は初日、ノースコースで「66」をマーク。サウスコースでプレーした第2ラウンドは「75」とスコアを落としたが、通算3アンダーの41位タイ。2011年7月の「AT＆Tナショナル」以来、約1年半ぶりに予選通過を果たした。

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再起をかけて、現在新しいスイングを模索。まだ100％の出来ではないというが、「徐々に良くなっている。過程がわかることがうれしい」と復活への道筋をたどる。「まだ戦いたいし、勝ちたいと思える。昔の偉大なプレーヤたちに刺激されるから」。

2人の娘はともに10代の少女になった。「僕は自分のためだけにプレーしているわけじゃない。娘たちはもう理解できる年齢になったからね。僕が本当に良いプレーができていた当時は、彼女たちはまだ幼かった。“お父さんもやれるんだ”というところを見せたい」。周囲の多くが復活を待ち望んでいる。（カリフォルニア州ラ・ホヤ／桂川洋一）