2012年 マスターズ

今年の“マスターズルーキー”はベ・サンムンら15選手

2012/04/03 10:29
ベ・サンムンは開幕3日前の2日(月)、松山英樹、石川遼と練習ラウンドを行った。初出場のため、オーガスタでは2人の”後輩”?

5日(木)に開幕する今季の海外メジャー初戦「マスターズ」。今年のオーガスタナショナルGCは15人(うちアマチュアは松山英樹を除く5人)の初出場選手を迎えるが、注目を集める実力者が名を連ねた。

まずは昨シーズン、ルーク・ドナルド(イングランド)との米ツアー賞金王を争ったウェブ・シンプソン、そして「全米プロゴルフ選手権」でメジャー初制覇を果たしたキーガン・ブラッドリーの2人は地元米国の大きな期待がかかる若手だ。

そのマスターズデビューを控えるシンプソンは「8歳でゴルフを始めてから、マスターズでプレーするのが夢でした」と話す一方、初めてオーガスタを訪れたのは12歳の頃だったという。メンバーの関係者を通じて父に連れられてコースでプレーした当時のスコアは「80」。最終18番では、ショップにあったスコッティ・キャメロンのパターをかけて父とラウンドしたという逸話も昨日のことのように思い返す。

また、今シーズン開幕直後に注目を集めたのがカイル・スタンリー。「ファーマーズ・インシュランスオープン」では首位で迎えた最終日に7打差をひっくり返され涙をのみながらも、翌週の「ウェストマネジメント・フェニックスオープン」では8打差を大逆転してツアー初優勝をマーク。スタンリーも大学時代にオーガスタでのプレー経験があるというが「小さい頃から、毎年テレビで見ていた唯一の大会。興奮している」と早くもスタートを待ち望んだ。

もちろん、ここまで好成績を残しているツアールーキーのベ・サンムン(韓国)も注目の存在。初出場で夢舞台を制すれば、1979年のファジー・ゼラー以来の快挙となる。

【2012年にマスターズ初出場を果たす選手】
(プロフェッショナル)ベ・サンムンK.ブラッドリーK.チャッペル、G.F.カスタノ、H.フレイザーR.ガリガスW.シンプソン、S.スターリングス、K.スタンリーB.スティール
(アマチュア)P.カントレーK.クラフトR.ルイスB.マクファーソンC.ミルズ

2012年 マスターズ