2025年 WMフェニックスオープン

1打の壁の原因は何か 久常涼は予選落ちへ「“ポカ”をやってしまう」

2025年 WMフェニックスオープン 2日目 久常涼
出場2戦連続予選落ちに(Christian Petersen/Getty Images)

◇米国男子◇WMフェニックスオープン 2日目(7日)◇TPCスコッツデール スタジアムコース(アリゾナ州)◇7261yd(パー71)

一打の壁が高い。久常涼は2オーバー92位で迎えた第2ラウンドで「68」と巻き返しながら通算1アンダー、暫定79位で2試合連続の予選落ちが確実になった。昨年同様、本大会ではカットラインに 1ストローク届かなかった。

広告の後にも続きます
広告の後にも続きます

バーディ発進で勢いづける…と思いきや、序盤はバタバタだった。2mのチャンスを生かした直後の2番で、花道からのアプローチがピンを大きくオーバーしてボギー。3番(パー5)のバーディの後は、左サイドからウェッジショットに失敗し再びボギーにした。「2番は(アプローチが奥まで)滑っていって、4番は逆にアップヒルで(ピン手前で)止まるという…。どちらもパーパットが入った雰囲気はあったんですけどダメだった」

通算2オーバーで入った中盤は、しぶとくプレー。8番では左足下がりのラフからショートサイドのピンに寄せてパーを拾い歓声を浴びた。13番(パー5)はフェアウェイからの2打目を右サイドに曲げ大きくため息をついた後、7mを沈めてバーディ。さらに上がり4ホールで2バーディを奪い巻き返した。

「後半はまあまあ良いプレーができたんじゃないかと思う」だけに、「良いスタートをしたのにもったいない」と5バーディ、2ボギーのスコアカードに悔いが残る。

「苦しい展開で(予選を)通ったり、通らなかったりを繰り返している」。早く上位でプレーしたくて仕方がない。「カットライン(との戦い)で、テンションが高い中でのプレーはすごく良いんですけど、ちょっと(気持ちが)抜けたときに“ポカ”をやってしまう」。コースが難しいからこそ、選手レベルが高いからこそ、小さな判断ミスが命取りになる。

次戦は2週後の「メキシコオープンatヴィダンタ」(メキシコ・ビダンタバジャルタ)の予定。「この差ですよ。やっぱり上の選手との差がある」。ホールアウトから約3時間後。昼下がりのドライビングレンジの隅で球を打ち込む姿があった。(アリゾナ州スコッツデール/桂川洋一)

2025年 WMフェニックスオープン 2日目 久常涼 ハイライト
2025年 WMフェニックスオープン 2日目 久常涼 ハイライト
この動画は日本国内のみで視聴が可能です。US
この大会の画像をすべて見る
広告の後にも続きます
広告の後にも続きます
広告の後にも続きます

アクセスランキング

  • 総合
  • ツアー
  • レッスン
  • ギア情報

SPECIALコンテンツPR

こちらもおすすめ

GDOサービス

GDOのサービス