今季の海外メジャー初戦「マスターズ」は5日（木）から4日間、ジョージア州のオーガスタナショナルGCで行われる。開幕前日の4日（水）、大会委員長で同クラブのチェアマンであるビリー・ペイン会長が公式会見に出席した。

今大会を前に、話題となっていたのが同クラブにおける女性メンバー加入問題。1936年の開場以来、オーガスタナショナルの会員は男性のみで、過去にはこれに抗議する声を受けながらも、現在も状況は変わっていない。しかし今年1月、マスターズのメインスポンサーのひとつであるIBMに、初の女性CEOが就任。オーガスタナショナルは、これまでの同社CEOをメンバーに迎え入れていたことから、動向が注目されていた。

しかし報道陣からの質問に対し、ペイン氏は「メンバーシップの話は、会員のプライベートな問題」として回答せず。詳細を明らかにしなかった。なお、AP通信などによれば、IBM側も現在までノーコメントを続けているという。（ジョージア州オーガスタ／桂川洋一）