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2009年 全米プロゴルフ選手権
期間:08/13〜08/16 場所:ヘーゼルティン・ナショナルGC(ミネソタ州)

タイガー、初日首位の優勝確率は6分の4

5度目の全米プロ制覇を目指すタイガー・ウッズは午前8時35分にティオフ。初日、2日目のタイガーの同伴競技者はディフェンディングチャンピオンのP・ハリントン(アイルランド)と2002年に今回と同じ開催コースで初メジャーを獲得したR・ビーム。大会が開かれているミネソタ州チャスカは湿度が高めの晴天日となっていた。 タイガーがスタートした朝は21度だった気温は午後に28度まで上がり、風は北方向から穏やかに吹く程度の絶好のコンディションとなった。

10番ホールからスタートしたタイガーは12番、15番でバーディを奪い好調な滑り出しに成功。2アンダーでターンしたあとも2番、3番、7番でバーディを重ねて初日はノーボギーの5アンダーフィニッシュ。「67」は初日156人中のベストスコアとなり単独トーナメントリーダーに躍り出た。

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最初のバーディは初日一番難しいホールとなった12番ホール。残り213ヤードから狙った3番アイアンショットはピンから7メートルに寄せる事に成功。軽いスライスラインのバーディパットを決めた。15番のパー5はグリーンサイドからのバンカーショットを60cmにピタリと止めて楽々バーディ。18番と1番はナイスパーセーブとしてあと2番では7メートルの上りのパットを強いタッチで沈めてバーディ。続く3番のパー5では10メートルの長いフックラインを決めて今日4個目のバーディとする。 そして7番パー5では見事2オンに成功し2パットのバーディを奪い5アンダーとしてそのままのスコアで初日のプレーを終えた。

ラウンド後のインタビューでタイガーは余裕を感じさせる雰囲気で返答し、白い歯を見せて笑顔でジョークを交えて語った。初日の振り返りとしては「プレーがとても安定していてアイアンショットが良かった」と分析していた。またコース設定(ティーの位置、ピンの位置)があまり厳しくなかったということで積極的に攻めるケースも多かったと話した。 オリンピック委員会が2016年夏季五輪に追加する競技の候補にゴルフと7人制ラグビーが選んだというニュースに対しタイガーは「ラクビー代表選手になりたいんだ!」という冗談で返答したあと真面目なモードで「ゴルフにとって素晴らしいニュースだと思う。我々のスポーツはグローバルスポーツだし、世界中でプレーされている。10月か11月に正式発表されることを望む」と語った。

2日目、タイガー・ウッズは午後1時45分にスタートする。 明日も初日と同じようにボギーなしでプレーできれば理想だが難しい一日になる要素が高い。まず明日は午後に風が強くなるという予報がある。そして風の影響でグリーンの表面が少し硬くなりスピードも速くなるだろう。なんといっても一番の強敵はポアアヌア芝だ。グリーンの芝はペンクロス クリーピング ベント芝とポアアヌア芝のミックスとなっているが、午後になると表面が少しデコボコなエリアが出てきてボールの転がりに影響すると多くの選手が語っている。タイガーが嫌うスムースにボールが転がらずに弾んでしまう事もうまく予想してパーセーブを続けることができるかどうか?に注目してみたい。

初日に単独トップになったタイガー・ウッズの過去データを調べてみるとメジャー競技で初日トップになったのは過去6回ありこのうち4回は優勝し2度優勝を逃している。 ボギーなしのラウンドは過去に4回記録している。 2000年の全米オープン(2回)と同年の全英オープン(2回)は両方とも圧倒的な強さで優勝を果たしている。

★ラウンド データ
・スコア: 67(33-34) 5アンダー
・フェアウエーキープ率: 85.71% (14ホール中 12ホール)
・パーオン率: 83.33% (18ホール中 15ホール)
・合計パット数: 29パット
・バーディ: 5ホール
・パー: 13ホール
・ボギー: なし

・パー3: 通算イーブンパー
・パー4: 通算2アンダー
・パー5: 通算3アンダー

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