金谷拓実は“うれし泣きの地”で第5のメジャー初出場「出るだけでは意味がない」
◇米国男子◇ザ・プレーヤーズ選手権 事前(11日)◇TPCソーグラス ザ・プレーヤーズ スタジアムコース(フロリダ州)◇7352yd(パー72)
少し恥ずかしい思い出を指摘されて苦笑いした。金谷拓実は2024年の12月、最終予選会を3位で終え、トップ5に付与される翌年のPGAツアー出場権を獲得。分厚い扉を開き、うれし泣きしたシーンに多くの人は驚いた。「僕も泣くと思わなかった。早いですね。もう1年(以上)経った」
喜びの涙を流したのは“第5のメジャー”の会場でもある、ここTPCソーグラス。敷地内にかかる橋の向こうのダイズバレーコースで行われた予選会を経て、今年ついに隣接するスタジアムコースで「ザ・プレーヤーズ選手権」を戦える。開幕前日、恒例の初出場者のインタビューにも堂々と参加した。
ルーキーイヤーだった昨季、年間ポイントレース(フェデックスカップポイントランキング)でトップ100(99位)に滑り込み、年間の出場権を得て今大会の初参戦を決めた。「去年は出場できなくて悔しい思いをした。シード権を取れたことで、メジャー大会のようなフィールドでプレーできることが楽しみ」。少し前まで、テレビの中の世界だったアイランドグリーンの17番(パー3)にも立てる。
2月上旬に一時帰国し、再渡米後の「コグニザントクラシック」で今季ベストの17位フィニッシュ。前週の「プエルトリコオープン」では初日の「77」が響き、2日目に「69」と巻き返しても予選落ちした。「良かったり、悪かったりを繰り返しているが、日々少しでも成長できるようにやってきている。今週もそういう気持ちで良いプレーができるように。出るだけでは意味がない」と大会の規模が大きくなろうが、姿勢は変えない。
現段階で出場権のない4月のメジャー初戦「マスターズ」(ジョージア州オーガスタナショナルGC)前週の「バレロテキサスオープン」(テキサス州TPCサンアントニオ)までの6連戦に身を投じている。ポイントランクは102位と、シーズン序盤戦とはいえ一息つける立場ではない。
予選会時のダイズバレーコースとは季節も芝も違っても、「池が絡んで、良いポジションにしっかり打っていかないとスコアがすぐ悪くなるところは似ている」。最高難度の18ホールに丁寧に挑んでいく。(フロリダ州ポンテベドラビーチ/桂川洋一)