初挑戦の米ツアーは予選通過して67位。ここからがスタートだ

◇米国男子◇ソニーオープン in ハワイ 最終日（17日）◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)

木下稜介は上がり3ホール連続バーディでこの日1アンダー「69」。「今後につながる終わり方ができた」と、通算6アンダーの67位で初挑戦の米ツアーを締めくくった。

＜＜　下に続く　＞＞

「アイアンはこっちでもやれる手応えを感じたので、ショートゲーム、パッティングの精度を上げられれば、また帰って来られる」という。今回、苦戦したのは硬い地面だ。「ソールの広いウェッジを持ってきたけど、深いラフだと抜けが悪くて全部ショート。フェアウェイからだと跳ねちゃって逆に全部オーバーが多かった。技術も足りないけど、ウェッジの種類も何種類か必要になる。全英はもっと硬いと思うので…」

昨年、出場権をつかんだ「全英オープン」は、1年延期されて出場権も維持されている。「それにピークを合わせてやってきたけど、伸びたことでソニーオープンにも出られたし良かった。全英までにまず国内で優勝したいです」と、7月のロイヤルセントジョージズは引き続き、北極星のように道しるべとして輝いている。

「壁は非常に高いけど、越えられないことはないと思う。もっとレベルアップして、また挑戦したいです」と29歳の米ツアー初挑戦を総括した。（ハワイ州ホノルル／今岡涼太）