古江彩佳「今までで一番頭が疲れたかも」 百戦錬磨も“難グリーン&強風”に苦戦
◇日台女子ツアー共催◇台湾ホンハイレディース 最終日(15日)◇オリエントG&CC(台湾)◇6720yd(パー72)◇晴れ(観衆4490人)
2022年に「スコットランド女子オープン」、24年にはメジャー「アムンディ エビアン選手権」で勝った。国内女子ツアーはアマチュア時代から8勝した。世界でもまれ続けた古江彩佳が苦笑いで4日間を総括した。「グリーンが難しくて、風が吹いて、6時間を超えるラウンドもあって。今までの(ゴルフ人生で)一番頭が疲れたかも」。ハードな要素が一つだけなら幾度も経験してきたが難条件の“合わせ技”では“キャリアハイ”だった。
トップを5打差で追う最終日。「差が開いていたので、より強い風が吹くのを願っていたけど、今日の風はかわいかったですね」。3日目までと大違いの天気の中で「伸ばすしかない」と腹を括ったが「71」では届かなかった。
技術の高さと気持ちの強さは見せた。スタート1番(パー5)は2オン狙いのショットがグリーン右前バンカー左を転がり抜けてグリーンに向かう寸前で、置かれたレーキに「カツン!」と当たってバンカーへ。それでも、約30ydを3mにつけてバーディ発進を決めた。その後は12番までパーを続け、13番(パー3)で2個目のバーディ。14番で初ボギーを喫したが、反撃の機会をうかがい続けた。
3位フィニッシュに「上位で終われたことは良かった」というものの、もちろん満足していない。現在の課題の一つである「風の中でのショット」を模索するには、格好の4日間ではあったが「なかなか(自分の判断を)信じ切れず、怖がって打つと大きなミスが出る。信じ切ってやっていかなくちゃいけない」と言い、今後も修正や自信を深める経験を求める。
米女子ツアーを含むアジア4連戦を終えて、休むことなく3月19日開幕「フォーティネット ファウンダーズカップ」出場のため米カリフォルニア州シャロンハイツG&CCに向かう。「優勝を忘れているので。ちょっと遠ざかっているので、チャンスが来た時に勝ち切れるように頑張りたい」。前回優勝は2024年7月のメジャー「アムンディ エビアン選手権」。この日で約1年8カ月、609日が経った。19年にアマチュア優勝を飾った「富士通レディース」以降、最長ブランクは22年10月「富士通―」から「エビアン―」までの約1年9カ月、637日。嫌な記録を更新しないよう、待望の瞬間を追いかけていく。(台湾・桃園市/加藤裕一)