2026年 キャデラック選手権

「3試合でしっかりキープ」マスターズは出られなかったけど…久常涼の次のターゲット

2026年 キャデラック選手権 事前 久常涼
2週ぶりにPGAツアーに出場する

◇米国男子◇キャデラック選手権 事前情報(28日)◇トランプナショナルドラール ブルーモンスター(フロリダ州)◇7739yd(パー72)

少数精鋭による72ホール競技、シグニチャーイベント(昇格大会)は今季すでに5試合目を迎える。久常涼はツアー3年目の今季、ここまで全試合に出場。1試合だけだった昨年からステップアップを遂げた。

2年ぶりの「マスターズ」出場はならなかったが、2週後のメジャー第2戦「全米プロ」(5月14日開幕/ペンシルベニア州アロニミンクGC)参戦を決めている。一昨年は18位、昨年も4日間を戦った。「メジャーの中では相性がいい」と思える試合に3年続けて挑戦できる。

2026年 キャデラック選手権 事前 久常涼
メジャーを見据えた戦いにもなる

目下のターゲットのひとつが第3戦「全米オープン」(6月18日開幕/ニューヨーク州シネコックヒルズGC)の出場権獲得にある。6月8日(月)にオハイオ州で最終予選会に参加することを視野に入れつつ、5月18日付(または6月15日付)の世界ランキングで60位以内を確保すればフィールドに入れる。現在57位。「今、圏内にいる。ここ 3試合でしっかりキープしたい」と力強い。

2026年 キャデラック選手権 事前 久常涼
初体験のトランプナショナルドラール

昇格大会中心のスケジュールになり、トップ選手と争う場が増えたことで、結果的にはPGAツアー初優勝へのチャンスが遠のいたという見方もできる。「“平場”の試合よりはトップ20に入るのも間違いなく大変。この前のRBCヘリテージも初日にずっこけたら、その後に良いプレーをしても60位。ずっと良くないと、順位が上がらない」。2週前の大会は第1ラウンドで「75」をたたいて76位発進。次の日からアンダーパーを並べても、下位だった。それでも「ここにいなくちゃいけない」と思えるレベルで汗を流す。

2026年 キャデラック選手権 事前 久常涼 松山英樹
久常涼(左)は松山英樹と同じスケジュールで3連戦を戦う

10年ぶりのツアー開催となった 今大会の会場、トランプナショナルドラールの予備知識はない。最後に「WBCキャデラック選手権」が行われた2016年当時はまだ小学生。「マキロイが(怒って)アイアンを池に入れたのを見たくらい」と断片的な映像の記憶だけが残る。

開幕2日前は恒例になった松山英樹との練習ラウンドで状態をチェックした。ロングコースに「とりあえず飛距離が出ないと話にならない」と息を吐く。「(1Wで)310yd以上飛べば、コースが少し広くなるんですけど、僕はちょうどそこに届くか届かないかというところ。でも、1日で10ydは伸びないですからね。頑張ります」。エリートへの階段を一つひとつ上る。(フロリダ州ドラール/桂川洋一)

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