蝉川泰果はパッティングでスコアを伸ばしたが反省も口に

◇米国男子◇ソニーオープンinハワイ 3日目（14日）◇ワイアラエCC（ハワイ州）◇7044yd（パー70）

蝉川泰果はカットラインを巡る争いを乗り越え、伸ばし合いが激しくなるムービングデーに突入。46位スタートから5バーディを奪ったが、2つのボギーを喫して「67」で終え、通算6アンダーは43位への浮上にとどまった。

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出だしの10番では、2打目をピン右手前1mにつけて勢いよくスタートを切った。15番ではピン右奥3mに乗せたが、下りラインから3パットのボギー。それでも直後の16番(パー3)でバーディを奪い返し、「(スコアを) 伸ばせばリーダーボードに名前がのるんじゃないかなと思いました」と攻めのプレーに徹した。

後半1番、2番でともに4mのバーディパットを沈めると、4番(パー3)では8.5mのロングパットがカップを“クルリ”と回ってバーディ。「しっかり打てていたかな」と、前日の5連続バーディで自信を取り戻したパッティングを武器に着々とスコアを伸ばした。

2022年「三井住友VISA太平洋マスターズ」以来の同組となった蝉川泰果（左）と中島啓太

終盤にかけてさらなるチャージを目論んだが、パーを並べたあとの7番(パー3)ではこの日2度目の3パットボギー。伸ばして締めたい505ydの9番（パー5）は、2打目をグリーン右奥に外して3オン2パットのパーに終わった。「バーディを狙いすぎていた。もう少し、一打一打に集中することが大事」と反省した。

ビッグスコアをマークした選手たちが上位に食い込む展開に対し、「自分がそうなりたかったですね」と伸ばしきれなかったプレーに悔しさをにじませる。「アンダーパーは良いと思うので、最終日もスコアを一つでも伸ばしていければなと思います」と気持ちを切り替え、残り18ホールに目を向けた。(ハワイ州ホノルル／石井操)