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クレイグ・パリー「ボール」事件

フォード選手権 最終日

劇的な優勝を遂げたクレイグ・パリーだが、出だしもかなりドラマチックだった。初日のスタートタイムに寝坊して遅刻しそうになった事件はすでに有名。スタート時間が7時54分だったのにも関わらず、起きたのが7時40分だったと優勝後のインタビューでクレイグ・パリー本人が語っていた。しかし語られていなかったもうひとつの事件がある。

慌ててティグラウンドに現われたクレイグ・パリー。1番のフェアウェイを歩いている最中に、キャディバッグにボールがたった3個しか入っていなかったことに気がついたという。ツアーのルール・オフィシャル、ジョン・ブランダルが許可を下し、パリーはカートでクラブハウスのロッカーまで戻り、ボールを取ってきたという。オフィシャルが下した許可はルール規定に基づいているため、問題はない。パリーの優勝はさまざまな強運の積み重ねで実現したといえよう。

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