2026年 ~ジャンボ尾崎追悼大会~ ISPS HANDA 夏に爆発どれだけバーディ取れるんだトーナメント

「泣かないと思っていた」平本世中の涙 尾崎将司さんの“鼓舞”も初V後押し

2026年 ~ジャンボ尾崎追悼大会~ ISPS HANDA 夏に爆発どれだけバーディ取れるんだトーナメント 最終日 平本世中
初優勝を遂げた平本世中。昨年12月に入籍した妻・未樹さんと喜びを分かち合った

◇国内男子◇~ジャンボ尾崎追悼大会~ ISPS HANDA 夏に爆発どれだけバーディ取れるんだトーナメント 最終日(23日)◇草津CC (群馬)◇6690yd(パー72)◇曇り(観衆2201人)

単独首位で迎えた最終18番(パー5)。ピン手前6mのバーディパットはカップの淵を伝って消え、力強くガッツポーズ。平本世中は外したキャップで顔を覆ったあと、プロ5年目での初優勝に涙をぬぐった。

かねて、優勝しても自分は泣かないと思っていた。「去年、結婚して。両親にもいつも応援してもらっている。一番最初に家族の顔が浮かんで、ちょっとグッときちゃいました」。涙の抱擁を交わした妻・未樹さんも「いつもクールで感情を表に出さないタイプ。彼の涙を初めて見た」という。昨年12月31日に入籍し、大切な人が加わった家族への感謝の思いが、涙となってあふれ出た。

2026年 ~ジャンボ尾崎追悼大会~ ISPS HANDA 夏に爆発どれだけバーディ取れるんだトーナメント 最終日 平本世中
ウィニングパットを決めて歓喜のガッツポーズ

プロ5年目での初優勝はイメージしていたよりも早く訪れた。「マネジメントよりも、どんどん攻めちゃう。その欲を抑えられるのは35歳くらいかなと思っていた。勢いで(優勝)できた感じです」。コースセッティングをシビアにせず、バーディ量産を促す大会コンセプトも、自身のプレースタイルにハマったのかもしれない。

強く優勝を意識して最終日に臨めたことも、成長を実感した部分だ。初めて首位で最終日を迎えた2023年「日本オープン」(最終結果は3位)では、「優勝できればいいし、トップ10に入れればいい」と、勝利への執念が欠けていたことを認める。「今日は、優勝を目指すマインドでスタートできたことに成長を感じる」。同じ最終組の比嘉一貴に2度追いつかれても、そのたびに引き離した。7バーディ、1ボギーの「66」。最終的に比嘉に2打差をつける通算32アンダーでゴールテープを切った。

2026年 ~ジャンボ尾崎追悼大会~ ISPS HANDA 夏に爆発どれだけバーディ取れるんだトーナメント 最終日 平本世中
海外ツアー挑戦への契機となるか

今週は尾崎将司さんの追悼大会として開催され、全ティイングエリアには初日から尾崎さんの肉声を用いた激励のAI音声が流された。最終日の1番では『優勝目指して逃げずに攻めるぞ! 優勝はするものだ』というメッセージ。「確かに優勝はするものだな、と勇気づけられた。いつもの自分と違う感覚だった」と、レジェンドの鼓舞も26歳の背中を後押しした。

これまで海外ツアー進出へ具体的なイメージは湧かなかったが「優勝で2年シードをもらったので、ちょっと考えようと思う」と話す。両親から“世界の中心で活躍できるように”との願いを込めて付けられた名前。この初タイトルが、世界へ羽ばたく足がかりとなるか。(群馬県草津町/塚田達也)

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