昨年からの連勝記録が「5」で途絶えたT.ウッズ（David Cannon/Getty Images）

世界ゴルフ選手権「WGC CA選手権」で、優勝を遂げたジェフ・オギルビーに2打及ばず、5位で終えたタイガー・ウッズ。今季は出場したPGAツアーで3戦3勝、昨年からの出場試合連勝数を「5」としていたタイガーだったが、自身が昨年にマークした7連勝を前に、記録は途絶えてしまった。

通算勝利数は「64」のままで、ベン・ホーガンと並び3位タイは変わらず。現在タイガーが挑んでいる次なるターゲットは、通算73勝を誇るジャック・ニクラスだ。タイガーが勝利数を伸ばす次の対象トーナメントは、4月10日（木）に開催されるゴルフの祭典「マスターズ」。タイガーは過去に4勝を挙げており、この大舞台でさらに通算勝利数を上乗せする可能性は十分だ。また、メジャー通算勝利数は現在13勝で単独2位。1位はニクラスで18勝と、ここでもニクラスが厚い壁となって立ちはだかっている。

今の時代に生まれ、タイガーと同じ世代でプレーしているゴルファーは嘆くべきか、誇るべきか。今やタイガーがトーナメントに出場すれば、争う相手はプレーヤーではなく、目に見えない偉大な先人たちが築いた記録となっている。