マスターズを制した松山英樹(提供：Augusta National Golf Club)

政府は27日、男子プロゴルファー松山英樹に内閣総理大臣顕彰を授与することを閣議決定した。松山は4月の海外メジャー「マスターズ」を日本人として初めて制した。

加藤勝信・内閣官房長官は定例記者会見で「日頃の弛みない精進によって日本人初のマスターズトーナメントで優勝を成し遂げ、我が国のスポーツの振興に貢献しました。スポーツを通じて、東日本大震災の被災地をはじめ、全ての国民に努力の大切さを伝え、夢と希望を与えた功績は誠に顕著である」と理由を説明した。

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また、東北福祉大在学中の2011年同大会でローアマを獲得したことにも触れ、「被災地から受けた応援を背に、日本人初のアマチュア最高順位を獲得し、以降恩返しとして被災地の復興にも取り組んできた。10年の節目にあたる今年、被災地に大きな勇気を与えた」と話した。

内閣総理大臣顕彰は国家、社会に貢献し顕著な功績のあったものについてこれを顕彰することを目的とする。ゴルフ界では米女子ツアーでアメリカ人以外で初めて賞金女王に輝いた岡本綾子に続く2人目。顕彰式は30日に総理官邸で行われる。