2026年 バルスパー選手権

「松山さんみたいな週末に」久常涼は“米ツアー自己最長”の連続予選通過中

2026年 バルスパー選手権 2日目 久常涼
9番の第1打で思わずクラブを離す久常涼(Sam Navarro/Getty Images)

◇米国男子◇バルスパー選手権 2日目(20日)◇イニスブルックリゾート コパーヘッドコース(フロリダ州)◇7352yd(パー71)

林から6Iでかき出した先のライは最悪に近かった。8mを沈めるバーディでバウンスバックした直後の後半10番、久常涼の3打目はグリーン左のバンカーから。左足は芝、右足は砂の上、ボールの15cm前はアゴという状況で、ウェッジでピンの左2mに寄せた。

パーパットを沈めてピンチをしのぎ、「1番手上げて(ロフト)56度できれいに打てた」と、スーパーセーブを生んだリカバリーの一打にうなずく。その後にさらにスコアを伸ばせていれば、最高のハイライトになるはずだった。

47位スタートから2バーディ、2ボギー「71」に終わった日の悔いは、4つあるパー5でのプレーに尽きる。バーディは前半5番だけ。後半11番は少し右に流れた1Wショットが「あんなに抜けていくと思わなかった」と木々の後ろまで到達し、レイアップを強いられパーに終わった。14番の第1打、今度はしっかり大きく右へ。「きょうはティショットがフェアウェイに行けば2オンを狙えたのに」と制御に苦しんだ。

最終18番もグリーンを狙えない左サイドからの2打目を余儀なくされボギー締め。「赤字(アンダーパー)で終われていたら、あと2日間で優勝争いまで持っていけると思っていた。残念です」と唇を噛んだ。

49位での決勝ラウンド進出となったが、1月の開幕第2戦「ザ・アメリカンエキスプレス」からこれで8試合続けて日曜日までプレーできる。全選手が72ホールを回る2月「AT&Tペブルビーチプロアマ」を除くと、7試合連続で予選カットの網を潜り抜けた。

昨年5月の「マートルビーチクラシック」から7月「ジョンディアクラシック」までの6試合連続を上回り、PGAツアーのキャリアでは最も長い期間、予選落ちしていない(公式スタッツでは予選落ちのない試合も含むため今回で8大会連続)。「予選を通るのは大事ですよね。今週は思ったよりも(調子が)良くなくても耐えられた」と安堵。そして、「週末に行ったら優勝争いまで持っていかないと。松山(英樹)さんみたいに」と続けた。

「松山さんはそれがすごいじゃないですか。予選ラウンドで苦しくても、通ったら絶対、優勝争いにちょこっとでも顔を出してくる」。前週の「ザ・プレーヤーズ選手権」も63位と低迷して迎えた最終日に、フィールドベストの「67」を、しれっとマークして27位フィニッシュ。次の試合にかかる経費分だか、ホワイトハウスまでの交通費分だかの賞金を、かっさらって帰路に着いた。

久常は「週末はそれを目指していきます」。下位とはいえ首位とは9打差。ガマン大会であることに変わりはない。(フロリダ州パームハーバー/桂川洋一)

この大会の画像をすべて見る

大会関連ページ

広告の後にも続きます

アクセスランキング

  • 総合
  • ツアー
  • レッスン
  • ギア情報

SPECIALコンテンツPR

特集記事PR

こちらもおすすめ

GDOサービス

GDOのサービス