プロアマ戦の貢献にもひと安心 星野陸也は「良い緊張感」で納得のスタート
◇米国男子◇ザ・アメリカンエキスプレス 初日(16日)◇PGAウエスト スタジアムコース(7210yd)、ニクラス・トーナメントコース(7147yd)、ラ・キンタCC(7060yd/いずれもカリフォルニア州、パー72)
3コースをローテーションして予選ラウンドを行う今週は、プロ2人とアマチュア2人が同組でプレーをするプロアマ形式。2ホール目に入り、星野陸也は気付いた。「あれ? もしかしてアマチュアの人は自分とのベストボール方式? チーム戦なのかも…」。アマチュアのスコアは、タッグを組んだ選手と自身のどちらか良い方のスコアが採用されることをスタート後に知った。
ラ・キンタCCの10番から出たこの日は2連続バーディで発進し、7バーディ、2ボギーの「67」。5アンダー28位で初日を終え、「貢献できて良かった。(アマチュアの人が)すごく応援してくれる感じがあって、喜んでもらえて良かった。ちょっと良い緊張感」と胸をなでおろした。
初日トップ10入りした17人中7人がラ・キンタCCでプレーした選手だった。3コースのうち、例年伸ばし合いになるコース。9アンダーを出した選手もいるだけに、「もっとビッグスコアを出したかった」という悔しさはある。「でも、最低限は伸ばすことができたから初日のスコア的には良かったかな。先週と比べたらショットは良くなってきた」と結果を前向きに受け止めている。
ほかの2コースと比べてグリーンがやや平坦で総距離が最短のラ・キンタCCは「あまり攻めないように意識して」マネジメントを立てていたという。ティショットではフェアウェイキープを重視し、堅実にグリーンへ乗せるショットでのチャンスメークを心掛けた。
2日目はニクラス・トーナメントコースでプレーする。「あした、あさってはグリーンがロングアイアンだと止まらない硬さになっているかもしれない。気候と状況を見ながら攻め方を変えたい」と臨機応変に戦う。「今週はカットに打つ練習をしていて、それが結構重要になってくるのではないかなって。天候次第で耐えるゴルフも多くなってくる。あすからもしっかりマネジメントしていきたい」と意気込んだ。(カリフォルニア州ラ・キンタ/石井操)