強風の中でのラウンドは「楽しかった」。新たな経験に充実の表情を見せた森田理香子

「全英リコー女子オープン」2日目の森田理香子は、11時15分のティオフ。風が強く吹き始め、コースの難易度が増していく中、森田が感じていたのは意外にも“楽しさ”だった。

「ここに来たからには覚悟していました。こっちに来て、初めての風の中でのラウンド。楽しく回れましたね」。

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7番でバーディを先行させたが、8番からの4ホールで3ボギー。16番もボギーとし、この日「75」、通算1オーバーで2日目を終える。ホールアウト時点では予選通過も危うかったが、森田の表情は明るかった。

「スイングとか、狙いとか、パッティングとか、色々勉強になりました。2段グリーンの下からのロングパットとか、日本にない経験が出来たのも楽しかった。この経験を生かしていかないといけないですね」。

先を見据え、新たな境地を経験できた喜び。終盤、この日一番難易度の高かった17番では、2打目を5Wで見事にピンそばまで運んで、パーを拾った。

時間が経つにつれ、徐々に順位は上がって、森田の予選通過は確定した。「この風の中、怖かったりして、スイングで上手く振り切れない自分がいた」。今日見つけた課題に取り組める週末は、なにより貴重な財産だ。（英国セントアンドリュース／今岡涼太）