タイガーとミケルソン以外の優勝候補といわれる選手データ/マスターズ
<ジム・フューリック>
今年で11回目の出場となるジム・フューリックは世界ランキングで2位。硬いコンディションとなるとフューリックにもチャンスはあるが、自己最高の4位に入った98年と2003年はいずれも雨によりソフトなコンディションだった。
<アダム・スコット>
26歳のアダム・スコットは元々将来を嘱望された選手だが、今週ついにそのチャンスを迎えた。フェデックス・カップのことなど気にせずに、今こそメジャー初制覇を果たすべきだろう。
<アーニー・エルス>
過去13回出場し、2位が2回。しかし過去2年は、47位と27位タイ。アーニー・エルスは火曜日、かつての憧れの選手、ゲーリー・プレーヤーと一緒に回ったが、プレーヤーから“17番でかつてないほど良いプレーをしている、今年こそ最大のチャンス”と言われたそうだ。
<ヘンリック・ステンソン>
世界ランキング6位、ヨーロッパ勢として最高位。ニック・ファルドはステンソンが、今年の「マスターズ」でヨーロッパの選手として久々に優勝すると予想している。今年出場の5人のスウェーデン勢の中では一番かもしれないが、出場が2回目という経験の少なさが心配される。
<ビジェイ・シン>
過去5年間連続で8位以内のほか、2000年に優勝。ビジェイ・シンは44歳だが、二クラスは46歳で優勝している。今年2勝し、中尺パターを手にしたビジェイは間違いなく優勝争いに加わることだろう。
<ジェフ・オギルビー>
かつて「マスターズ」を見るために午前4時に起きていたという。それは彼の住むオーストラリアでは中継が始まる1時間前のことだ。そのメジャーに対する気持ちの現れか、2006年「全米オープン」で勝った後「全英オープン」で16位タイ、「全米プロゴルフ選手権」では9位タイに入った。そして、今年は7試合中3試合でトップ10という結果を残している。
<レティーフ・グーセン>
過去5年間2位、3位タイ、13位タイ、3位、3位と素晴らしい戦績を残すレティーフ・グーセン。パワーもあるグーセンだが、今の状態は決して良いとは言いきれない。
<パドレイグ・ハリントン>
過去7回出場し、トップ10が一度だけ。オークモントやカーヌスティといったコースの方がパドレイグ・ハリントンには合っているが、アメリカで2勝しているハリントンもそろそろメジャーで勝っても良い頃だ。
「マスターズ」で優勝を独占したトリオを見てみるとタイガー・ウッズ、フィル・ミケルソン、ビジェイ・シンの3人は、2000年からの7年であわせて6勝。アーノルド・パーマー、ジャック・二クラス、ゲーリー・プレーヤーは、60年からの7年間で7勝。タイガー、ミケルソン、ビジェイが3人そろってトップスリーに入ったことはないが、二クラスは65年にパーマーとプレーヤーに9打差で勝ち、55年はミドルコフが、ベン・ホーガンに7打差、サム・スニードに8打差で勝っている。