松山英樹は4日間ベスト「67」 連続トップ10は途切れるも「これを続けていければ」
◇米国男子プレーオフ第2戦◇BMW選手権 最終日(23日)◇ベルリーブCC (ミズーリ州)◇7448yd(パー70)
確かに、もっと伸ばせる余白はあった。それでも、確かな手ごたえを感じられた。43位から出た最終日の出だし1番。松山英樹はピン手前5mのチャンスをカップ中央から沈め、バーディで滑り出した。ピン左から3.5mの下りスライスを流し込んだ3番(パー3)もそう。5バーディ、2ボギー「67」は、4日間でベストスコアだった。
「ちょっとティショットはブレていたけれど、その中でチャンスも多く作れた。1番とか3番とかいいパットも入っている。これを続けていければなと思う」。優勝争いからは遠い位置でのプレー。だからこそ、次週の最終戦「ツアー選手権」(ジョージア州イーストレイクGC)へとつながる18ホールにできたことに意味がある。
ショットでチャンスメークしても、グリーン上で決めきれないもどかしい3日間が続いていた。特に前日の第3ラウンドは、パットのスコアに対する貢献度を示す「ストロークゲインド・パッティング」が全体47位の「-2.469」。それがこの日は「0.265」とプラスに転じ、全体17位まで改善した。
下位に甘んじる状況でも、改善のきっかけを探す努力を怠らない。「うまくストロークできているから、それが結果につながればと思ってやっていた。やっとつながったかなという感じ」。最終日にようやくパットがスコアへとつながり、上向きの感触をつかめたことは大きい。
トップ10フィニッシュは4試合連続でストップも、本大会を28位で終え、年間ポイントレース(フェデックスカップ)は16位で年間王者決定戦「ツアー選手権」への進出を決めた。昨年から最終戦は、それまでに積み上げたポイントを一度リセットするフォーマットに変わっている。松山も、ポイントランク1位のスコッティ・シェフラーらとともに、全員同じスタートラインに立って4日間72ホールストロークプレーを戦う。
「もう少しスコアを伸ばして終わりたかったなという感じはあったけれど…」。ショットの好感触を抱いているからこそ、さらなる上積みへの悔しさもある。最終日に感じた“伸ばせる余白”を、次週はスコアへと変えたい。3年連続、12回目となるレギュラーシーズン最後の戦いへと向かう。(ミズーリ州セントルイス/中村文香)