「劇的に良くなった」ポイントとマスターズへの課題 松山英樹は最終日にフィールドベスト
◇米国男子◇ザ・プレーヤーズ選手権 最終日(15日)◇TPCソーグラス ザ・プレーヤーズ スタジアムコース(フロリダ州)◇7352yd(パー72)
第5のメジャーの日曜日にこれほど早くスタートしたのも珍しい。第3ラウンド終了時の63位は通算11回目の出場でワースト。松山英樹は逆境で意地を見せた。前週の「アーノルド・パーマー招待」から7ラウンド続いた70台のスコアに終止符を打つ「67」。フィールドベストスコアをマークし通算3アンダー27位で4日間を締めくくった。
スタート間際からエンジン全開だったとは言えない。バーディ発進した1番は1Wショットを左の林に打ち込んだ。スコアを伸ばすべき2番(パー5)は右ラフから2打目を打たされパー止まり。前日ダブルボギーにした4番を3オン2パットのボギーにした。
第1打から左ラフ、右のセミラフと渡り歩いた5番で、15m近いパーパットがカップに消えたのが「大きかった」という。「次のティショットを思い切ってできた」。5Wでフェアウェイをとらえた6番、1Wショットに成功した7番ともに3m以内のチャンスをアイアンで作り連続バーディ。反撃に転じた。
後半インはノーボギーでバーディが3つ。5Wでの2打目を左に曲げた11番(パー5)は、ラフからのアプローチで複雑な傾斜の上を転がして2mに寄せた。12番で2m強を沈めて2連続。「きのうまでと(調子は)あまり変わってないんですけど、ちょっと意識するところを変えただけで、劇的にアイアンショットが良くなった」と好感触をつかんだ。
14番は7mをカップ中央から流し込み6つ目のバーディを決めた。名物ホールの17番(パー3)を含め、上がり3ホールは5m以内のパットを立て続けに外してパーを並べた。「18番は良いパット。16と17はパンチが入った。伸ばして終わりたい欲が強く出過ぎましたね」。6バーディ、1ボギーのスコアには終盤の余裕も感じさせた。
2週のオフを経て4月2日(木)開幕の「バレロテキサスオープン」(テキサス州TPCサンアントニオ)に出場予定。例年通り、翌週のメジャー初戦「マスターズ」(ジョージア州オーガスタナショナルGC)2勝目に向けた最終調整の場にする。
「ドライバーを探さなくちゃいけない」と語気を強めた。4日間で3種類の1Wシャフトを使うなど、ティイングエリアで悔しがるシーンが見られた。フェアウェイキープ率は57.14%(32/54)で全体50位。「最後の方は低い球でどうにか“枠内”に入れたって感じです」と終わりにかけて弾道を懸命に操っていた。
レギュラーシーズンは早くも三分の一が終了した。「アイアンはすごく良い感じで打つことができて、久々に良いショットが打てたと思う。ドライバーに繋げていきたい」。4大メジャーの季節への準備はさらに熱を帯びる。(フロリダ州ポンテベドラビーチ/桂川洋一)