2015年 黒人初のPGAツアーメンバー、C.シフォード氏が死去

ホワイトハウスでバラク・オバマ米大統領から大統領自由勲章を授与された（PGA TOUR）

黒人初の米ツアーメンバーとして知られるチャーリー・シフォード氏がオハイオ州の病院で息を引き取った。92歳だった。

1922年6月2日にノースカロライナ州シャーロットで生まれ、生活の糧として働いていたキャディの仕事でゴルフのスキルを磨いた。ツアーに初出場したのは1952年「フェニックスオープン」。61年に白人のみに与えられていた入会資格が撤廃され、メンバーとなってツアー通算2勝を飾った。現役時代は嫌がらせや脅迫など身の危険に悩まされつづけた。

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米シニアツアーでも75年「全米プロシニア選手権」を含む2勝を挙げ、2004年に黒人選手として初めて世界ゴルフ殿堂入り。2014年にはバラク・オバマ米大統領（当時）から文民最高位の「大統領自由勲章」を授与された。

訃報を耳にしたタイガー・ウッズはツアー会場で「本当につらい。彼はずっと僕のおじいちゃんのような存在だった。彼が戦ってくれなければ、僕はここにいない。父がゴルフを教えてくれることもなかっただろう」と悲しんだ。

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